FENDER スチールブロック を日本製JVシリアルEND ROXに移植💖[ギターパーツ]

👆 FENDER スチールブロック (Pure Vintage Stratocaster Tremolo Block)
目次
FENDER JAPAN製ギターのEND ROX
かつてFENDER JAPANでは、ロック機構搭載のトレモロブロックが使われていました。1983年から採用されたEND ROXは、弦の装着方法を真逆にするトレモロブリッジです。ペグにポールエンドをひっかけて、ブロック側で弦を固定する仕組みとなっています。外観はトレモロブリッジのまま、弦が固定可能になるという画期的製品でした。

END ROXは90年代まで仕様変更を重ねていましたが、80年代初頭は2種のタイプが存在です。一つは弦間も取付けピッチも11.2mmの設計で、サドルがブラス製となっています。もう一つは下位グレードのSquire用に、弦間10.5mmで設計されているタイプです。このうち11.2mmのタイプは、現行品のFENDERブリッジパーツと互換性があります。

何を隠そうこのEND ROX、使わない人にとっては全く使わない代物なのです。確かに弦を固定するのが便利そうに見えますが、使っている内に面倒になります。また通常の弦の装着にも対応しているため、やがて使わなくなった人も多いハズです。
FENDER スチールブロック でEND ROX改造!
END ROXのブリッジは弦固定用のスクリューの分、高さが低めに設計されています。

故に通常のスチールブロックより若干音が劣るため、使わないなら交換を推奨です。1983年前後の6点止め&11.2mm型END ROXは、現行品のスチールブロックが搭載出来ます。

該当する交換用ブロックは、『Pure Vintage Stratocaster Tremolo Block』です。もしJVシリアル期のEND ROXを使っていない場合、交換する事で音質向上が見込めます。

本ブロックの高さは、END ROXの固定用スクリューを含めた高さとほぼ同等です。そのため固定用スクリューの厚みの分だけ、スチールの体積が増える計算となります。

更に横幅はEND ROXのブロックよりも若干広いため、重量もそれなりに増加です。スチールブロックの音を楽しみたいならば、一度は試す価値があると思います。
FENDER スチールブロック 交換注意点

END ROXはミリに対し、Pure Vintage Stratocaster Tremolo Blockはインチです。ブロックを固定するスクリューや、アームは専用のインチ規格のタイプとなります。アームを使用する場合は、ブロックと一緒に対応アームもセットで用意しましょう。

加えて無粋な改造となるため、FENDER JAPAN警察にマークされる可能性が否めません。
FENDER スチールブロック 応用編
本ブロックはS5Dなど、他の取り付けピッチ11.2mmのブリッジにも流用可能です。S5Dトレモロもミリ規格なので、同じくインチねじやアームが必要となります。FENDER JAPANの晩年まで使用されたブリッジにつき、多数の機種に適合出来るハズです。エントリークラスのFENDER JAPAN製ギターでも、スチールブロックの音を味わえます!

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