さらば雑音!初心者も出来る簡単 ギター ノイズ対策 !【ノイズ減効果グラフ付き】

2021年5月26日改造,ノイズ対策,導電性銅箔テープ,ギターボディ,改造指南,アルミテープ,シールド加工,シールディング

👑「不器用なワシ向けの ギター ノイズ対策 教えて💖」

多くのギタリストを悩ませるのが、通電時の ギター ノイズ対策 です。エレキギターは構造上ノイズに弱く、対策無しでは耳障りな雑音が付き纏います。ノイズに強い機種もありますが、多くのギターはノイズ対策が成されていないのです。ノイズリダクション等で対処できるものの、根本的なノイズが減る訳ではありません。

故にノイズの元を断つには、ピックアップやキャビティに手を加える必要があります。最も簡単かつノイズ減効果が大きいのは、やはりキャビティ内のシールド加工です。キャビティ内をシールディングしてアースに落とすことで、ノイズは激減します。

以前銅箔テープの記事にて、ザックリしたノイズ対策について紹介いたしました。今回はより作業工程を掘り下げて、簡単にノイズ対策が行えるよう詳しく解説です。

目次

ギター ノイズ対策 は大きく分けて2種類

この記事ではPLAYTECH ST250SSHを使い、実際にノイズ対策を行っていきます。エレキギターのノイズを減らす一番の方法は、ギター内部をガッチリとシールドする事です。そしてシールド加工した部分をアースに繋げることで、簡単にノイズを激減させる事が出来ます。キャビティ内をシールド加工する方法は、大きく分けて2通りです。

導電塗料で ギター ノイズ対策

1つは導電塗料をキャビティ内に塗布する方法で、Noise Hell等を使用します。近年はSP-01等の水性タイプもあり、作業工程は極めて簡単です。キャビティ内に隙間が無いように、万遍無く導電塗料を塗るだけとなっています。筆と換気環境さえ用意出来れば、塗り絵感覚で手早く作業を終える事が可能です。

ギター ノイズ対策 導電塗料
誘電塗料塗布キャビティ

塗料が乾いた後は、アースラグ等を使用してアースに落とせば終了となります。作業自体は非常に簡単ではあるものの、塗料を乾かす時間がかかるのがネックです。重ね塗りしないと効果が薄い事もあり、作業時間はかなり長めとなってしまいます。加えて導電塗料は入手が難しく、楽器店や通販を利用しなければ入手不可能です。

金属テープで ギター ノイズ対策

もう1つの方法は、金属製テープをキャビティ内に貼り尽くす方法となっています。主に使用されるのは安価なアルミテープや、ハンダ付けが可能な銅箔テープです。シールド効果はいずれも導電塗料よりかなり高く、大幅なノイズ減が期待出来ます。入手も容易で、アルミテープは大半の100円ショップに常備されているハズです。

ギター ノイズ対策 アルミテープ
100均アルミテープ

銅箔テープは少し値が張るものの、ホームセンター等でも入手しやすいと思います。ただし通常の金属テープは、粘着面に導通が無いため貼り方に工夫が必要です。テープ端を折り曲げ表面同士が接触するように貼れば良いのですが、手間がかかります。普通に貼るだけなら簡単なものの、この折り曲げる作業が加わると大変なのです。指先の器用さはもちろん、テープそのものに軟性が無い事も足を引っ張ります。

ギター ノイズ対策 導電性銅箔テープ
導電性銅箔テープ

粘着面に導通のある導電性テープもありますが、値段がかなり割高です。作業は簡単になる反面、導電塗料よりもコストがかかる場合もあります。

簡単な ギター ノイズ対策 はアルミテープ+導電性銅箔テープ

いずれのノイズ対策も一長一短で、低予算の場合は頭をかかえるポイントですね。そこでお勧めするのが、金属テープと導電性テープを併用する方法となっています。これは導電性テープの導通を活用し、コスト面を大幅に削減出来る方法なのです。

ギター ノイズ対策 アルミテープ+導電性銅箔テープ併用

導電性テープをキャビティ一面に貼る場合、かなりのテープの量が必要となります。100均アルミテープならまだしも、導電性テープのコストはその比ではありません。ならばメインに100均テープを使用し、繋ぎ目に導電性テープを貼れば問題解決です。

アルミテープを大雑把に全面に貼る

まずはアルミテープを、雑でも良いのでキャビティ全面を覆うように貼り付けます。写真の通りST250SSHのキャビティ全面に、アルミテープを隙間なく貼り付けました。

アルミテープを大雑把に全面に貼る

この時テープの端を折って導通を確保する必要は無く、覆い尽くせればそれでOKです。キャビティは左横淵、上方淵、底面、右横淵の4ブロックに分けテープを貼っています。

アルミテープを4ブロックに分けて貼る

当然このままでは全域に導通が無いため、シールド効果はほとんどありません。

導電性銅箔テープを『繋ぎ目』に少量貼る

そのためテープとテープの境目に、ピンポイントに少量の導電性テープを貼り付けます。各ブロックの繋ぎ目同士を導通させる事で、キャビティ全域に導通を確保させるのです。試しに横淵と底面のブロックの境目に、少しだけ導電性テープを貼り付けてみました。

導電性銅箔テープを少量貼る

貼り付け後ブロック間に導通チェッカーをあて、ブザーが鳴れば導通は問題ありません。

こうすれば導電性テープは極少量で済むため、お財布に優しく済ませる事が出来ます。なによりテープを折り曲げるよりも、接着がしっかりするため導通が安定するのです。

アルミテープ全域を導通させてアースに落とす

他のブロックの境目にも同様に導電性テープを貼り、キャビティ全域が導通しました。

アルミテープ全域が導通した状態

最後にアースを落とすのですが、こちらも導電性銅箔テープを活用しています。銅テープはハンダ付けが出来るので、直接アースラインのワイヤーをハンダ付けです。ピックアップワイヤーの位置に重なるように、アース線付きのテープを貼り付けます。

銅箔テープでアースに落とす

後は導電塗料の時と同じように、ブリッジアース等と一緒にポットへ接続して完了です。テープを折り曲げる作業を省くだけで、シールを貼る様な感覚で作業が楽にこなせます。時間も大幅に節約出来るので、不器用な人にも時短派な方にもピッタリなハズです。

フリーハンドでもOK

フリーハンドでちぎったテープ

ちなみに、導通さえしっかりしていればフリーハンドで作業しても問題ありません。ハサミ等で切った方が綺麗ですが、キャビティ内は人目につかない場所となっています。見えないところはどうでも良いという場合は、フリーハンド作業で更に時短可能です。

ノイズ減効果を『目』で確かめる

それではどれほどノイズが低下したのか、ノイズの周波数特性で確認していきましょう。

PLAYTECH ST250SSH 初期状態ノイズ

上記図は、ノイズ対策前のST250SSHのノイズを測定したものとなっています。200Hzから6,000Hzにかけて、耳障りなノイズがジージー鳴りっぱなしの状態ですね。弦アースしていれば問題ありませんが、弦に触れていない時は少し気になると思います。

アルミテープ+導電性銅箔テープのノイズ減効果

続いて先ほど紹介したノイズ対策を行った、ST250SSHのノイズ測定結果が下記の図です。効果のほどは説明するまでもなく、見るからに『ゴッソリ』とノイズが減っていますね。ノイズレベルは17dbも低下し、周波数別では中音域から高音域の雑音が激減です。

PLAYTECH ST250SSH アルミテープ+導電性銅箔テープ ノイズ測定結果

聴覚的にもノイズが気にならない状態で、ストレスフリーなプレイが可能となります。弦アースをとると完全にノイズは無くなり、ハイゲインにしてもノイズが目立ちません。大半の人が『ノイズが減った!』と満足の行く、有効なノイズ対策だと言えるでしょう。

上記対策+シールド線のノイズ減効果

現状のままでも十分ですが、更にノイズを減らすならシールド線を使用します。ST250SSHはポットからアウトプットまでのラインが、撚線ワイヤーを採用です。このワイヤーをシールド線に変える事で、高音域のノイズを抑える事が出来ます。

撚線ワイヤーをシールド線に変更

MONTREUX Vintage braided wireに交換して、ノイズを計測した結果が下記の図です。800~6,000Hzにかけては、ほぼノイズが絶滅したと言っても過言ではありません。低音が増えているように見えますが、先の通りノイズレベルは10db以上低下しています。

PLAYTECH ST250SSH アルミテープ+導電性銅箔テープ+MONTREUX Vintage braided wire ノイズ測定結果

故に『高音に比べて低音が目立つ』だけで、初期状態より低音域もローノイズなのです。ここまで仕上げれば、弦に触れていなくてもノイズが気にならない状態へ昇華します!

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👽「さらばノイズ、こんにちは気分爽快ギターサウンド!」

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