【ジョージ・リンチ】Seymour Duncan SLSD-1 レビュー|Lil’ Screamin Demonの破廉恥な音を徹底解説

👆 Seymour Duncan SLSD-1 Lil’ Screamin Demon をレビュー!

Seymour Duncan SLSD-1『Lil’ Screamin Demon』について、倍音特性の解析やジョージ・リンチ流ミディアム出力活用法、サムネイル更新など、約2倍の文字数で情報を強化した上で再投稿いたしました!
目次
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Seymour Duncan SLSD-1 Lil’ Screamin Demon は破廉恥な音!?
今回は Seymour Duncan (セイモア・ダンカン) より、 SLSD-1 Lil’ Screamin Demonをレビューです。

👆 SLSD-1b Lil’ Screamin Demon Strat Bridge White
SLSD-1はSH-12 Screamin Demonをベースに、シングルサイズハムバッカー化したモデルとなります。SH-12と言えば、かの有名な ジョージ・リンチ氏シグネチャーピックアップ ですね。

ジョージ・リンチ氏の愛用するミディアム出力を備え、ガラスのような繊細さとリッチなハーモニクスを加味したサウンドが得られます。後述しますが2種類のポールピースを各6本、全12本装備しており、各コイルが異なった磁場を形成、サウンドにも大きな影響を与える構造です。
Screamin Demonといえばジョージ・リンチ!
皆さんはジョージ・リンチ氏の名を聞いた際に、真っ先に何を思い浮かべるでしょうか。これは氏の活躍を知った時期によると思うのですが、
管理人は素敵過ぎるお召し物を思い出します。
特に1980年代のギター誌では、頻繁に奇抜なへそ出しルックでグラビアを飾っていました。
タイガーなボディが輝く相棒を肩に担ぎ……
マイボディは虎柄ヘソ出し超ミニタンクトップ!
最早胸以外隠す気がないという点では、
うる星やつらのラムちゃん状態ですね。
故に当時はギタフリークス達の間でも、度々その衣装が話題となった記憶があります。
紙面予告にジョージ・リンチ氏の名を発見しようものならば、脳は瞬間沸騰大フィーバー不可避!
果たして次号では、
どのような衣装で
度肝を抜いてくれるのか!?

うおおおおぉぉぉぉおおおおお!!

今月号はああああぁぁぁあああああああああ!!!
🧠『服すら着てなかったあああぁぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!!』
この脱ぎっぷりの良さ、
まさにジョージ・ハレンチ!
そんなジョージ・リンチ氏の現在はというと、
ロマンスグレーが超カッコいいです。
いつの時代も極上のカッコよさ、そんなジョージ・リンチ氏縁の破廉恥なモデルを徹底解説していきます。
SLSD-1 Lil’ Screamin Demonのサウンドはエッジが強い!
SLSD-1はSH-12を元にした設計ですが、公式ではシグネチャーと銘打たれておりません。ただしSH-12を『兄貴分』としており、ジョージ・リンチ氏も実際にステージで使用していました。立ち位置が難しいのですが、シグネチャーモデルというよりも『使用モデル』ですね。

👆 SLSD-1b Lil’ Screamin Demon Strat Bridge White
デザイン面ではSH-12を踏襲し、2種類の異なるポールピースを搭載しています。シングルサイズながらも全12本のポールピースを備え、ブリッジサドル側はマイナスネジ頭のアジャスタブル・ポールピース、ネックエンド側は六角穴付きのアレンスクリュー・ポールピースです。アレンスクリュー・ポールピースはマイナスネジとは異なる磁場を形成するため、芳醇なハーモニクスを実現しています。

サウンド面ではマグネットがセラミックに変更されていて、アタックのニュアンス、特に高音のエッジが強めです。トーンチューニング自体はバランス型ですが、歪ませた際にキレのあるドライブを実感できる事でしょう。
SLSD-1 Lil’ Screamin Demonはブリッジ用とネック&ミドル兼用の2種!
S-S-S配列へのマウントを想定した設計のSLSD-1は、ブリッジ用SLSD-1bとネック用SLSD-1nの2種から選べます。ネック用はミドル兼用で、ブリッジ用よりも出力を低くしたチューニングです。

👆 SLSD-1n Lil’ Screamin Demon Strat Neck
コンプリートセットアップとして、SLSD-1bが1個、SLSD-1nが2個の3つ揃いが推奨されています。オールラウンドなサウンドを狙う場合はブリッジにSLSD-1b、ミドルにSDBR-1n、ネックにSL59-1nを組み合わせても◎です。

今回はネックにSLSD-1nをマウントし、ゲインレベル (歪み度合) による周波数特性の変化を調べました。倍音特性も計測しましたので、ジョージ・リンチサウンドに憧れている方はぜひご参考ください!
SLSD-1の元となったSH-12も要チェック!
公表データの確認:Seymour Duncan SLSD-1 Lil’ Screamin Demon
SLSD-1の音質解析データをみていく前に、メーカーが公表しているデータやトーンチャートを確認していきます。出力やレゾナントピークがbとnで異なるため、各数値等のカッコ内にBridge、またはNeckを表記です。
ブランド:Seymour Duncan ( セイモア・ダンカン )
モデル:Lil’ Screamin Demon Strat Humbucker (Aggressive Single Coil Sized Humbucker Pickups)
型番:SLSD-1b (Bridge) / SLSD-1n (Neck) ※1
マグネット:セラミック (Ceramic Bar)
直流抵抗値:13.6kΩ (Bridge) / 9.8kΩ (Neck)
アウトプットタイプ:Medium
出力:5.4 (Bridge) / 3.5 (Neck) ※2
トーンチャート:低音域 6 / 中音域 4 / 高音域 6 (Bridge / Neck 共通)
レゾナントピーク:4.50kHz (Bridge) / 4.60kHz (Neck)
ワイヤー:4芯シールド (4 Conductor Cable)
弦間:0.414インチ
厚み:0.850インチ(ボビンのトップからボトムまで)
推奨ボディ材:バランスの取れたトーンを持つギター全般、またはパーツ構成であればOK
推奨指板材:メイプル指板、またはローズウッド指板
※1.SLSD-1n (Neck) はMiddle兼用
※2.Seymour Duncan公表値、ただし国内のESP等代理店公表値が4.9となっている
→聴覚的にも抵抗値的にもダンカン公表値が正しいと思われるが、どちらが正しい値かは不明
SLSD-1 Lil’ Screamin Demon クリーン 倍音特性 (D3/146.832Hz)
まずはクリーンセッティングのアンプを通して、SLSD-1 Lil’ Screamin DemonのD3倍音 (4弦開放) をチェックします。

SLSD-1は全体帯域で驚くほど非整数倍音の値が低く、基音より高い帯域は雑味がほとんど感じられません。ミディアム出力相当に基音の出力 (縦軸) も適度に高い数値を示し、低音弦のピッキングアタックがパワフルです。
倍音は1kHz付近まで高い出力を維持しますが、3kHz以降は出力が低下傾向にあり、倍音が計測された帯域 (横軸) も狭めとなります。クリアさの際立つアタックと雑味と出力を抑えた高次倍音が、ダンカン公式が謳う『シズル感のある響き』を体現する倍音特性です。
倍音特性波形の周波数目安
灰色の線が基音(D3)の146.832Hz 偶数次倍音:第2倍音(293.664Hz)、第4倍音(587.328Hz)…… →ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も 奇数次倍音:第3倍音(440.496Hz)、第5倍音(734.16Hz)…… →金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き 非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
SLSD-1 Lil’ Screamin Demon クリーン 周波数特性
続いて倍音計測のセッティングを保ったまま、クリーントーンにおける周波数特性を確認します。

クリーンでつま弾いてみた第一印象としては、同ブランドのSH-1nを籠らせて低音を細くしたイメージでしょうか。中音が圧縮されたような雰囲気は近いのですが、ミッドハイ以降の帯域、中高音や高音がどことなく伸び切りません。低音もフルサイズハムバッカーほど強烈ではなく、アタックの切れ味に反して余韻が軽めですね。
SLSD-1nをSH-1n (フルサイズハムバッカー) と比較

SLSD-1のトーンチャートは低音側から646であるものの、体感的には544程度に聞こえました。同じく低音が6のSH-1nと比べると、SLSD-1nは明らかに低音が細いと感じます。
SLSD-1をSCR-1n (シングルサイズハムバッカー) と比較

また高音が5のSCR-1nと比べても、高音が6設定のピックアップには思えないハズです。SLSD-1nは3kHz以降が思うように稼げず、扱いにくさが否めないと思います。
SH-1とSCR-1についてはこちら!
ジョージ・リンチ流ミディアム出力活用法

歪ませない状態の倍音や周波数だけをみると、SLSD-1はクリーントーンの扱いが難しそうに映るよね(実際難しい)

なによりもミディアム出力としてはクリーンに物足りなさを抱くかもしれないけれども、ここでSH-12の誕生経緯を思い出してみよう!
SH-12の誕生経緯

人類史上最もホットなピックアップ、Invader (SH-8) と (Mighty Miteの) Motherbucker をステロイドで強化したヤツが欲しい!!

うーん……とりあえずこっちの磁界を調整した抵抗値の低いモデルを試してみなよ💖

え、勝手に何してくれてんの?希望したハムバッカーよりもずっと抵抗値が低い (10.1kΩ) じゃんコレ……ん??

なんだこのロングサスティーンと唸るようなダイナミクスは!?
簡単なピックアップの特性解説
高抵抗値のハイパワーハムバッカー:出力を上げて歪みやすくするためにコイルターン数を増やす + 磁力の強い大型マグネットを併用
弊害1:巻き数を増やすほど高音域の繊細な表現力が失われやすい
弊害2:強力な磁石は弦を引っ張る力も強いため弦振動が損なわれる (≒弦のサスティーンが低減する)
ハイパワーハムをハイゲインで使うと?
→勿論深く歪むが高音のキレや透明感のある表現が難しく、弦振動が弱くなると不自然にサスティーンが途切れてしまうことが多々ある
→→つまりミディアム出力ハムバッカーを深く歪ませることで、ハイゲイン環境でも繊細な表現力とサスティーンを両立可能!

そう、ジョージ・リンチ氏は『ミディアム出力のSH-12をハイゲインで使う』ことで、良質なサスティーンとダイナミクスを武器にしたギタリスト!

クリーンで抱く物足りなさは、実はゲインを上げていくほどに真価を発揮するSLSD-1の『布石』となっているよ!
問題:コイルターン数もマグネットも限界を超えた設計にすると……?
» 【激歪】Seymour Duncan Slug レビュー!抵抗値47kΩ超のモンスターハムバッカー!!【ダンカン解析】
答え:高音のレスポンスが限界まで重くなる
SLSD-1 Lil’ Screamin Demon クランチ 周波数特性
ゲインを上げて軽く歪ませると、クリーンとは打って変わりサウンドのレンジがグッと拡大です。まず音抜けが格段に良くなるため、透明感のある高音の鋭さが全面に出てきます。

中音はコンプが効いたように絞られますが、それがまた独特のアタック感を演出です。800~1.5Hz付近の波形が谷間となり、パコっとしたパーカッシブな響きが味わえます。

低~中音はクリーン同様に300Hz付近に重心があるものの、重低音の厚みが大幅にアップです。とりわけ100Hz以下が持ち上がるので、高音側のエッジを引き立ててくれます。歪みは強くありませんが、秀逸なバランス感の中に色気が溢れる心地良いトーンだと言えるでしょう。

こいつぁ、なかなかにエロい音ですね……

まさにジョージ・ハレンチ!
SLSD-1 Lil’ Screamin Demon オーバードライブ 周波数特性
歪みを深く設定するとトーンのバランス感はそのままに、低音の芯が一回り太いアグレッシブなサウンドに豹変です。120~200Hz付近の増幅率が非常に高く、ワイルドなアタックが骨太な輪郭の存在感を倍増させます。

帯域的にも低音側の方が歪みやすいため、音の粒が粗目に聞こえるかもしれません。しかし倍音の響きがとても繊細で、高音側のみキメが細かいという不思議な歪み質です。
周波数特性波形の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz 橙線:400Hz,800Hz 桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
おまけ:オーバードライブの倍音特性をSLSD-1とSCR-1 (シングルサイズハムバッカー) で比較
最後に歪ませた状態で倍音特性を解析してみると、一般的なシングルサイズハムバッカーとの違いが浮き彫りとなります。SLSD-1nの倍音は深く歪ませた状態でも、ほぼ全ての帯域で非整数倍音が控えめです。

そのため音の濁りが少なく、ガラスのようにクリアで繊細な歪み、そしてアーティキュレートなハムバッキングトーンを両立します。偶数次倍音と奇数次倍音のバランスも良好で、やや偶数次倍音の方がやや強めの印象です。

SCR-1nと比べると一目瞭然で、SCR-1nは倍音と倍音の谷間に非整数倍音の小さな山が多数発生しています。ちなみに歪みの深さに伴い非整数倍音が増えるのは、ごくごく一般的な事象です。
メーカーがSLSD-1を『リッチな倍音』とアピールするのも頷ける、シズル感に満ちた音を満喫できます。
倍音特性波形の周波数目安
灰色の線が基音(D3)の146.832Hz 偶数次倍音:第2倍音(293.664Hz)、第4倍音(587.328Hz)…… →ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も 奇数次倍音:第3倍音(440.496Hz)、第5倍音(734.16Hz)…… →金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き 非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
Seymour Duncan SLSD-1 Lil’ Screamin Demon 音質解析まとめ
クリーンの扱いがやや難しいものの、歪ませても雑味が少ないクリアなドライブが魅力的です。エッジの効いた高音に加え、芳醇かつ整然とした倍音は歪ませる程に美しいエロスが煌めきます。

深く歪ませたソロフレーズは勿論の事、芯が潰れにくいサウンドはクランチ程度に歪ませたカッティングにも最適です。リズムを強調したプレイにも柔軟に対応できるので、リズムギタリストやサイドギターにもおススメできます。
クリーンは他のピックアップに任せ、SLSD-1は歪ませた状態で破廉恥に爆ぜるドライブ感をフル活用しましょう!
🏃💨 Seymour Duncan SLSD-1 Lil’ Screamin Demon でヘソ出し破廉恥な倍音を極める💖

SLSD-1b Lil’ Screamin Demon (ブリッジ用)
SLSD-1n Lil’ Screamin Demon
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