Pig Hog Inst Cableレビュー:星座のように輝くGLOW-in-the-DARK高耐久ギターケーブル徹底解説
👆 Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cable レビュー!
目次
ついにやってきた2025年!いつか10年後になってしまう2025年!!
今年もギタいじへようこそ!ハジメマシテな君は『コチラ』をチェック!
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序章:ERNIE BALL FLEX CABLE GLOW IN DARK レビュー
ここはギターいじリストのおうち
……から最寄りの楽器店があるビル
ギタいじ読者の皆様!!
あけましておめでとうございます!!!
2025年は巳年ということでね、今から楽器店でヘビっぷりの良い機材を買っちゃうよ!
地元では最大級の楽器店、ここならSSRランクのヘビーな機材が眠っているに違いありません!
いらっしゃいませー!
年始の景気づけに、新品のギターケーブルはいかがですかー!
ムムッ、新年初売りは楽器用ケーブル類が特価になっているみたいだぞ
って、はうあ!?
い、いきなり……
リアル蛇の革っぽいギターケーブルを見つけてしまった……!!
しかもこいつぁ弁財天さまのお使いだと言われる幸運の白蛇 (みたいな色)!元旦から縁起が良いぜ!!
さすがお客様、お目が高い!
そちらは頑丈なギターケーブルブランドの代表格、Pig Hogのスペシャルカラーバリエーション……
な、なんだ!?店内が急に真っ暗になったぞ!!
暗闇で星座のように光り輝く蓄光編組を採用した『GLOW-in-the-DARK』シリーズでございます
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
観光地とは全く関係ない蓄光スケルトンキーホルダーみたいだあああああああ!!!!(1ヵ月ぶり3回目の登場)
Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cable 星座のように輝く高耐久ギターケーブル!
という訳で新年一発目のギタいじは Pig Hog ( ピッグホグ ) より、GLOW-in-the-DARK Inst Cableをレビューです。GLOW-in-the-DARKシリーズはケーブルのアウター・ジャケットに、耐久性に秀でた蓄光仕様の編組を採用しています。
更にPVCジャケットよりも太めのケーブル外径は折れや変形に強く、過酷なステージ環境でも奏者を強力にアシストです。独自のOFC (無酸素銅線)を用いたサウンドは、楽器本来の持つクリアなサウンドをノイズレスに再生してくれます。
GLOW-in-the-DARKで演出する個性漲るステージパフォーマンス!
GLOW-in-the-DARKシリーズ最大の魅力と言えば、パッケージでも強調されている蓄光仕様の編組ジャケット (チューブ) です。明るい環境では薄緑色の上品なカラーですが、太陽光などが放つ光エネルギーを蓄えると暗闇で妖艶に発光します。
その鮮やかな輝きはステージ上で類稀なる個性を発揮し、全てのプレーヤーが文字通り光り輝く演奏体験を楽しめるのです。蓄光は紫外線領域の波長エネルギーで励起状態→光電効果により光るという反応につき、ブラックライトとも好相性となります。
ライブハウス等でブラックライトオプションが選択出来る場合、本ケーブルを照明演出に組み込んだパフォーマンスも可能です。日本国内では日本娯楽が正規輸入代理店となっており、長さは10フィート (約305cm)、プラグは S/S (PCH10GLO) と S/L (PCH10GLOR) が選択出来ます。
言わずもがな無類の光り物好きの管理人は、
暗闇で光るというエモリティの高さに性懲りもなく物欲がエクスプロージョンです。
これほど面白そうなギターケーブルを前にして、華麗に購入をスルー出来るヒューマンなどこの世に存在するのでしょうか?
いや、いない!(反語)
汝、物欲に抗うべからず、散財を躊躇うべからず!!
こうして管理人は新年のテンションに流されるがまま、Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cable 10ft S/L (PCH10GLOR) を購入です💖
チョロいなコイツ(まいどありー!)
ちょっとチミ、心の声漏れてない?
果たしてGLOW-in-the-DARKの輝きとサウンドは管理人の好奇心を満たしてくれるのか、じっくりとレビューしていきます。
外観
Pig Hogのケーブル各種は、ケーブルを台紙に直接巻き付けて固定したパッケージスタイルです。紙箱やビニール袋等は使用されておらず、店頭ではバスケットやフック什器を用いて陳列されています。
今回管理人が購入した店舗ではケーブル担当のスタッフの配慮により、ビニールでパッキングされた状態で販売されていました。通常はケーブル本体が剥き出しの状態で陳列されているため、購入前にコンディションチェックを行いましょう。
日本国内正規輸入品は裏面に添付された日本娯楽のステッカーが目印!
並行輸入品は補償対象外になるので注意してね!
使用の前後にプラグを乾拭き
新品のケーブルでもパッキング無しの商品の場合、プラグ部の汚れや酸化、ケーブルジャケットの傷などが発生しがちです。管理人の個体はスタッフの配慮によりは綺麗な状態でしたが、実物を確認出来ない通販等で購入する場合は注意が必要となります。
非密閉型パッケージのケーブル類は購入直後に、楽器用クロス等を用いた乾拭きでプラグの汚れを落とすことを推奨です。乾拭きには春日キョンセームやMORRIS MCC-2など、プラグ類の金属にも安心して使える高品質かつ柔らかいクロスをご利用願います。
プラグの乾拭きは Marshall Japan でもトラブル回避テクニックとして紹介されているよ!
ギタリストマストバイな高品質クロス2選
カラーリング
アルミン酸ストロンチウムを用いた製品を筆頭に、蓄光性のある素材はやや白っぽい緑色が一般的です。蓄光グッズ特有の薄緑系カラーは明るい環境では地味に映るため、人工照明下や自然光下では好みが割れることがあります。
ところがGLOW-in-the-DARK Inst Cableは明るい環境でも発色が良く、ジャケット表面に艶があるため見栄えが上々です。ギターのフィニッシュカラーで言うところのサーフグリーンを淡くした色合いにつき、カラーケーブルとしても個性があります。
発光していない状態でもアルビノ個体の蛇柄風でなかなかのエモさ!
まさに巳年にピッタリな逸品だね!
そして邪神ちゃんの下半分の真ん中の色と同じだ……
暗闇での発光
Lepro HD51のブラックライト (UVピーク波長は395nm) を使用した場合、1分照射することで6分以上自然発光することを確認です。国内JIS規格ではJC~JBグレード相当でしょうか、完全な暗闇ではなくある程度光源のある環境下ではもう少し長い時間発光します。
発光開始から2分程は鮮烈なネオングリーンとなっており、妖艶さとインパクトを備えたルックスは唯一無二ですね。しかしおよそ3分経過後付近から輝度が落ちていくため、ステージで使用する際は補助のブラックライトが必要となります。
ステージの照明オプションでブラックライトが使用出来る場合は活用するなどして、ステージ演出に華を添えましょう。
懐中電灯タイプのブラックライトの使用については事前に運営に確認を取ってね!(持ち込み不可の箱も多数有り)
束ねた状態で蓄光するとケーブルが重なっている部分に十分光が当たらず、発光時にまだら模様になるから気を付けよう!
お手頃ブラックライトのレビューが読める記事はコチラ!
細部のデザイン
GLOW-in-the-DARK Inst Cableのプラグキャップには、ホワイトカラーの樹脂コーティングが施されているのが特徴です。無垢の金属製よりも冷たくなく柔らかな触感で、楽器本体の塗装面と接触しても傷が付きにくくなっています。
熱圧縮チューブには『PIG🐷HOG』とキャラクター付きのブランドロゴが入り、コネクターはおそらく24k金メッキコネクターです。また管理人の購入した Straight/Right Angle (S型/L型) 限定で、TL型ジャックフェルール (カップジャックプレート) に対応します。
テレキャスターに使用してもL型プラグの根本が干渉せず、ケーブルのタフさと併せて快適なギタープレイをサポートです。S型のプラグはFender Original Series Instrument Cableよりも気持ち短い程度で、概ね標準的な長さとなります。
仕様
織り込まれたジャケットは耐久性が高く、独自の OFC( 無酸素同 ) を使用した 線材との組み合わせで楽器本来の持つクリアなサウンドを トラブルレスに伝達します。
Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cableは多くの楽器用ケーブルの例に漏れず、仕様に関する公表情報がほとんど確認出来ません。当然ながら静電容量と抵抗値は不明で、音質は『楽器本来の持つクリアなサウンド』と説明されているのみです。
寸法(実測値)
管理人の個体を実測したところワイヤージャケット外径が約φ7.0mm、プラグ先端のチップ (Tip) 最大径がφ6.1mm程度となります。Fender Original Series Instrument CableなどのPVCギターケーブルと比較して、ジャケット外径が約1mmほど太い設計です。
チップ最大径がφ6mmを超えるためタイトな挿入感となっており、グラ付きの少ない安定した演奏性を維持出来ます。しかしジャックによっては挿入がキツ過ぎるように思える場合もあるため、機材との相性が分かれそうです。
普段チップ最大径がφ5.8mm程度のケーブルを使用している方は、挿入感がキツくなっても大丈夫か手持ちの機材をチェックしましょう。ワイヤージャケット露出部分の長さは約304cmにつき、概ね公表値の10フィートに収まっています。
取り回し
Pig Hogの編組ジャケットギターケーブルは総じて耐久性が高く、激しく動いても捻じれや変形にとても強いです。ケーブルの硬度自体が高いので演奏中に移動しても絡まりにくい反面、追従性についてはPVCジャケットよりも一歩劣ります。
重量もPVCジャケットのケーブルより重く、ジャンプしたり走ったりすると地面に引っ張られるような印象です。どうしてもケーブルの耐久性が高くなると柔軟性や動作追従性が損なわれてしまうため、表裏一体の要素として割り切りましょう。
それでもFender Deluxe Series Instrument Cableなどの超硬質なケーブルと比較すると、本品はまだ柔軟性のある部類となります。取り回しは同じ外径のPVCジャケットに劣るものの、編組ジャケットとしては良好であるとお考えください。
製造国
日本娯楽のホームページ等では特に表記がありませんが、パッケージ裏面のバーコード付近で製造国を確認出来ます。GLOW-in-the-DARK Inst Cableは他のPig Hogケーブルと同じく、Made in Chinaと表記されていました。
サウンド
商品説明で楽器本来の持つクリアなサウンドとある通り、GLOW-in-the-DARK Inst Cableはノイズが少なく雑味の少ない音像です。エレキギターでは4~6弦が力強く再生され、単音では中音の暖かみがあるファットなトーンを奏でます。
ジャンルを問わずオールラウンドにこなせそうな音質で、とりわけハムバッカー搭載エレキギターのリードプレイとは相性抜群です。最大出力も程よく大きい上に、音の『束感』の強さから伸びのあるハーモニクスが楽しめると思います。
倍音特性 (A2/110.00Hz)
管理人の主観では説得力に欠けるので、Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cableの音質を比較解析です。Fender Original Series Instrument Cable (10ft) を比較対象に、倍音特性、周波数特性、ノイズ耐性を比較していきます。
倍音と周波数の測定にはYAMAHA REVSTAR RSE20を、ピックはAria Pro II P-HT01/080 YLを使用しました。
倍音は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦 (A2/110.00Hz) を解析です。
i.Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cable
ii.Fender Original Series Instrument Cable
どちらのケーブルも基音の出力 (縦軸) に大きな差はありませんが、GLOW-in-the-DARKは低次倍音の出力が高い値を示しています。中音の厚みと音の束感の強いハーモニクスを裏付けるように、第2~第7倍音の出力が上手です。
一方倍音が計測された帯域 (横軸) は僅かにOriginal Seriesの方が広く、高次倍音の出力も少しだけ上回っています。よってPig HogはOriginal Seriesよりも中音にフォーカスされており、煌びやかさよりも音の太さで魅せる倍音特性です。
倍音特性波形の周波数目安
左端側の太長い山(中央灰色線)が基音110Hz 偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)、第6倍音(660Hz)…… →ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も 奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)、第7倍音(770Hz)…… →金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き 非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
周波数特性
周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的なスペクトラムを算出しました。
1.Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cable
2.Fender Original Series Instrument Cable
両ケーブルの周波数特性は低次倍音の出力差が影響し、GLOW-in-the-DARKの方が0.5~1dBほど最大出力が大きいです。100Hz以下の低音はほぼ同等の値であるものの、200Hz前後を境として2kHz付近まで伸びやかな中音~中高音域を形成しています。
中音域の勢いに牽引されて4kHz付近まで高い値を記録していますが、以降の帯域はOriginal Seriesの方が優位となる模様です。パワフルな出力の中音と必要以上に高音が出しゃばらないチューニングで、メリハリのあるサウンドを創出します。
周波数特性波形の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz
橙線:400Hz,800Hz
桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
ノイズ耐性
ノイズ耐性はギターをスタンドにたてかけ、一切ピッキングをせずにノイズの周波数を計測しました。
ノイズを分かりやすくするために、ハイゲインディストーションnux HG5 Modern High Gain Distortionを接続です。
本項の計測のみエレキギターはRSE20と同価格帯のGuild SURFLINERを使い、ブリッジピックアップのみをONにしています。電源にはelectro-harmonixのEHX 9V Batteryを接続し、パラメータは全メモリをセンターに合わせたエフェクトONの状態です。
a.Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cable
b.Fender Original Series Instrument Cable
ノイズが計測された高音側の帯域はGLOW-in-the-DARKが6.5kHz付近、Original Seriesは7.5kHz付近でした。高音~超高音域のノイズに関しては、GLOW-in-the-DARKの方が耐性が高いと考えられます。
低音側についてもGLOW-in-the-DARKは140Hzでノイズレベルがゼロになる帯域があるなど、Original Seriesよりも優勢です。他の帯域のノイズレベルはほぼ同等の値につき、GLOW-in-the-DARKはOriginal Series以上にクリアなサウンドが味わえます。
ノイズ耐性の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz
橙線:400Hz,800Hz
桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
計測に使用した機材一覧
ギター1:YAMAHA / REVSTAR RSE20 NYW (倍音 / 周波数特性)
ギター1ギター弦:YAMAHA / GSE10
ギター2:Guild / SURFLINER (ノイズ耐性)
ギター2ギター弦:D'Addario / EXL110
ピック:Aria Pro II / P-HT01/080 YL
エフェクター:nux / HG5 Modern High Gain Distortion
電池:electro-harmonix / EHX 9V Battery
比較用シールド:Fender / Original Series Instrument Cable
マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P×1
計測に使用した機材のレビュー記事はコチラ!
まとめ
耐久性の高い編組ジャケットと蓄光仕様の合わせ技で、ステージ上で『物理で光る』個性を発揮出来るギターケーブルです。その輝きは夜な夜な1人で練習している際に眺めているだけでも面白く、通常のケーブルでは体験出来ないプレミアム感があります。
仕様について公式発表の情報が少ない点は不親切さが否めないものの、細部まで仕上がりが良く芯のあるサウンドは迫力満点です。頑丈さや音質の好みで選ぶのは勿論のこと、星座のように輝く存在感でテンションを爆上げしたい方に強くおススメします!
🏃💨今すぐ Pig Hog GLOW-in-the-DARK Inst Cable で輝かしい人生を送る💪✨
» Pig Hog (ピッグホグ) / GLOW-in-the-DARK Inst Cable
🐶<我は Amazon が好き♪
🐴<余は Yahoo! である♪
🐼<某は 楽天市場 ゆえに♪
👼<私は メルカリ で探す♪
※プラグ形状 (S/SまたはS/L) を良くご確認下さいませ
アメリカ生まれのお手頃&タフなPig Hogケーブル!
Pig Hog 正規輸入・販売元
株式会社 日本娯楽 企画営業部
http://www.nihongoraku.co.jp/products/selectBrand.php?b1=ps&b2=PIG%20HOG
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