【 古い弦 音 】弦が古くなると音がどれくらい劣化するか教えてアゲル💖

2021年6月12日Aria Pro II,PLAYTECH,ERNIE BALL,ギター弦

古い弦 音

👆 ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) / Super Slinky #2223

目次

弦は劣化するとどのくらい音質が下がるの? 古い弦 音

エレキギターの弦は消耗品とはいえ、交換頻度は人によりまちまちです。予め期限を決めて定期的に交換する人もいれば、切れるまで粘る人もいます。しかし切れないからといって、使用期間が長くなり過ぎると音質の低下が否めません。弦は使用に伴い伸びる性質があるため、どうしてもテンションが弱くなるのです。

エレキギター弦

テンションが弱くなるとアタックも低下し、結果的にハリの無い音に変化していきます。これはひとえに、弦のテンションの低下が周波数帯域の変化に繋がるという事です。アンプで音色を調整するのと同じく、弦は使用頻度でトーンそのものが変化していきます。弦を使い過ぎて音が悪くなったと感じる事は、多くのギタリストが経験しているハズです。

エレキギター弦

ですが弦の劣化がどの程度音質低下に繋がるのか、把握出来ている人は少ないと思います。そこで今回は3種の定番弦を長期間使い込み、可能な限り弦をビロビロにしてみました。弦交換前後にライン録音を実施し、周波数特性の変化を調べれば音質低下が一目瞭然です。果たして劣化した弦の音色は、新品の性能と比較してどのぐらい低下しているのでしょうか。

じっくり丹念に3か月間使い込んだ弦を使い、ザックリと検証していきます!

周波数特性の調べ方 古い弦 音

それぞれに異なるギター弦を装着した、3台のエレキギターを用意しました。そして全てのギターの弦が切れないよう、3か月間毎日各15分以上演奏練習に使用です。3か月経過した後に、DI直結でクリーントーンの周波数特性を解析しています。

弦を交換した後はチューニングが安定するまで、一定時間弾き込みです。チューニングが安定してきたら、同じ機材環境のままで再度周波数特性を解析します。使用するピックやケーブルは普及品限定で、家庭内練習時と同等の環境を構築です。弦交換による差異だけが分かるよう、最適と思われる録音環境を整えました。

使用したギター弦 古い弦 音

ギター弦は定番の王道弦を1種、低価格帯の人気ギター弦を2種用意しています。いずれもセールスランキングでは頻繁に上位で見かける、お馴染みの弦ばかりです。初心者から上級者まで、年齢を問わず使用者が多いと思われる弦を選びました。

ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) / Super Slinky #2223

Super Slinky #2223 (スーパー・スリンキー)は、ERNIEBALL(アーニーボール)を代表するエレキギター弦Electric Slinkyシリーズのスーパー・ライト・ゲージ通称09-42。世界中のトップ・ギタリストから圧倒的な支持を得ている、癖がなくバランスのとれたサウンドが特徴。ジャンルレスで使用できる大定番弦です。

引用:ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) Super Slinky #2223 サウンドハウス

ARIAPROII ( アリアプロツー ) / AGS-803XL

ハイクオリティな弦をスーパー・バリュー・プライスで実現したアリアプロIIブランド弦。お得な3セットパックです! ■エキストラライトゲージ ■.009、.011、.016、.024、.032、.042

引用:ARIAPROII ( アリアプロツー ) AGS-803XL サウンドハウス

PLAYTECH ( プレイテック ) / EGS-0942 エレキギター弦

衝撃的なプライスのPLAYTECHエレキギター弦!スタンダードなニッケルラウンドワウンドを採用し、ナチュラルな手触りとピュアなサウンドを実現。EGS-0942は、チョーキングや押弦のしやすい弦の太さ09-42のSuper Lightゲージ。そしてこの価格でなんとPLAYTECHロゴ入りピック付き!お買い得です!

引用:PLAYTECH ( プレイテック ) EGS-0942 エレキギター弦 サウンドハウス

Super Slinky #2223 弦交換前後の周波数特性

使用を始めて2,3日間は、倍音の響きのギラつきが強めとなっています。倍音が落ち着いてくると全体のバランスが良くなり、安定した使用感を維持です。体感では3週間程度までは、ほとんど音色の劣化を感じる事なく使用出来ました。

弦交換前
Super Slinky #2223 弦交換前 周波数特性 古い弦 音
弦交換後
Super Slinky #2223 弦交換後 周波数特性

以降は徐々に高音域が伸びなくなり、中音域、低音域と弱くなっていきます。3か月後には出力が3db程度低下し、周波数特性も余すところなく劣化です。特に高音域の音質低下は顕著で、中音域もパワーが全く無くなっています。検証した弦の中では最も高額ですが、初期値が高い分劣化が目立つ印象でした。

AGS-803XL 弦交換前後の周波数特性

AGS-803XL 古い弦
使用に伴い弦が黒く変色

上記#2223と似た特性を持つ弦ですが、使用に伴う変化があまり感じられません。弦交換から1か月程度の間は、ほとんど同じような音色と使用感を保ちました。ただし弦表面のクスミが顕著となり、ところどころ弦が変色しています。弦そのものはタフですが、金属の表面加工が少し弱い感じでしょうか。

弦交換前
AGS-803XL 弦交換前 周波数特性 古い弦 音
弦交換後
AGS-803XL 弦交換後 周波数特性

周波数特性の面でも変化が少なく、中音域は微動だにしない解析結果です。高音域や超高音域は劣化が見られ、倍音もかなり大人しく変化しています。低音域はやんわり低下しており、聴覚的にもサスティーンの音圧が少し弱めです。

……とはいえ、3か月でこの程度の劣化は特筆すべき点と言えるでしょう。価格帯を考慮するとスバラシイ!

EGS-0942 弦交換前後の周波数特性

EGS-0942 古い弦
4,5弦19F付近に若干錆発生

使用した弦の中で、最も分かりやすい使用感の変化が現れました。1か月程は良好なサウンドでしたが、2か月目からガクっと高音域が低下です。5弦側ハイフレット付近も錆び始め、日ごとにテンションが緩々に変化していきます。2か月半頃に弦が伸びきった感が出てしまい、中音域のコシも失われていきました。

弦交換前
EGS-0942 弦交換前 周波数特性 古い弦 音
弦交換後
EGS-0942 弦交換後 周波数特性

波形を見ると中音域の劣化が一番目立ち、出力も2db以上低下している模様です。意外な事に、重低音の周波数帯域だけは交換前の方が上回っています。弦が伸び切った事により、振幅が通常より大きくなったらかもしれません。とは言え全体的には劣化が著しく、低音域目当てに使い続けるのは考え物です。

まとめ

  • 弦の劣化は銘柄ごとに特色がある(徐々に劣化or急激に劣化)
  • 使用期間が長くなると基本的に高音域が弱くなる
  • ギターサウンドで最もおいしい500Hz~1kHz付近も弱くなる
  • クスミや錆、テンションの低下など使用感は必ず悪化する

弦のブランドにより、劣化の仕方にかなりバラつきがありました。徐々に音色が悪くなるタイプもあれば、一気に性能が低下するタイプもあります。総じて高音域は劣化しやすく、続いて中音域も元気が無くなるといった感じですね。ギターサウンドのキモとも言える、500Hz~1kHzの劣化が致命的となっています。

テンションの低下も厳しいものがあり、弦高が低めの場合は注意が必要です。音の劣化は弦表面の劣化と前後するため、弦表面に変化が出たら交換時となります。クスミや錆、変色が発生したら、なるべく早期に弦を交換した方が良いでしょう。

🏃💨さっそく新品の弦を調達する💖

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