ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLE レビュー!カラバリ豊富な高品質ギターケーブル!!
👆 カラバリ多数!ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLE レビュー!!
目次
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ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLE 豊富なカラバリで魅せるギターケーブル!
今回は ERNIE BALL (アーニー・ボール) のギターケーブルより、BRAIDED INSTRUMENT CABLE をご紹介です。
BRAIDED INSTRUMENT CABLEは、耐久性に秀でた編組布デザインのアウター・ジャケットを採用しています。絡みにくい上に折り癖がつきにくく、カラーバリエーションが豊富なのが特徴です。
カラーはスタンダードな単色ブラックを中心に、ERNIE BALLの弦パッケージを想起させるネオンカラーも用意されています。
複数のカラーを使用した編み込みパターンも完備されており、使い手の個性と愛機に合わせたケーブル選びが可能です。
デュアル・コンダクター&デュアル・シールド構造!
音質に影響を与える要素として、BRAIDED INSTRUMENT CABLEはデュアル・コンダクター&デュアル・シールド構造を採用しています。99.95%のOFC (無酸素銅線)を用いたデュアル・コンダクターが鮮明な高音、締まった中音、倍音豊かなクリアトーンを実現です。
デュアル・シールドはハンドリングノイズを軽減するだけでなく捻じれに強いため、ケーブルの変形を最小限に留めてくれます。プラグ等のパーツも信頼性のあるものが使用されており、過酷なステージに耐えうる丈夫さも魅力的です。
CLASSIC & FLEX INSTRUMENT CABLEも発売中!
ERNIE BALLではBRAIDED INSTRUMENT CABLEの他、多数の楽器用ケーブルがラインナップされています。
CLASSIC INSTRUMENT CABLE
CLASSIC INSTRUMENT CABLEはPVCアウター・ジャケットを採用し、伝統的なブラックだけでなくモダンなホワイトも完備です。デュアル・コンダクター&デュアル・シールド仕様につき、サウンド面もBRAIDED INSTRUMENT CABLEに近いと言えるでしょう。
FLEX INSTRUMENT CABLE
FLEX INSTRUMENT CABLEは同じくPVCアウター・ジャケットですが、シングル・コンダクター仕様となっております。デュアル・コンダクターよりも柔軟性が高いため取り回しが良く、パステル調のカラーバリエーションが実に斬新です。サウンド面ではクリアなトーン、そしてクセの少ないサウンドを再生します。
本記事ではBRAIDED INSTRUMENT CABLEより、ネオンイエローが映える10フィート S/Lプラグの6080をチョイス!
要所で同価格帯のケーブルと比較ながら、外観、仕様、サウンドをじっくりレビューしていくよ!
外観:ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLE
ERNIE BALLのINSTRUMENT CABLEでは、ヘッダー部分に直接ケーブルが巻かれているパッケージを採用です。ビニール等で養生されていないため、店頭ではケーブルが剥き出しの状態でフック什器等に陳列されています。
このタイプのパッケージは汚れの付着や小傷が発生しやすく、購入前にケーブルのコンディションチェックが必須です。プラグに傷やくすみが無いことや、ワイヤージャケットに汚れが無いことを確認しておきましょう。
使用の前後にプラグを乾拭き!
パッケージが密閉されていないケーブル類は、新品の場合でも使用前にプラグ先端部の乾拭きで汚れを落とすことを推奨します。ニッケルメッキにつき楽器用クロスであれば概ねOKですが、春日キョンセームやMORRIS MCC-2は安心して使える高品質クロスです。
使用後も同じくプラグ先端を軽く乾拭きすることで、プラグだけでなく接続するジャック類を長持ちさせることが出来ます。とりわけ梅雨時は見えない汚れや湿気が付着しやすく、乾拭きによって接点不良発生を予防出来るのです。
Marshall Japanでも推奨されているトラブル回避テクニックにつき、演奏前後の習慣として定着させよう!
おススメ高品質クロスはこちらの2種!
カラーリング
管理人の選んだ6080 ネオン・イエローは、宣材写真以上に網膜に訴える強烈なカラーリングが人目を引きます。とにかく色鮮やかで見栄えが良く、ネオンカラー愛好家であれば一目見ただけで即落ち不可避です。
アンプの上や床に置いても視認性が抜群で、ステージ映えを狙うプレーヤーにも強く推せます。編組布ワイヤージャケット自体が光を反射しやすい素材につき、ケーブル単体でも輝く個性を発揮出来そうですね。
Regular Slinky #2221のパッケージをイメージしたカラーだね!
細部のデザイン
プラグはキャップ部分の形状がスタイリッシュですが、内部は熱圧縮チューブで広範囲を養生した堅牢な構造となっています。
チューブが露出する箇所はERNIE BALLの金文字ロゴ入りとなっており、デザイン面は総じてハイクオリティかつハイセンスです。
BRAIDED INSTRUMENT CABLEは標準で純正ロゴ入りケーブルタイが付属し、収納しやすさへの配慮が◎となります。ただしケーブルタイは脱着不可能となっているため、無理矢理剥がそうとしないように注意しましょう。
特筆すべきポイントとして、アングルドプラグ (L型) はTL型ジャックフェルール (カップジャックプレート) 対応です。テレキャスター等に使用しても干渉することなく、快適な演奏をサポートしてくれます。
仕様:ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLE
ギター用ケーブルでは珍しくはないものの、寸法以外に公表されている情報がほとんど確認出来ません。静電容量と抵抗値は不明で、サウンドについては『鮮明な高音、タイトな中音、豊かな倍音』と説明されているのみです。ルックス面の良さに反し、購入前の段階で具体的にどのような音質なのかイメージしにくいと思われます。
寸法(実測値)
管理人の個体を実測するとワイヤージャケット外径がφ7mmジャスト、プラグ先端のチップ (Tip) 最大径がφ5.9mm程度です。編組布デザインのデュアル・コンダクターモデルとしてはやや細く、ジャックへの挿入感はガッチリ目となります。長さはプラグキャップに覆われていない箇所の計測で約305cmと、概ね公表値の10フィートに収まっている様子です。
取り回し
デュアル・コンダクターモデルの宿命として、ケーブル内部の芯を感じられるやや硬質な取り回しとなっています。外径φ8mmの Fender Professional Series Tweed Instrument Cable と比較しても、本品の方が硬く追従性は今一歩です。その分頑丈で捻じれに強いとも考えられますが、ステージで使用する際は本品の硬さに十分慣れてからの方が無難となります。
製造国
ERNIE BALLのケーブルは、パッケージのバーコード付近に製造国が印刷されていました。BRAIDED INSTRUMENT CABLEはMADE IN CHINAと表記されており、USA製の弦とは異なるプラントで製造されている模様です。
サウンド:ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLE
ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLEのサウンドは、商品説明で謳う通り中音がスッキリと前に出てくる印象があります。高音は解像度が高いというよりは雑味が少なく、適度に引き締まった響きが良い塩梅です。
同じく商品説明に表記のある『豊かな倍音』について、こちらは低次倍音の密度の濃さが実感出来ます。対照的に高次倍音は控えめとなっているため、力感のあるリードフレーズと相性が良さそうです。
歪ませると音の芯がクッキリと際立つので迫力がありますが、プレゼンスが影響する音の鋭さや音のハリ感は程々となっております。
管理人の主観では説得力に欠けるので、ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLEの音質を比較解析です。同価格帯のFender Professional Series Tweed Instrument Cableを比較対象に、倍音特性、周波数特性、ノイズ耐性を計測します。
ケーブルを除く使用機材と各種パラメータ、その他計測環境を含む全ての条件を揃えた上で計測しました。シンプルにケーブルによる音の差異だけが分かるように、最適と思われる計測条件を構築です。
倍音特性
倍音は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦 (A2/110.00Hz) を解析しています。
ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLEは基音の出力の高さ (縦軸) に加え、第9倍音付近まで基音に迫る出力です。極端に出力が下がる低次倍音が存在せず、僅かにコンプレッション感を内包した厚みのある音を奏でます。高次倍音は部分的に出力が絞られる箇所が散見し、第16倍音に関しては一切計測されませんでした。
Fender Professional Seriesは低次倍音の出力こそ及びませんが、高次倍音が計測された帯域 (横軸) が上手です。出力が途切れる高次倍音も存在せず、ERNIE BALLよりも繊細な高音の煌めきが味わえます。
ERNIE BALLは中音に影響を与える低次倍音の出力、Fenderは高~超高音に影響を与える高次倍音の計測範囲とムラの少なさが魅力!
どちらも異なる個性を有しているので、プレイスタイルや強化したい帯域で選ぶと良いよ!
倍音特性波形の周波数目安
左端側の太長い山(中央灰色線)が基音110Hz 偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)、第6倍音(660Hz)…… →ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も 奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)、第7倍音(770Hz)…… →金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き 非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
周波数特性
周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的なスペクトラムを算出しました。
ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLEは倍音特性そのままに、中~中高音にかけてパワーの得られる周波数特性です。300~1.7kHzにかけてアドバンテージがあり、クリーンでも歪みでも厚みのある音色を再生します。一方4kHz以降は減衰傾向にあるため、雑味が少なくクリアと捉えるかプレゼンスの艶感に欠けると捉えるか意見が分かれそうです。
Fender Professional Seriesはアドバンテージが真逆で、4kHz以降の帯域で高~超高音の伸びの良さを体感出来ます。中~中高音が幾分低めとは言え各帯域のバランス自体は良く、使用機材やジャンルを問わず扱いやすい周波数特性です。
周波数特性波形の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz 橙線:400Hz,800Hz 桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
ノイズ耐性
ノイズ耐性はギターをスタンドにたてかけ、一切ピッキングをしていない状態でノイズの周波数を計測しました。
ノイズを分かりやすくするために、強烈なゲインが得られるnux HG5 Modern High Gain Distortionを接続しています。電源はEffects Bakery Cheeseburger RE9V Batteryを用い、パラメータは全メモリをセンターに合わせたエフェクトONの状態です。
ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLEは、中音以降のほぼ全帯域のノイズ耐性が強力となっております。400~1.3kHz前後の帯域は極めてノイズが少なく、2.5kHz以降の帯域も低いノイズレベルを計測です。
Fender Professional Seriesは1.5~2.5kHz付近のノイズレベルが低めで、他の帯域はERNIE BALL以上の値を記録しています。周波数特性における高~超高音の伸びの良さは、同帯域のノイズをカットし過ぎないシールド構造が影響していると推察です。
ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLEは得意とする中音の出力の高さとノイズの低さを両立!
透明感があるのに力強い中音の再現に一役買っているよ!
ノイズの周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz 橙線:400Hz,800Hz 桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
計測に使用した機材一覧
ギター:Aria Pro II / PE-780
PU:Aria Pro II / Classic Power “CPH-1G” (純正ブリッジ側)
弦:Aria Pro II / AGS-803XL
ピック:Aria Pro II / P-HT01/080 YL
エフェクター:nux / HG5 Modern High Gain Distortion
電池:Effects Bakery / Cheeseburger RE9V Battery
比較用シールド:Fender / Professional Series Tweed Instrument Cable 10ft
マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P×1
計測に使用した機材のレビュー記事はコチラ!
ERNIE BALL BRAIDED INSTRUMENT CABLE まとめ
鮮やかなデザインとカラーバリエーションに、堅牢な構造を備えたギターケーブルに仕上がっています。音質面では中~中高音の力感にアドバンテージが得られ、デュアル・シールド構造によるノイズの少なさも大きな利点です。
シングル・コンダクターの編組布ケーブルよりも取り回しの悪さは否めないものの、演奏中の絡まりにくさは一級品となります。ルックスとサウンド両面の利点を高い水準で併せ持つため、ライブでもレコーディングでも十分な戦果が期待できる品質です!
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