サドル形状 による音質とサスティーンの変化を調べたよ💖

2021年7月18日パーツ,ブリッジ,サドル,プレスサドル,ブロックサドル,ローラーサドル



サドル形状 による音質とサスティーンの変化を調べたよ サムネイル

👆 5種の サドル形状 をまとめて弾き比べ!

目次

サドル形状 で音や音伸びって変わるの?

ギターブリッジにおいて、同じタイプのブリッジでもサドル形状は様々です。例えばトレモロブリッジは、プレスやブロックタイプのサドルが採用されます。更にブロックタイプでも形状が複数あり、メーカー毎に特色が出やすいパーツです。FENDERのように年式で異なる場合もあるなど、調べると中々奥が深かかったりします。

ギターローラーストリング ブリッジサドル ローラーサドル ギターパーツ 全2色 - シルバー

サドルは形状によって重量が異なるため、音質や音伸びに影響を及ぼす場合も多いです。またローラーサドルなど、構造的に『隙間』が多いタイプは倍音が大きく変化します。そこで今回は形状の異なる複数のサドルを用意し、音の違いを計測してみました。サドル毎に音質とサスティーンの変化を調べたので、部品選定の参考になれば幸いです。

サドル形状 による音質計測方法

計測に用意したサドル5種は、全て弦間ピッチ10.5mm用の幅10mmタイプとなっています。取付け時に弦高は同じになるように調整し、ピック、使用弦、チューニングは共通です。計測方法はシンプルに、複数のサドルを同一のギターに搭載して周波数特性を調べます。

サドル形状 による音質とサスティーンの変化5種

【ギター→シールド→DI→マイクケーブル→AIF→PC】

接続順は上記の通りとし、使用ギターやDI、インターフェースの設定も全て共通です。ケーブル類は汎用品のみ使用し、 可能な限り音に手を加えておりません。純粋にサドルによる音の差異が分かるように、最適と思われる環境を構築しました。

サドル形状 によるサスティーン計測方法

サスティーンの計測はシンプルに、開放弦側のEコードを鳴らします。ストロークは1回とし、アタックから入力レベルが0になるまでの時間を計測です。AIFの設定で音伸びは変化するため、結果は秒ではなくパーセンテージを採用します。音伸び最短のサドルを基準の0とし、他のサドルは何%音が伸びるかを記載しました。

計測に使用した機材一覧

ギター:Acepro AE-204 テレキャスタータイプ(未改造)
シールド:Aria Pro II / JG-10X (10ft/3m, S/S)×1
マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P×1
DI:CLASSIC PRO / CDI-2P (INST)  
インターフェース:YAMAHA / AG03   
(CH1,LEVEL:標準ライン,GAIN:3.5,全エフェクト無し,INPUT MIX)

計測に使用したギターのレビュー記事

表の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz 
橙線:400Hz,800Hz 
黄線:2000Hz,3000Hz,6000Hz

1.FENDER プレスサドル

FENDER プレスサドル

FENDER Standard Strat Big Blockに搭載の、10.5mmピッチ用プレスサドルです。ヴィンテージ系トレモロブリッジの定番で、多くのメーカーで採用されています。計測したサドルの中では最軽量となっており、当然ながら体積も最小です。

FENDER プレスサドル サドル形状 による周波数特性

出力も同じく最小ですが周波数特性にムラが無く、音のバランス感に秀でています。雑味の少ない低音域と適度に煌びやかな高音域を備えるため、トーンがクリアですね。軽量故にサスティーンは最短ですが、その分ボディの特性が色濃く浮き出ています。

FENDER プレスサドル サイド

トーンチャート

出 力:6 / 低音域:6 / 中音域:6 / 高音域:6

サスティーン比

0(計測中最小)

2.72年ストラト型カレントサドル

72年ストラト型カレントサドル

72年モデルのストラトキャスターに採用される、プレスに近い形状のサドルです。体積がプレスサドルより大きくなっており、重量も倍近くアップしています。

72年ストラト型カレントサドル サドル形状 による周波数特性

出力はプレスサドルより+1dB程高く、低音域と高音域がかなり増幅傾向です。反して中音域はほぼプレスと同等なので、ドンシャリ気味の音に変化します。

72年ストラト型カレントサドル サイド

トーンチャート

出 力:7 / 低音域:7 / 中音域:6 / 高音域:9

サスティーン比

+15%

3.アメスタ型ブロックサドル

アメスタ型ブロックサドル

86年以降のFENDERアメリカンスタンダードに近い、ブロックタイプのサドルです。ただしオクターブネジは中央にある、エントリー機御用達の仕様となっています。

アメスタ型ブロックサドル サドル形状 による周波数特性

出力は72年型とほぼ同じでプレスより+1dB高く、低音域が大幅に増強です。高音域の伸びは控えめで、サスティーンは72年型より僅かに長くなります。

アメスタ型ブロックサドル サイド

トーンチャート

出 力:7 / 低音域:9 / 中音域:6 / 高音域:5

サスティーン比

+16%

4.GOTOH型ブロックサドル

GOTOH型ブロックサドル

GOTOHのBSオプションブリッジに近い、2と3の中間形状のサドルです。重量も2と3の中間程度となっており、こちらもエントリー機で良くみかけます。

GOTOH型ブロックサドル サドル形状 による周波数特性

出力はプレスサドルとほぼ同等で、外観に反して低音域が控えめです。高音域はプレスサドルより幾分煌びやかで、音伸びは2と3より短めでした。

GOTOH型ブロックサドル サイド

トーンチャート

出 力:6 / 低音域:5 / 中音域:6 / 高音域:7

サスティーン比

+13%

5.ローラーサドル

ローラーサドル

Amazonで購入したノーブランド品で、ブラスローラーが搭載されています。ローラーサドルは音伸びが短いため、サドルの大型化で補正されている模様です。

ローラーサドル サドル形状 による周波数特性

低音域はかなりスカスカで、計測したサドル内では最も音が軽くなります。ハイ上がりな特性が目立ちますが、サスティーンは程々に良好でした。

ローラーサドル サイド

トーンチャート

出 力:6 / 低音域:4 / 中音域:7 / 高音域:8

サスティーン比

+14%

🏃💨早速 サドル形状 にこだわってみる💖


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