RAW VINTAGE RVTS-1 トレモロスプリングの音を教えて💖

2021年7月14日パーツ,ブリッジ,トレモロブリッジ,トレモロスプリング,RAW VINTAGE,RVTS-1



👆 RAW VINTAGE RVTS-1

目次

ストラトといえば RAW VINTAGE RVTS-1 !

通常ストラトタイプのギターでは、トレモロスプリングの本数は3本が一般的です。4本以上になるとアーミングが硬くなるため、6点支持トレモロでは致命的になります。しかしトレモロスプリングは、本数が多いほど生鳴りや音量が向上する傾向です。ストラトの生鳴りを良くしたいならば、柔軟性の高いスプリングが必要となります。

RAW VINTAGE RVTS-1 トレモロスプリング / Tremolo Springs

RAW VINTAGE RVTS-1は、ストラトタイプにマッチする柔軟性の高いスプリングです。ブリッジの支持方式を問わず、4本掛け以上の使用に対応した設計となっています。RVTS-1の特徴は4~5本掛けによる生鳴りの向上と、コシのあるトーンの創出です。5本掛けでも軽やかなアーミングを実現し、3本掛けとほぼ同じ感覚で使用出来ます。

故にストラトのスプリングを増やしたい場合、真っ先に交換候補に挙がる銘柄ですね。柔軟性の高いスプリングは独特の揺らぎを生むため、印象的な倍音も演出します。

RAW VINTAGE RVTS-1 トレモロスプリング 重量

今回はRVTS-1をSTタイプに搭載し、音色や操作性の変化を比較してみました。ベタ付けでもサウンドチューニングに活用出来るので、ご参考になれば幸いです。

RAW VINTAGE RVTS-1 本数による音の変化

RAW VINTAGE RVTS-1 トレモロスプリング

音質の比較対象として、他のスプリング関連記事と同じくWilkinson製を用意しました。このスプリングはmシリーズ等の付属品で、保守部品としても別途販売されています。硬さ、安定性、音質と、あらゆる面で平均的な性能なので比較基準に最適です。本品の音を基準として、RVTS-1の使用本数による音の変化をチェックしていきます。

Wilkinson トレモロスプリング Tremolo Springs フェンダー/スクワイアストラトトレモロユニット用、ニッケル(5本セット)

👆 Wilkinson トレモロスプリング Tremolo Springs ニッケル(5本セット)

1.Wilkinsonスプリング 3本

1.Wilkinsonスプリング 3本

測定結果の安定性を重視するためブリッジはベタ付けで、ホルダ位置は固定しました。スプリングの本数は3本とし、掛け方は左右にハの字型2本+中央に1本を搭載です。

1.Wilkinsonスプリング 3本 周波数特性

Wilkinsonのスプリングは音に突出した所は無く、平均的な波形を形成します。アームアクションの反応も普通というよりは適切で、使い慣れた感触の操作性です。

2.RVTS-1 / 2本掛け

2.RVTS-1 / 2本掛け

まずはRVTS-1を、メーカー想定外の使用方法から試していきます。昔のYAMAHAやAria Pro II、FERNANDES等では2本掛けが稀に使用されていました。ハードロックやメタルなど、激しいアーミングに対応出来るのが特徴ですね。

2.RVTS-1 / 2本掛け 周波数特性

ただし2本掛けは硬質なスプリングが前提のため、RVTS-1は少し安定しません。アームダウン時に手ごたえが無く、アームアップもアクションが軽すぎます。音色はスプリングが揺れ過ぎて、全音域がギラギラとシャギーな音色です。高音域が伸びるという感じではなく、耳に刺さるような倍音が目立ちます。

3.RVTS-1 / 3本掛け

3.RVTS-1 / 3本掛け

2本掛けよりは幾分安定しますが、それでもまだブリッジの反応が軽い印象です。やはりアームダウン時の手ごたえが弱く、ニュートラルの位置が分かりにくく感じます。

3.RVTS-1 / 3本掛け 周波数特性

音色の面では2本掛けよりもまとまっているものの、金属音的な響きが強めですね。好き嫌いが分かれそうな音ですが、リバーブのような余韻が面白いと思います。本品がウリとするコシの強さは無いため、性能はフルに発揮されていない模様です。メーカー想定外の使用法では、スプリングの恩恵が100%得られないと判断出来ます。

4.RVTS-1 / 4本掛け

4.RVTS-1 / 4本掛け

スプリングが4本に増えると、Wilkinsonの3本掛け以上にアーミングが安定しました。アーミングの感触はしなやかなゴムのようで、上げても下げても追従性が良好です。アームの方からニュートラルに戻る操作性があり、違和感無く演奏可能となります。

4.RVTS-1 / 4本掛け 周波数特性

中音域も大幅に増強されているため音の芯が強く、出力は最大+1dB程アップです。金属音的だった高音域は中音域の増幅で相殺され、耳障りが良くなりました。音のコシと倍音の煌めきがある上に、心地良いリバーブ感が楽しめます。

5.RVTS-1 / 5本掛け

5.RVTS-1 / 5本掛け

スプリングをフルに使用しても、アーミングに極端な重さは感じられません。4本掛けの時よりも若干重みを感じる程度で、依然として追従性が良好です。音の芯が強くなっている影響からか、ビブラートも綺麗な響きで揺らぎます。通常のスプリングよりアクションが硬くなる心配は、ほとんど無いとお考え下さい。

5.RVTS-1 / 5本掛け 周波数特性

サウンドも4本掛けと大差は無いですが、5本掛けの方が音の中心が分かりやすいです。本数が多い分4本掛けより揺れが少なく、不必要な残響音の倍音が削がれています。そのため400Hz付近の音が明瞭となり、一層ハリの強さを体感出来る事でしょう。リバーブ的な響きもバランスが良くなるので、ナチュラルな揺らぎを味わえます。

RAW VINTAGE RVTS-1 まとめ

RAW VINTAGE RVTS-1 トレモロスプリング まとめ

2or3本掛けは安定感に乏しく性能をフルに発揮出来ない

4or5本掛けは中~高音域が増幅され最大出力も向上する

4or5本掛けでもアーミングは軽やかで追従性が良好

4本掛けよりも5本掛けの方が音の中心が明瞭

生鳴りにハリが出ると同時にリバーブ的な残響音が隠し味

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