【データ】Aria Pro II 714-AE200 パーツ類の仕様をチェック!

2021年9月29日ギター,パーツ,Aria Pro II,AE -Aria Evergreen-,714-AE200

👆 ARIAPROII ( アリアプロツー ) / 714-AE200 Lavender

714-AE200 の搭載パーツが知りたい!

前回Aria Pro II 714-AE200 LVについて、ルックス、演奏性、サウンド、オリジナリティをレビューしました。今回は714-AE200 LVを細かく分解し、各パーツ毎に仕様を実測データを交えて紹介していきましょう。まずは『出荷時の仕様』を掲載し、続いて大まかな部位ごとにカテゴライズしています。『ピックアップアッセンブリー』『ネック』『ボディ』の項目毎に、各搭載パーツのスペックを見ていきましょう。

714-AE200の出荷時の仕様

715-AE200 出荷時弦高
・弦:.009-.042
・弦高:1弦側1.5mm ~ 6弦側2.1mm
・ブリッジフローティング:あり
・PUマウント:全て水平かつ同じ高さ
※トップがピックガードから3mm

・キャビネット:ノイズ処理無し
・ワイヤー類:全てビニール被覆の撚り線

714-AE200 ノイズレベル測定

714-AE200のノイズレベル
※測定環境
 ・本体-アンプ間シールド:Aria Pro II / ASG-10SP (10ft/3m, S/S)
 ・アンプ-DI間パッチケーブル:PROVIDENCE / P203 L/L 0.3m
 ・DI-インターフェース間マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P
 ・アンプ:VOX / MV50 CR ROCK
(GAIN:MAX,TONE:12時,VOLUME9時,LINE/PHONES接続)
 ・​DI:CLASSIC PRO / CDI-1P (INST)
 ・​インターフェース:YAMAHA / AG03
(CH1,LEVEL:標準ライン,GAIN:5,全エフェクト無し,INPUT MIX)

714-AE200 ピックアップアッセンブリー

714-AE200のピックアップアッセンブリー裏側
※周波数特性測定環境
・本体-DI間シールド:Aria Pro II / ASG-10SP (10ft/3m, S/S)
・DI-インターフェース間マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P
・DI:CLASSIC PRO / CDI-1P (INST)
・インターフェース:YAMAHA / AG03
(CH1,LEVEL:標準ライン,GAIN:5,全エフェクト無し,INPUT MIX) ノーマライズエフェクト使用)

リアピックアップ

714-AE200リアピックアップ周波数特性
・モデル:CPH-1 “Classic Power” (Alnico-5)
・直流抵抗値:14.65kΩ/7.13kΩ(タップ時)
・ワイヤー:4芯シールド線
・ポールピース:フラット / マイナス
・ポールピースピッチ:10.2mm

ローからミッドに周波数特性が集中していることが、計測結果からも明らかになりました。“DIMARZIOのDP100 SUPER DISTORTIONの磁石をアルニコにして、高域を少し削ったようなサウンド……”といったところでしょうか。ただし重低音は稼げないため、ミッド寄りの音作りが肝となるでしょう。

👆 DIMARZIO ( ディマジオ ) / DP100 Black&Cream SUPER DISTORTION

センターピックアップ

714-AE200センターピックアップ周波数特性
・モデル:OS-5 (Alnico-5)
・直流抵抗値:5.72kΩ
・ワイヤー:ビニール被覆の撚り線
・ポールピース:スタッガード
・ポールピースピッチ:10mm

センターとフロントは同一のピックアップを採用で、マウントポジションによる音の差異しかありません。初めて演奏した際も好印象なサウンドでしたが、数値からも非常にムラの少ないナイスな周波数特性である事がわかりました。エントリークラスのピックアップで、ここまで良質な特性を計測したのは驚きです。ポールピースピッチが10mmと、DIMARZIOやSEYMOUR DUNCANの標準よりやや狭い設計となっています。

フロントピックアップ

714-AE200フロントピックアップ周波数特性
・モデル:OS-5 (Alnico-5)
・直流抵抗値:5.70kΩ
・ワイヤー:ビニール被覆の撚り線
・ポールピース:スタッガード
・ポールピースピッチ:10mm

ポット&スイッチ

714-AE200 ポット&スイッチ配線状態
・スイッチ:ALP-5W(5wayセレクター)
・ボリューム:500KΩ 
・トーン:500KΩ/プッシュ-プル 
※いずれもカーブ特性明記無し

・コンデンサの種類:ポリエステルフィルム 
・コンデンサの耐電圧:100V 
・コンデンサの静電容量:0.022μF 
・コンデンサの静電容量誤差:±10% 

アウトプット

714-AE200 アウトプットジャック
・カバー:舟形(クローム) 
・ジャック:モノラルジャック

ピックガード

714-AE200 専用ピックガード
・形状:専用タイプ10点止め 
・プライ:3(表からパール/黒/白) 
・PUレイアウト:S-S-H 

※リアは6弦側ダイレクトマウント仕様 

管理人は90年代にFullertonを使用していたのですが、やはりこのデザインは最高ですね。破損したら自作するしかない(過去に3敗)ので、取り外す際は大切に扱う事を推奨します。

ノブ

714-AE200 ノブ
・形状:ハットタイプ(1V1T) 
・カラー:ホワイト 
※レバースイッチノブ 

・形状:STタイプ 
・カラー:ホワイト

714-AE200 ネックパーツ

ネックは本体だけでなく、ペグ、ストリングリテイナー、ジョイント機構のパーツが搭載されています。

ネック本体

714-AE200ネック全体画像
・ネック材:メイプル 
・指板材:ローズウッド 
・重量:558.0g 
・フレット:ミディアムジャンボ 
・フレット数:22 

・ヘッドシェイプ:RSストレートヘッド
・ペグ穴:10mm 
・スケール:648mmレギュラー 
・ナット:プラスチック(ユリア樹脂?) 
・ナット厚:3mm 
・ナット幅:42mm 
714-AE200 ネックエンド裏側
・ネックエンドのヒール幅:56.8mm 
・指板のつばの長さ:9mm 
・ロッド:バー調整タイプ 

(六角レンチではなく専用のバーを使用)

塗装の薄いサテン仕上げで558gとあり、平均よりも若干重量感のあるネックです。ロッドの構造が特殊で、六角レンチではなく付属の専用バーを使用して調整を行います。ネックを取り外さずに調整が可能な上、調整用のダイヤルに無数の穴が開いているため細やかな調整にも対応です。

ペグ

714-AE200ペグ
・タイプ:ロトマチック 
・カラー:クローム 
・取り付け部直最大径:9.9mm 
・ねじ穴位置:斜め45度 
・総重量:174.9g(止めねじ無し) 
・ギア比:1:14(推定) 

ストリングリテイナー

714-AE200 ストリングリテイナー
・形状:カモメ型×2 
・カラー:クローム 

※スペーサー2種 

ジョイント機構

714-AE200 ジョイント機構
・方式:ジョイントブッシュ×4

※全て同サイズ・同ねじ使用 

714-AE200 ボディパーツ

ボディは本体以外に、ブリッジ、ストラップピン、バックパネルを搭載です。

ボディ本体

714-AE200 ボディ(部品無し)
・材質:ポプラ 
・重量:1,846g 
・ボティ厚:45.8mm 
・ネックポケット幅:56.2~56.7mm 
・ネックポケット深さ:18mm 

・トップ:フレイムメイプルラミネート 
・塗装:ポリエステル(クリア) 
・キャビティ:リアがハムザグリ 
センター~フロントがフリースタイル 
弁当箱スタイルに近いが微妙に異なる 
・アウトプットキャビティ:舟形リバース 
・誘電塗料の塗布:無し 

ボディは標準的なストラトスタイルの45mmよりも、トップのフレイムメイプルの分だけ気持ち厚手となっています。ネックポケット部には専用ネックに対応し、ロッドを調整するために必要なスペースが設けられていました。エントリー機にはありがちの『キャビティ内の木くず』はほとんど無く、コンパウンドの残留物も見当たりません。キャビティ内部は多少ザラザラしている箇所があるものの、裏面のトレモロパネル部など人の手が触れる個所は綺麗に整えられています。

ブリッジ

714-AE200 ブリッジWilkinson WOV06
・モデル:Wilkinson WOV06 
・カラー:クローム 
取付方式:2点支持 
・スタッドピッチ:56mm 
・ストリングピッチ:11.0mm 
・重量:303.5g(本体のみ) 

・サドル形状:ブロックタイプ 
・サドル材質:スチール 
・ドルカラー:サテンシルバー 

※スタッドピッチよりも弦間が若干狭い 
714-AE200 ブリッジ真横画像
・トレモロブロック厚:12.5~13.0mm 
・トレモロブロック高:40.7mm 
・トレモロブロック材質:亜鉛ダイキャスト 

エントリー機種は薄手のトレモロブロックのが採用される事が多いですが、本機はビッグブロックを搭載です。つくりも堅牢でしっかりしており、サウンド面でも良質なサスティーンを生み出しています。さすがにブロックの材質は亜鉛ダイキャストでしたが、それでも『ブリッジが音の短所』になることはありません。ギターいじりの際にありがちとなる、『ブリッジ丸ごと交換したい病』が本機では発症せずに済むはずです。

トレモロアーム

714-AE200 トレモロアーム
・取付:差し込み式(非ねじ)
・アーム直径:4.9mm 
・アームカラー:クローム 
・キャップカラー:ホワイト

トレモロスタッド

714-AE200 トレモロスタッド
・材質:スチール 
・カラー:クローム 
・適合ねじ:M7 

スプリング

714-AE200 スプリング類
・スプリング本数:3 
・スプリング材質:スチール
・ハンガー材質:スチール 

ストラップピン

714-AE200 ストラップピン
・形状:フェンダー系ヴィンテージタイプ 
・カラー:ニッケル 
・フェルトカラー:黒

バックパネル

714-AE200 バックパネル
・形状:AE専用6点止め 
・プライ:3(表からパール/黒/白)

その他ねじ類

714-AE200 ねじ類
・ピックガード&ジャック止めねじ×12 
・バックパネル止めねじ×6 
・ペグ止めねじ×6 

以上、714-AE200 LVに搭載の全パーツをリストアップしました。特殊な規格のパーツが多いものの、まだまだ伸びしろを感じるパーツ構成ですね。かなり『いじり甲斐』があるため、次回はこれらのデータを踏まえて改造に最適なパーツを考察していきます。

Aria Guitars 公式ホームページ

Aria ロゴ

http://www.ariaguitars.com/jp/index.html

AE -Aria Evergreen-

http://www.ariaguitars.com/jp/items/electric-guitars/ae/

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