【レビュー】Aria Pro II 714-AE200 長く使える個性派ギター!

2021年9月29日ギター,Aria Pro II,AE -Aria Evergreen-,714-AE200,エントリークラス,レギュラースケール

AE -Aria Evergreen-(アリア・エバーグリーン)について

👆 ARIAPROII ( アリアプロツー ) / 714-AE200 Lavender

2020年11月、Aria Pro IIより『AE -Aria Evergreen-(アリア・エバーグリーン)』が発表されました。時を超えて愛され続けるスタンダードなギターフォルムを基に、独創的かつモダンなデザインが光る2機種がラインナップされています。2021年4月現在販売されている、『714-AE200』および『615-AE200』のおおまかな特徴を見ていきましょう。

Aria Pro II 714-AE200 目次

Aria Guitars 公式ホームページ

AE -Aria Evergreen-

http://www.ariaguitars.com/jp/items/electric-guitars/ae/

アリア・エバーグリーンは、スタンダードなスタイルを基に開発。
色褪せず長い間使っていただける事を願い開発されたモデルです。

引用:AE -Aria Evergreen-_ Aria Guitars

714-AE200

714はSTスタイルなルックスにS-S-HレイアウトのアルニコPUを装備、Wilkinson製2点支持ブリッジが搭載されています。アッセンブリーは1V1Tとシンプルながらも、トーンポットを引き上げる事でリアハムバッカーがコイルタップに対応です。

Lavender

Misty Pink

Yellow Gold

615-AE200

615はTLスタイルなルックスにS-S-SレイアウトのアルニコPUを装備、こちらもブロックスタイルのサドルを採用したWilkinson製ブリッジが搭載されています。アッセンブリーは1V1Tに3wayスイッチとなっており、トーンポットを引き上げる事でセンターPUを常時ONにすることが可能です。

Lavender

Misty Pink

Yellow Gold

いずれも価格を抑えたエントリークラスとは思えぬ仕上がりで、搭載パーツも同価格帯との比較では頭一つ抜けた構成と言えるでしょう。さらに各モデルにはカラーリングに対応した専用ギグバッグABC-300も付属し、総じて脅威のコストパフォーマンスを誇ります。スタンダードなスタイルにオリジナリティを濃縮した、『安くても長く使いたくなる1台』になるはずです。

今回は同シリーズより、714-AE200 LV(Lavender)を詳しく取り上げていきます。

714-AE200 基本スペック

714-AE200正面画像
Model:714-AE200 LV

Body:Flamed Maple Lamination Poplar
Neck:Maple, Heel-less Bolt-on
Fingerboard:Rosewood
Frets:22F
Scale:648 mm 
Pickups:OS-5 x 2 (Alnico-5),CPH-1 “Classic Power” (Alnico-5)
Controls:1 Volume, 1 Tone(Push/Pull Coil-tap SW),5-way PU Selector SW
Bridge:Wilkinson WOV06
Hardware:Chrome
Finish:LV(Lavender)
引用:714-AE200 LV _ ITEMS(製品情報)_ Aria Guitars

ルックス

フレイムメイプル、グロス仕上げ、バインディングなどなど、ボディの存在感を際立てるデザインが中毒性抜群です。メーカー公表のラベンダーモデルの画像は少し暗めの色合いに見えますが、実物はかなり鮮やかで艶のある色合いとなっています。ネット通販での購入だったため、開封時に初めて実物を見た際に思わず「おおっ……!」と声が漏れました。

714-AE200ボディ中央部画像

グロス仕上げで光沢のある表面と相まって、画像の色合いと実物の色合いとでは鮮烈さが雲泥の差です。加えてボディの淵はバインディング付きで、こちらも画像からでは判らなかった嬉しいポイントとなっています。ピックガードデザインも同ブランドのFLを踏襲しており、ホワイトパールの反射が良いアクセントです。バックパネルも同じくホワイトパールですが、PUカバーやノブなど、他の樹脂パーツはホワイトで統一されていました。

714-AE200ヘッド画像

ヘッドシェイプはRSと同じ形状を採用で、ネックはストレートヘッドとなっています。

714-AE200ヘッド裏側画像
※シリアルナンバー部分はスタンプで隠蔽処理

ペグはブランドロゴが刻印されており、標準的な無地のロトマチックペグよりも高級感アリです。ネックグリップはサテン仕上げとなっているため、グロス仕上げなボディの側面や裏面と比較して若干色白となっています。

演奏性

ボディ材はポプラを採用しているものの、初めて演奏した際はかなりズッシリとした重みを感じました。外観のデザインが近い現行のFLが軽量モデルなので、そういった先入観も重量感を強調させる要素かもしれません。その分重心に安定感があるため、まず間違いなくヘッド落ちすることは無いと断言できるでしょう。

714-AE200指板とフレット状況

サテン仕上げのネックはスベスベで演奏性が高く、ミディアムジャンボ(と思われる)フレットはチョーキングもレガートも難なくこなせます。グリップは標準的なCシェイプですが握りごたえで良好で、ガッシリと親指を添えても安定感がありました。

714-AE200ボディ中央斜めアングル

2点支持のブリッジはアーミングに柔軟に対応出来るだけでなく、ブロックサドルがブリッジミュート向きの滑らかな手触りです。

714-AE200コントロール部

コイルタップ用のスイッチポットはPush-Pull型ですがハットノブ採用につき、演奏時の切り替えは若干慣れが必要となります。

サウンド

オールアルニコピックアップということで、ヴィンテージ感のあるミッドレンジがかなり心地よいです。リアのClassic Powerはハムバッカー時は高音がそれほど出ず、代わりに腰のある中音域にアドバンテージがあります。シングル時はかなり煌びやかなサウンドに豹変し、ジャキっとした歯切れの良いカッティングを弾きたくなること請け合いです。

714-AE200フロントピックアップ

センターとフロントのOS-5は独特の飽和感があり、クリーン~クランチでのリードプレイの際に色気を感じると思います。チューブアンプとの相性も良く、アタック音以上にサスティーンが魅力的に映えるトーンを演出です。いずれのピックアップもほどほどに出力が高めで、オーバードライブ以上の歪みでもパンチのあるドライブを奏でます。

クリーン使用時やクランチ程度の軽い歪みの際は気になりませんが、本機はノイズ処理が行われておりません。オーバードライブ以上の歪みに設定すると、弦に触れていない場合はややノイジーです。(比較対象機種:ARIA / RETRO-1532J-3TS)演奏する際は弦アースが必須となるため、コーティング弦を使用する際はノイズゲートやリダクションを併用する、あるいはザグリ自体にノイズ処理を行う方が好ましいと思われます。ギタリストにとってかなり美味しい帯域に強いサウンドにつき、セッティングによってはノイズと上手く付き合っていきましょう。

714-AE200 のオリジナリティ

STスタイルを基にしつつも、一目見ただけではSTと感じさせない洗練されたデザインがオリジナリティ抜群です。海外では『Fullerton』と銘打たれている通り、90年代の同名モデルや現行のFTと同じフォルムとなっています。現行のFTは高級機につき店頭で見かける機会が少なく、往年のAriaProIIファンには懐かしさを感じるハズです。

714-AE200アウトプットジャック

利便性という面では地味ですがアウトプットジャックが反転されており、シールドが抜けにくい配置となっています。

714-AE200リアPU6弦側マウント状況

サウンド面ではリアPUが『半ダイレクトマウント』という特殊な構造につき、4~6弦の『壁のように迫る硬さ』がとてもパワフルです。低音弦側のサスティーンはハムバッカー搭載STタイプよりも伸びやかで、開放弦を交えたラウドロックなフレーズやバッキングにも向いています。

専用ギグバッグ ABC-300

付属のABC-300ギグバッグは厚手で丈夫なだけでなく、ボディーカラーに合わせた色合いがとてもお洒落な一品です。

ABC-300内部画像
ABC-300内部画像(ネックパッド裏返し)

内部はネックパッド入りとなっており、マジックテープで着脱可能となっております。

ABC-300底面ラバー

底面にもラバーが添えられているためエンドピンによる破れにも強く、長期間愛機を良いコンディションで保護してくれる事でしょう。

次回は714-AE200を分解し、パーツ単位でより細やかなデータを調べていきます。

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