[SJB-3] Seymour Duncan Quarter Pound Jazz Bass パワー全開💖[ダンカンベースピックアップ]

2021年8月24日2023年2月15日SJB-3n,ベース,ピックアップ,アルニコ5,Seymour Duncan,ベースピックアップ,Quarter Pound Jazz Bass,SJB-3,SJB-3b

👆 Seymour Duncan Quarter Pound Jazz Bass SJB-3b

目次

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Seymour Duncan Quarter Pound Jazz Bass ハイパワー！

Quarter Pound Jazz Bassは、ダンカン製ベースピックアップの中でも特にパワフルです。ギター用SSL-4等と同系統のモデルで、1/4インチのロッドマグネットを搭載しています。広い磁界が生み出すパワーは底知れず、ハードなアタックとサスティーンが強力です。アグレッシブなレスポンスも凄まじく、ハイパワー志向のプレーヤー向けとなっています。

ブリッジ＆ネックセットでノイズキャンセル！

本モデルはブリッジ用とネック用が発売されており、基本のトーンチャートは共通です。ブリッジ用のSJB-3bは、弦振動の少なさを配慮したキャリブレート品となっています。ネック用のSJB-3nは出力が僅かに抑え気味で、ブリッジに対して逆巻き/逆磁極です。故にSJB-3bとSJB-3nをセットで組み込むと、ハムキャンセルが可能となります。

ポールピースが大きい本モデルは、弦間ピッチをあまり気にせず搭載可能な点も魅力です。今回はSJB-3bをブリッジにマウントして、周波数特性のデータを計測しました。パッシブベースをパワー全開で使用したい方は、ぜひ購入前の参考にご活用ください！

Seymour Duncan Quarter Pound Jazz Bass 周波数特性

ハイアウトプットピックアップ筆頭の本品ですが、DI直でもパワーが損なわれません。勿論高出力なサウンドは、ライン録りでも壁のように迫る轟音を奏でられます。それぞれの周波数的な変化を見るため、2通りのサウンドデータを計測してみました。最初にDI直の音をチェックし、続いてアンプのラインアウトの音を見ていきしょう。

公表データの確認

周波数特性を見る前に、SJB-3のメーカー公表データやトーンチャートを掲載です。SJB-3bもSJB-3nも、トーンチャートは下記の通り共通となっています。ただし直流抵抗値と出力が変化するため、ネック側が幾分低出力となる設計です。下記表はSJB-3bを基準にしているので、SJB-3nの値はカッコ内に表記しています。

波形の周波数目安（左から順に）

赤線：100Hz,200Hz  
橙線：400Hz,800Hz  
桃線：2kHz,3kHz,6kHz

DI直

パッシブDIを通したサウンドは、トーンチャートにとても忠実な波形です。まずは低音域7の通り、波形の山は120Hz付近に最も集中しています。そして山の頂点からミッド方向に急激に減衰していき、深い谷を形成です。

谷の底は1.3kHz付近となっているため、ミッド3の特性が良く表れていますね。2.2kHz以降も小さな山が連なり、クリスピーな高音域のアタックを演出です。高音域6のチューニングに相応しい、抜けの良いサスティーンも味わえます。

アンプラインアウト

ライン録りでも大まかな特色は共通ですが、ミッドレンジが強化される傾向です。1.3kHz付近の谷が無くなるかわりに、600～5kHzにかけて緩やかに減衰します。ミッドの軽さが消えて音に重みが増すため、全体的にモッコリしたサウンドです。

高音域も控えめとなる代わりに、超高音域がかなり増幅される点が面白く感じます。普通に演奏している時はモコモコな音色ですが、強く弾くとバチっと爆ぜるのです。指弾きの時とスラップやピック弾きの時とでは、キャラクターが激変する事でしょう。

Seymour Duncan Quarter Pound Jazz Bass まとめ

重低音を生み出す低音の底力に、問答無用のパワーとサスティーンを備えています。中音域の力感を抑える事で、低音と高音の存在感がバチバチに強化されている印象です。奏法で高音域の特性が変化するなど、右手の力加減がエフェクター的かもしれません。歪ませた際にビューンと音が唸るのも気持ち良く、強力無比なビートを叩き込めます！

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SJB-3b （ブリッジ用）

SJB-3n （ネック用）

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