アクリル製 ギターピック 特殊ホームベース型 で脳筋ゴリウェットサウンド💪
👆 アクリル製 ギターピック 特殊ホームベース型 ???
目次
本日もギタいじへようこそ!ハジメマシテな君は『コチラ』をチェック!
スマホ&タブレットのメニュー表示は画面右上の三本線をタップ!
記事一覧はサイトマップへGO!
ギターピック に無茶な要望を盛り込みたい気分
唐突で申し訳ないのですが、どうやら管理人はピックで遊びたい気分のご様子です。おそらく多くのプレーヤーにとって、お気に入りのピックが数種類存在すると思います。1種のみを使う、機種によってピックを変える、好みの色にするなど選び方は様々です。
触感やエッジの鋭さ、厚さ、弦離れの良さ、摩擦感と演奏性にも影響が出てきます。ピックの形によって弾き方や音色も変化するため、こだわり要素の沼度は無限大です。とりわけ材質と厚さは音への影響が大きく、生音レベルでも音色の変化を体感出来ます。
何よりもピックは種類が非常に多いので、ある程度無茶なこだわりでも追及可能です。ここはひとつ頭をカラッポにして、無茶苦茶過ぎる要素のピックを探してみましょう。
1.デザインが綺麗or可愛い
まず個人的に重視したい要素の一つに、外観の美しさというものがあります。市販されているピックは種類が多くとも、色の面ではそこまで幅が広くありません。樹脂と相性の良い着色料が限られるため、増やせる色の範囲に限度があるためです。
着色料は意外と硬度に影響を与える要素で、同じ形状でも音に微妙な変化があります。耐久性や触感も考慮すると、あまり変化の大きい着色料は使用出来ないのです。色のバリエーションが少ないのは、色による個体差を減らす意図があると推察します。
そういった理由からか、デザイン性の高い銘柄は1色限定で販売するケースが多いです。PICKBOYのRainbowなどが代表例で、虹色のピックを他の形状でも使ってみたく感じます。
2.形状がホームベースの幅広型
あまりホームベース型ピックの種類は多くありませんが、個人的に好きな形状です。ティアドロップよりも指先で握りやすく、リードプレイで収まりが良い感触があります。ただしイレギュラーな形状につき、トライアングル派の方は扱いにくいかもしれません。
バッキングでの使いやすさも考慮して、幅の広いホームベース型が欲しい所ですね。トライアングルサイズに近い幅で、左右非対称の五角形ならばいい塩梅だと思います。
完璧なホームベース型でも良いのですが、ピックのホームベース型は基本縦長です。縦長感を維持するため、頂点を固定したまま幅だけ広げた形状(※)を希望します。
3.とにかく厚くして💖
かつては1.0mmで厚く感じていたピックも、近年では物足りなくなってきました。1.5mm、2.0mmは序の口で、アクリル製や木製のピックは更なる厚さの種類も完備です。
厚手のピックがじわ伸び傾向にある今こそ、厚いホームベース型が欲しく感じます。現在はFERNANDESの1.5mmがホームベース型最厚につき、2倍の厚みを要求しましょう。
4.コインピック的な弦離れの悪さ
お遊び要素として、あまり整っていない音と弦離れの悪いピックが使いたいですね。摩擦が少なく弦離れの良いピックは気持ちが良いものの、遊び心とは対極となります。まともな音や使用感を求めている訳ではないため『変なピック』を体感したいのです。
とは言え極端に演奏性を損なうものではなく、変化球過ぎない事が重要になります。常識的な音や演奏性の『芯を少し外す』だけで、脳に与えるインパクトは十分なのです。コインピックを初めて使った時のような『奇妙な扱いにくさ』に近い感覚でしょうか。
淵が引っ掛かり弦離れも良く無いコインピックは、通常と異なる倍音特性を備えます。この感覚と音をホームベース型で再現出来れば、大変面白いピックに仕上がるハズです。
アクリル製 ギターピック 特殊ホームベース型 3mm !
このれらの無茶苦茶な要素を備えたピックを探したところ、該当製品が見つかりました。相当に変態度が高い要求であるものの、一点も妥協する事なく全要素を満たしています。
材質はアクリル製で、透明感溢れるレインボーにラメ入りと色の美しさは完璧です。形状はホームベース型を維持しつつ、横幅のみを広げた左右非対称となっています。
ピックが弦を喰らう悪食感
厚さは3mmと極厚で、鋭く薄いエッジではなくコインピックのような断面形状です。弦離れが悪いというよりも、弦に食らい付くようなパワフルな悪食感を誇ります。
3mmもあるためガッチリと握っても滑りにくく、思いっきり力を入れても大丈夫です。肝心の音は極厚ピック特有のゴリっとした芯に加え、適度なウェット感を含みます。ジューシーな感じでもなく、非整数倍音が増えるベトっとした粘着性のある音ですね。
脳筋漲るゴリウェットサウンド
倍音ジューシーな音を霜降りとするならば、本品は定食屋のホルモン焼きだと思います。歯ごたえのある硬質な音と触感に、ウェットな響き方が独特な音の空間を演出です。
パワーコードやブリッジミュートなど、シンプルな音の構成にとてもマッチします。オクターブ奏法なども面白く、アンプ直でも弦を変えたレベルの音の違いを実感です。
水分を含んだようなゴリっとした音色は、ゴリウェットサウンドと称すべきでしょうか。ピックで弦を鳴らすのではなく、力技で弦を『搔きむしる』弾き方が楽しめますね。
サウンドチェック
管理人の主観はアテにならないため、客観的なデータで各特性を確認してみました。
倍音と周波数の傾向を調べたので、おおまかな音を妄想する際の参考になれば幸いです。
ピックの比較対象として、流通量の多いGIBSON 73Mを使った音もあわせて掲載しています。
倍音特性 (A2/110.00Hz)
倍音は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦のスペクトラムを採用です。アタックポイント、位置、力加減を極力揃えた上で、平均的倍音特性を算出しています。
1.GIBSON / 73M
第3倍音が若干大きいものの、全体的に偶数次と奇数次の倍音が整っている傾向です。倍音量も多く非整数倍音もそれほど目立たないため、音作りしやす倍音特性を備えます。
2.アクリル製 ギターピック 特殊ホームベース型 3mm
低~中音域側に非整数倍音が適度に増加し、独自の残響音が基音付近に加わっています。倍音量は若干減少していますが、第2~第3倍音が大きくなっているのが印象的です。第6倍音までは基音以上の出力につき、ゴリっとした音の芯を強く感じると思います。
周波数特性
周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的スペクトラムを割り出しました。
a.GIBSON / 73M
低音~高音域まで安定した特性が期待出来るため、全体的にバランスの良い傾向です。強いて挙げると中高音域に特徴が出やすいものの、アンプの設定に従順に反応します。フラットな設定でも400~800Hzが損なわれず、トーン調整が行いやすい部類ですね。
b.アクリル製 ギターピック 特殊ホームベース型 3mm
73Mの特性をより極端にした特性で、ほぼ全帯域がパワーアップしています。100Hz付近を境にして、以降の全帯域は本品の方が圧倒的に上手です。300~1kHz付近は突出しており、出力も最大で+1dBほど高く計測されました。ピックの厚さとアクリルの硬質さが加わり、音色の力強さを後押ししています。
アクリル製 ギターピック 特殊ホームベース型 って何者?
ここまで御覧になった読者の皆様は、本ピックの素性が気になっている事でしょう。形状的にも厚さ的にも国内では見かけないタイプで、存在感そのものが異質です。それもそのはず、
本品はピックではありません。
管理人がネットを巡回している時に偶然見つけた、クラフト用品だったりします。しかし外観、形状、材質、厚さが条件と一致し、ピックの才能があると判断しました。
予想通り管理人の頭の悪い要求を全て満たす、驚異的なピック適正を発揮です。こういったピックと同材質の小物類に関しては、あえて流用するのも面白いと感じます。
ピック遊びのすゝめ
当然ながらピックではないので、先端の加工など細部の見極めがとても難しいです。
面取りが浅いと弦が切れやすく、ピックの減りを加速させてしまう場合もあります。
最高の使用感と音質を求める場合は、やはり正規のピックを使って然るべきでしょう。
あくまでも本品は『遊び』を求めるならば、選択肢の1つになるという程度のお話です。
通常と異なる音や使用感が欲しい時などに、好奇心と遊び心を満たしてくれます。
『ピック遊び』の一環として、身の回りの小物のコンバートをお試し下さい!
🏃💨クラフト用品を アクリル製 ギターピック 特殊ホームベース型 にコンバートする⚾
» アクリルヴィンテージ板 HOME型五角形
🐶<我は Amazon が好き♪
※全タイプ販売終了を確認
🧠「他の記事も読んでいってね💖」
どこよりも詳しい圧倒的情報力と分析力で綴る世界一詳しいギターレビュー!
存在価値が『変』としか説明出来ないギターパーツ&アイテムを好き好んで買う人がいるらしい。
» 安ギターノブ選択会議 指名選手一覧 (※安価なギターノブレビュー)
たまにはリーズナブルで奇妙なフォルムのノブでもいかがかな?
お堅い楽器情報なんてもうコリゴリ!笑える記事だけ読ませてぇ!!