DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA – 軽めのJUNK日和 Take3💖 –

2021年7月26日改造,軽めのJUNK日和,ギターアンプ,修理,ジャンク品,DANELECTRO,HONEYTONE,N-10



👆 DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA

目次

前回のJUNK日和

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DANELECTRO HONEYTONE N-10 が550円!?

今年のジャンク漁りはミニアンプが好調で、有名ブランドと頻繁にエンカウントします。Laney、FENDERと続いて今週は、DANELECTRO HONEYTONE N-10のジャンク品を発見です。見た目がレトロで可愛く、プラ筐体のチープさもダンエレらしさが発揮されています。バンドリ1期の4話で、花園たえが持参したミニアンプはこれが元ネタと推測です。(ロゴ等は無い)

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HONEYTONEは複数のカラーが販売されていますが、AQUAのみ若干割高となっています。スピーカーサイズは3インチで、電池&アダプター駆動両対応です。コントロールは2V1T仕様となっており、トーンはFREQUENCYに近い効果が得られます。トーンを絞るというよりは、中心周波数の山を移動させる印象ですね。

このトーンが意外に面白く、説明書には16通りのセッティングが掲載されています。DRIVEの幅もかなり広いので、軽めのクランチからハードな歪みまで作成可能です。入手したのは動作不良ジャンク品で、希望小売価格の約1/10となる税込550円でした。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA ジャンク品

ジャンク品の理由は二つ記載されており、電池スナップが欠品となっています。もう一つはTONEとO.DRIVEのガリがひどいらしく、ノイズが多いとのことです。とりあえず価格が価格ですので、アダプターの通電さえ問題無ければ良しとします。ちゃっちゃと検品を済ませて、パパっと修理してしまいましょう。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 の不具合を治す

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA バッテリーボックス
スナップが無いけれども……?

まず電池スナップの欠品ですが、正確には欠品ではありませんでした。確かにスナップが見当たらないものの、本体を振ると僅かに擦れる音がする模様です。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA バッテリースナップ
あった

おそらくスナップが隙間に入ってしまい、元に戻せなくなったのだと思います。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA バッテリー動作確認
通電もOK

本体を分解するとスナップが出てきた上に、電池での通電確認も全く問題ありません。こちらは修理の必要が無いため、ポットのガリとノイズの程度を確認です。

ポットの分解洗浄

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA ポット

いずれのポットもガリが相当ひどく、左右に回すと満遍なく大音量でガサガサと鳴ります。音が途切れ途切れになる箇所もあるので、本格的な洗浄か交換が必要と判断です。ポットの種類を調べると、新品では入手の難しい工業製品組込み用の品種でした。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA ポット分解洗浄

そこでポットのケースを外して、接点を直接クリーニングしています。洗浄後はテスタで抵抗値を確認しつつ、数値の可変が飛び飛びにならなければOKです。(ガリがある場合、規定値以上の抵抗値を示したり値が飛び飛びになる)基板から外した上に分解するため面倒ですが、この方法が最も確実だと思います。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA ポット分解洗浄 動作確認
接点クリーナーよりも無水アルコール派

2個とも数値が安定したら金属ケースを戻し、基板に取り付けて動作確認です。バッチリとガリが解消されて、TONEやDRIVEの変化が元通りになっています。作業時間は10分少々と、ほとんど苦労せずにHONEYTONE不具合修繕となりました。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 の音質を改善

一応動作確認のため数時間遊んでいると、色々と気になる点を発見です。本品はO.DRIVEで歪みをコントロールしますが、完全なクリーンになりません。他の1chミニアンプと同じく、最小に設定しても若干クランチしています。低音域の迫力も乏しいため、もう少しローエンドを強化してもよさそうです。

O.DRIVEのクリーントーン化

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA 基板表面

基板の表面は電解コンデンサとICが、裏面は面実装型パーツが換装されています。歪みに関する回路は、大半が裏面の面実装型パーツで構成されている様子です。少し部品が小さすぎるため、交換対応出来る部品は種類が限られます。定数の調整も限界があるため、クリップ部の変更で対処する事にしました。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA 基板裏面
ミニアンプ定番の小信号用ダイオード対称クリップ

HONEYTONEは前回のMini Twinと同様に、シリコンダイオードクリップです。2k~6kが歪んでいるため、面実装型の超小型LEDへ変更しています。ハンダ付けが非常に面倒ですが、ピンセット等を活用して取り付けましょう。交換後は2k~6kが控えめとなり、ボリューム12時程度迄は歪まなくなりました。

低音域増強MOD

続いて低音域の弱さですが、こちらはコンデンサの定数変更で対応です。小さな筐体で大型の部品が使用できないため、裏面も有効活用します。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA コンデンサ定数変更1

表面はコンデンサを寝かせて対処し、対処しきれないサイズは裏面に換装です。コンデンサは単品で定数を変更するよりも、複数種で調整した方が良いと思います。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA コンデンサ定数変更2
クリップは超小型LEDに

クリーンMOD前 周波数特性

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA クリーンMOD前 周波数特性
VOLUME10時/TONE最大/O.DRIVE最小

クリーンMOD後 周波数特性

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA クリーンMOD後 周波数特性
VOLUME10時/TONE最大/O.DRIVE最小

ディストーションMOD前 周波数特性

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA ディストーションMOD前 周波数特性
VOLUME9時/TONE最大/O.DRIVE最大

ディストーションMOD後 周波数特性

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA ディストーションMOD後 周波数特性
VOLUME9時/TONE最大/O.DRIVE最大

DANELECTRO HONEYTONE N-10 修理完了💖

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA 修理完了1

交換部品数が多くなかったため、作業時間は全体でおよそ25分程度でした。スピーカーが音割れしない程度にローが出るようになり、弾き応えが倍増です。クリーンもパキっとした音が心地良く、歪みと濁りのない音を奏でてくれます。これなら故障品ではなく、新品ベースでモディファイをしても良いかもしれません。

DANELECTRO HONEYTONE N-10 AQUA 修理完了2

特に難しい作業はありませが、ジャンク品の修理は火災に直結するので注意が必要です。見極めや作業に一定の慣れが必要となるので、根気強くジャンクで経験を積みましょう。また修理に固執するのは禁物で、状況に応じて割り切る事が大切となります。作業時間と部品代を考慮しつつ、楽しめる範囲内でジャンク品とお付き合い下さいませ。

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