[AQ-P90] Seymour Duncan Antiquity P90 甘枯れエイジド音質💖[ダンカンギターピックアップ解析]

2022年6月8日ピックアップ,アルニコ2,Seymour Duncan,P-90,Antiquity P90,AQ-P90,Soapbar


Seymour Duncan AQ-P90 Antiquity P90 ダンカンギターピックアップ 音質解析 / TOP

👆 Seymour Duncan Antiquity P90 (AQ-P90) の音質を解析!

目次

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Seymour Duncan AQ-P90 Antiquity P90 はファットな音色!

近年はP-90型ピックアップの普及率が向上しており、様々な機種に搭載されています。ハイエンド機はもちろんの事、エントリークラスでもP-90型搭載機が多くなりました。シングルコイル構造ながらも、独特な太くウォームなトーンが中毒性大ですね。ハムとシングルの中間的特性に留まらぬ、ワイドレンジな磁界も魅力だと思います。

👆 Seymour Duncan Antiquity P90 Soapbar Bridge Black

ダンカンのAntiquity P90は、Gibsonの52年製Les Paul Model Gold Topの音を再現したモデルです。プレーンなエナメルワイヤーを採用し、ボビンは同じ製法で作られています。マグネットは勿論アルニコ2で、全体にエイジド加工も施される熱の入れようです。Dog EarタイプとSorp Barタイプが完備されており、LPにもフルアコにも対応します。

👆 Seymour Duncan Antiquity P-90 Dog Ear Bridge

Sorp Barタイプはブリッジ用とネック用で、若干異なる抵抗値と出力の設計です。トーンチューニング自体は同一ですが、ネック用が僅かに低出力となっています。ワイヤーは鋼線のヴィンテージシールドを搭載で、ファットなサウンドを実現です。P-90愛好家ならば、一度は抑えておきたいモデルだと言えるでしょう。

今回はSorp BarタイプAntiquity P90の、ブリッジ用のデータを計測しました。三段階のGAINの深さによる周波数特性の違いを、じっくりと調べていきます。

Seymour Duncan AQ-P90 Antiquity P90 周波数特性

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本機のモデルナンバーはAQ-P90ですが、あまり使用されていない様子です。加えてブリッジとネックで、bやnが末尾につかないため分かりにくいかもしれません。購入する際はBridge、またはNeckと記載があるかをきちんと確認してください。

公表データの確認

周波数特性を見る前に、Antiquity P90の公表データやトーンチャートを掲載します。出力と抵抗値がBridgeとNeckで異なるため、Neckの値はカッコ内に記載です。ちなみに、本記事ではネック用を使用して周波数を解析しました。

ブランド:Seymour Duncan ( セイモアダンカン )

モデル:Antiquity P90

型番:AQ-P90

マグネット:アルニコ2

直流抵抗値:8.60kΩ / (7.80kΩ)※

アウトプットタイプ:Vintage

出 力:5.5 / (5)

トーンチャート:低音域 5 / 中音域 5 / 高音域 6

※旧データではBridgeが8.52kΩ、Neckが7.9kΩ

クリーントーンのAQ-P90はこんな音!

甘く暖かなトーンが魅力の本機は、クリーンも見事な枯れっぷりを披露してくれます。

Seymour Duncan Antiquity P90 クリーントーン 周波数特性

ニュアンスはSHR-1のクリーンに近く、よりカラっと乾いた音色に仕上げた印象です。シングルでもハムバッカーでも再現出来ない、適度な倍音も心地良く響きます。特にスタッカートを織り交ぜたカッティングでは、甘枯れトーンを十二分に発揮です。出力はやや控えめですが、音自体の存在感はかなりのものだと言えるでしょう。

オーバードライブのAQ-P90はこんな音!

Seymour Duncan Antiquity P90 オーバードライブ 周波数特性

クリーンからGAINを上げていくと、ローエンドが大幅に強化されていきます。歪み自体はそれほど増えないのですが、音の芯が膨れ上がるような充実感ですね。音色はセンターポジションのシングルコイル的で、丸みと硬さが同居しています。サスティーンがとてもクリアに響き、アルニコ2特有の透明感が鼓膜を直撃です。

ディストーションのAQ-P90はこんな音!

Seymour Duncan Antiquity P90 ディストーション 周波数特性

本機はある一定レベルのGAINを超えると、一気に歪みが深くなる印象があります。GAINを限界近くまで上げた所、低音域に強烈なコンプレッション感が加わりました。中高音域も持ち上がり高音域との境界が明瞭となるため、音の分離感が良好です。10kHz以上もブーストされており、歯切れ良いアタックが絶妙な弾き応えを演出します。

波形の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz  
橙線:400Hz,800Hz  
黄線:2kHz,3kHz,6kHz

Seymour Duncan AQ-P90 Antiquity P90 音質解析まとめ

GAINの設定を問わずに、ヴィンテージライクな枯れ具合を楽しめるピックアップです。暖かく太い音色に倍音の響きの良さを備え、ジャリっとした軽やかさも味わえます。歪ませてもギリギリ潰れない甘枯れ具合が気持ち良く、まさに50年代といった音色です。外観のエイジド加工も味があるので、既に使い込んでいる愛機にもバッチリ合います!

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[音質] Seymour Duncan Vintage P-90 SP90-1 ってどんな音?[ダンカンギターピックアップ]
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※アルニコ5採用のSP90-1と波形を比較してみると面白いよ!