【簡単】Epiphone ProBucker レビュー!2個セットでお手軽ピックアップ交換💖【付け方法解説】
👆 Epiphone ProBucker Alnico2 ゼブラ を簡単作業で高速交換!
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Amazonで見かける Epiphone ProBucker セット
LPタイプのギターの場合、電装系を一式交換するのは手間がかかります。STタイプと比較して配線が長く、はんだ付けの箇所も比較的多いためです。ピックアップ単品ならまだしも、スイッチも交換する場合は少し労を要します。その労が楽しいという人もいるかもしれませんが、面倒に思う方もいるハズです。
そういった人にお勧めしたいのが、Epiphone ProBucker (プロバッカー) セットとなっています。本セットはLPタイプの電装系に必要なパーツが、全て付属するお買い得品です。ピックアップはフロント用がProBucker-2、リア用がProBucker-3となっています。マグネットはアルニコ2を採用で、裏面にエピフォンの刻印入りです。
ProBuckerはDouble Cut PROやInspired by Gibson Les Paul Modern等、5~7万円台の機種に搭載されています。
特徴としてボリュームポットがプッシュ・プルスイッチで、サウンドメイクが多彩です。4コンダクターワイヤーにつき、コイルタップでシングルサウンドに対応します。ピックアップはカバーの有無で2種選べ、カバー無しは若干割高のゼブラタイプです。
取付けが簡単過ぎるソケット方式
全パーツが配線済みなのに加え、ハンダ付け箇所が最小限となっています。ピックアップとポット、スイッチは全てソケットを採用で、ハンダ付けが不要です。ボディに取り付けて結線した後に、弦アースをハンダ付けすれば終了となります。文章にすると簡単そうに見えますが、実際の作業は更に何倍も簡単です。
通常のLPタイプの電装系一式交換と比較して、1/3以上作業時間が短縮されます。パネルとノブを外し、ネジを外し、ナットを外し、後は新品を取り付ければOK!本当に簡単なので、おそらくギターいじり初心者でも初見で交換が可能です。詳しく説明することが無いため、簡単過ぎる手順を見ていきましょう。
超カンタン Epiphone ProBucker セット 取付け手順!
それでは実際に、Epiphone ProBuckerセットをレスポールタイプのギターに取付けていきます。今回交換するのは、他の記事で度々紹介している1973年製 TEISCO TLG-480Cです。
このギターはピックアップがダミータイプで、実際はシングルコイルとなっています。ミッドレンジにコシが無く、出力も低めで少し平坦なサウンドです。経年により電装部品も劣化してきたため、一式交換の素材として最適と言えるでしょう。
0.ソケットを接続して動作確認をする
Epiphone ProBuckerの取り付け前に行う必要事項として、仮組した状態で動作確認を行ってください。スイッチと各ポットの動作、そしてピックアップの出力が正常かを確認しておきます。全ての部品を交換した後に不良品が判明すると、精神的ダメージが甚大です。ソケットを全部接続し、PUとポットの動作関係もメモしておきましょう。
ピックアップは仮組のジャックのホットとコールドにて、抵抗値を計測しておきます。
余裕があればアンプに通し、ドライバー等で打音チェックもした方が無難です。トーンやボリュームの可変、コイルタップの動作は打音だけでも確認出来ます。この時点で不具合がある場合は、返品や交換が可能か購入店へ連絡です。
1.弦を外してバックパネルを外す
まずは弦を緩めてからカットして、ピックアップが取り外せるように準備を行います。LPタイプはブリッジが固定されていないため、落下しないように注意してください。パネル類も全て外し、ネジは無くさないようにマグネットトレー等を活用です。
2.ノブを外す Epiphone ProBucker
続いてノブを外して、ポットを外せるようにしましょう。LPタイプのノブは固着しやすく、素手では外せない場合が多いかもしれません。クロスをノブの底面側に絡めて、引っ張るようにすると簡単に外せます。
3.ポットやジャックを外して配線をバラす
ノブが外れたらナットを緩めてポットを外し、ワイヤー類を外してください。元の部品を保管する場合は、ハンダ吸い取り線や吸い取り器を活用です。部品を全て破棄する場合はニッパーを使用し、ワイヤーを全部ぶった切ります。外す必要のあるワイヤーは、PUのワイヤーとスイッチのワイヤーです。
4.部品を取り外す Epiphone ProBucker
ワイヤーをバラす事が出来たら、交換する部品を全て取り外します。外す順番は決まっていませんが、ブリッジ側からネック側に向かって外すと楽です。ジャック、ポット、ピックアップ、スイッチの順に外すと手間がかかりません。
5.パーツを取り付ける Epiphone ProBucker
部品を全て取り外し終えたら、いよいよ本セットを組み込んでいきます。外すときとは逆に、ネック側から部品を取り付けると配線を整えやすいです。スイッチ、ピックアップ、ポット、ジャックと取り付けていきましょう。
ソケットの接続は、全ての部品を取り付けた後に行う方が良いかもしれません。ポットの配列は通常ボリュームが上側、トーンが下側となっています。
事前に動作確認した際のメモの通り、位置関係が正しくなるように取付けてください。弦アースはハンダ付けが必要なので、トーンのコールドにまとめて取付けましょう。
6.動作確認に問題がなければ終了
Epiphone ProBuckerと電装系を全て装着し、3か所のソケット接続すれば大まかな作業は終了です。取付け箇所に間違いが無いかを確認した後に、弦を張って動作を確認しましょう。チューニングは合わなくても良いので、正常に出力されているかをチェックします。
問題がなければパネル類を取り付けて、チューニングを安定させれば交換完了です。作業時間として、弦の交換も含めて30分程度で作業が終わると思われます。
サウンドについてはコチラの記事に掲載!
上記記事の『馬改造後』の倍音特性と周波数特性が、ペグの不具合を修正したTEISCO TLG-480C搭載時のサウンドデータです!
Epiphone ProBucker セット まとめ
・ハンダ付けは 1ヵ所のみ で作業が簡単
・他の作業は基本的にネジとナットの脱着で完結
・所要時間は30分程度
・音は紛れもなくプロバッカー
作業内容を文章で詳しく説明してみましたが、そこまで難しい作業ではありません。パーツは全てエピフォン純正で、サウンドもアルニコIIのクリーン感が魅力です。出力は決して高くありませんが、エフェクターの反応が非常に良好となっています。
アルニコIIにしては歯切れのよい音も面白く、ワックス含浸でハウリングも無縁です。コイルタップ時のサウンドも、LPらしからぬ軽やかな音色を再現出来ます。電装系が故障しているジャンクLPタイプなどに、積極的に使っていきましょう!
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