【SH-2】 Seymour Duncan Jazz Model ブライトな音の秘訣💖

2021年6月23日ピックアップ,ハムバッカー,Seymour Duncan,Jazz Model,SH-2,SH-2n,SH-2b

👆 Seymour Duncan Jazz Model SH-2n Jazz Neck Reverse Zebra

目次

Seymour Duncan Jazz Model は屈指のクリアトーン!

ダンカン製のハムバッカーの中で、SH-2 Jazz Modelは普及度の高いモデルの1つです。ネックにマウントした場合、JB Modelとは最も相性の良いピックアップとされています(※)。その最大の魅力は、なんといってもダンカン屈指のバランス感を誇る高音域の特性です。ジャズプレイにおける高速パッセージに、本機は輪郭のあるクリアな音で応えてくれます。

出力はやや低めの設定ですが、その分ブライトで粒立ちの良いサウンドメイクが可能です。クリーンが苦手なJB Modelとは対照的に、倍音の煌めきが際立つクリーンを奏でます。聴き手は勿論弾き手をも魅了する明瞭な音は、JB Modelと相性が良いのも頷けるハズです。歪ませるとブライトさが更に増し、ハードなディストーションにも柔軟に対応してくれます。

※ブリッジがSH-4、ネックがSH-2nのセットアップは『Hot Rodded』として人気!

Seymour Duncan Hot Rodded SH-2n Jazz SH-4 JB Set 『並行輸入品』

👆 Hot Rodded Humbucker Set SH-2n Jazz SH-4 JB

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SH-2はネック用の他ブリッジ用も完備!

型番は大きく分けて2通りでブリッジ用がSH-2b、ネック用がSH-2nです。その他ボビンのカラーやカバーの有無で、複数のタイプが用意されています。出力や抵抗値は異なるものの、トーンチューニングはブリッジもネックも同一です。ミッドをかなり抑えたローエンドも魅力で、明るく煌びやかなサウンド傾向が楽しめます。

👆 SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SH-2b Jazz Bridge Black

とは言え本モデルはやはり、ネックにマウントしてこそのサウンドではないでしょうか。そこで今回はSH-2nをネックにマウントし、周波数特性のデータを計測しました。あまり知られていませんが、実はSH-2は聴覚的なバランス感に反し極端な周波数特性です。SH-4に合わせてSH-2nの導入を検討している方は、ぜひ購入前の参考にご活用ください!

Seymour Duncan Jazz Model SH-2n 周波数特性

SeymourDuncan PU セイモアダンカン ピックアップ SH-2n Jazz ZB(ネックポジション用)【国内正規品】

ブライトなサウンドが魅力の本機は、クリーンでも歪みでもその特性が失われません。GAINの深さによるトーンの変化を見るため、データは3段階の歪みに分けて計測します。最初にクリーンをチェックし、オーバードライブ、ディストーションと見ていきしょう。

公表データの確認

周波数特性を見る前に、SH-2nのメーカー公表データやトーンチャートを確認です。SH-2は2nも2bも同様に、下記のマグネットやトーンに合わせて設計されています。抵抗値と出力は2nと2bで数値が異なるため、2bの値をカッコ内に掲載です。ダンカンは高音域9のモデルが複数ありますが、SH-2はその中でも頭1つ抜けています。

マグネット:アルニコ5

直流抵抗値:7.5kΩ(8.4kΩ)

アウトプットタイプ:ヴィンテージ

出 力:6(7) / 低音域:5 / 中音域:3 / 高音域:9

波形の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz  
橙線:400Hz,800Hz  
黄線:2kHz,3kHz,6kHz

クリーントーン

SH-4も印象的な波形でしたが、SH-2nはそれ以上にインパクトのある波形ですね。低音域は300Hz付近に集中しており、ガッチリしたローエンドを形成しています。ネックポジションは通常甘めの音色になりやすく、中音域が強くなりがちです。ところがSH-2nは中音域3の特性の通り、万遍なく控えめとなっています。

Seymour Duncan Jazz Model SH-2n クリーントーン 周波数特性

更に特徴的な波形として、5kHz付近の周波数がほとんど計測されておりません。高音域にアドバンテージを置きつつも、かなり思い切ったチューニングです。この『中音域との境目』が明確な点が、本機のブライト感の肝となっています。中~高音域の中間点をゴッソリ削る事で、高音域をより引き立てているのです。

注意点

ちなみに、この5kHz付近をイコライザーで補正して持ち上げる必要はありません。音域の境目が不明瞭になり、音の分離も悪くなるためご注意ください。

オーバードライブ

GAINを増やしてオーバードライブさせると、ローエンドが一気に強力になります。重低音の迫力がかなり増すため、音の輪郭やアタックが強調です。一方中音域はコンプレッション感が加わり、クリーン以上に控えめに変化します。抽象的表現ですが、音に『空洞』があるように聞こえるハズです。

Seymour Duncan Jazz Model SH-2n オーバードライブ 周波数特性

高音域は煌びやかさに磨きがかかり、シャリっとした音色が心地良く響きます。クリーンほどではありませんが、やはり5kHz付近は控えめな傾向です。低音域と高音域だけが全面に押し出された、分離の良い音が楽しめると思います。

ディストーション

歪みをかなり深く設定しても、基本的なトーンはオーバードライブと同等です。全体的なトーンバランスを保ったまま、歪みだけが綺麗に増幅されていきます。コンプレッション感は中域以外も強力で、やや丸みを帯びた歪み質に変化です。中音域は特に変化がありませんが、高音域のピークが2段階形成されています。

Seymour Duncan Jazz Model SH-2n ディストーション 周波数特性

境目となる5kHz付近はクリーンやODと同じく、ほとんど計測されませんでした。加えて8kHz付近にも新たな境界が発生し、高音域の中でも高い周波数の音が明確です。この特性はサスティーンに良く表れており、音を伸ばすと煌めきがハッキリ分かります。アタックもトレブリーで歯切れ良く、タメを作ってジャキっと鳴らすと爽快感満点です。

Seymour Duncan Jazz Model まとめ

クリーンでも歪みでも、SH-2nはタイトなローエンドと明るい高音域を奏でてくれます。

中音域が弱くても音の弱さは感じず、存在感溢れるブライト感は音抜けも抜群です。コードはもちろん単音でも音の分離が優秀で、濁りの無いクリアな音色を保ちます。ダンカンで最良と謳われる高音域のチューニングを、存分に味わえるモデルです!

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Hot Rodded Humbucker Set SH-2n Jazz SH-4 JB

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