Ibanez IGB571 レビュー!パワーパッド&YKKジッパー搭載PVCギグバッグが斬新でカッコいい!
👆 2023年新商品Ibanez IGB571 パワーパッド&YKKジッパー搭載ギグバッグをレビュー!
目次
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Ibanez IGB571 2023年新商品は鮮やかでスポーティなエレキギター用PVCギグバッグ!
Ibanezは2023年3月22日にPOWERPAD® Designer Collectionの新商品として、エレキギター用ギグバッグ IGB571 を発表しました。これまで同シリーズの主力を担ったIGB541やIGB541Dは、個性と遊び心をコンセプトにカジュアルさを推したデザインです。
一方IGB571は「アクティブな日常には、アクセントが欲しい。」をテーマに据え、明るくスポーティーなデザインを採用しています。生地にはPVC(ポリ塩化ビニル)を使用しており、布地では得られぬ鮮やかな発色がインパクト満点です。
カラーもこれまで同シリーズにはなかったLT (Light Teal)、WH (White)、YE (Yellow)の3種が用意されています。また鮮やかな生地を引き立たせるブラックを要所に織り込み、視覚的アクセントが効いているのも大きな魅力です。
性別や年齢を問わずに使えるユニセックスデザインは、楽器のある日常に使用者の個性を煌めかせることが可能となっています。
IGB571はパワーパッド&YKKジッパー搭載!
シリーズ恒例の要素も健在で、クッション材には厚さ15mmのパワーパッドを搭載です。パワーパッドは衝撃保護性能に優れ、愛機を保管時や運搬時のトラブルから守ります。
更にバッグの側面には、10mmの追いパワーパッドが加わる堅牢な二重構造です。
保管時にはエンドピンが貫通しにくく、輸送時は落下等によるダメージを低減してくれます。ジッパーはJIS規格値をクリアしたYKK製を搭載し、使い勝手だけでなく耐久性にも配慮です。
物欲爆発なお手頃価格
販売価格はIGB541と同じ¥8,800(税込)につき、気軽に試せるリーズナブルさも購買欲を煽ります。かく言う管理人もその斬新な色使いとカッコよさに胸を撃ち抜かれ、荒ぶる物欲がバースト状態です。
特にこのIGB571-YE……
なんて亜鉛合金タイガーみたいな色使いなんだ!
ここ数日亜鉛合金タイガーに囲まれた生活を送る内に、管理人は頭がどうかしていたのでしょう。最早物欲に抗う術などなく、人格を支配されるがままに楽器店へ直行します。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
亜鉛合金タイガー色のIGB571-YEをひとつ下さい!!
申し訳ございません、実はまだIGB571が入荷しておりません
!?
別店舗
IGB571-YE?入荷はもうちょっと先だね
……
知人の店
いや、うちIbanezのディーラーじゃないから
……
2023年4月現在の流通量は少なめ
なんということでしょうか、管理人がこれほどIGB571を欲しているにも関わらず最寄りのお店が全て未入荷です。念のため各取扱い店のSNSを確認したところ、行動範囲内で入荷情報を告知している楽器店を確認出来ませんでした(4月中旬に確認)。
という訳で今回はメーカー品にしては珍しく、AmazonでIGB571-YEを注文しています。Amazonは価格変動が激しいため、タイミング次第ではかなり安価で購入可能です。
しかし出荷元がAmazon以外の場合もあるなど、プライム配送対応の有無を確認する必要があります。買い時のタイミングが判断出来ない場合は、keepaを用いて価格調査を行いましょう。
果たしてIbanezの新商品は管理人の物欲を満たしてくれるのか、じっくりレビューです!
ギタいじ用語辞典
管理人が哀して病まない外来種の三流安ギターパーツにしてみんなのアイドル。装着すると愛機の音質が微妙になる上に人格を支配される。詳しくはコチラ(初出)とコチラ(増殖の過程)の記事を読もう!
外観:banez IGB571 2023年新商品 エレキギター用PVCギグバッグ
管理人購入時はプライム配送対応分の在庫があり、注文日の翌日には到着しています。ところが梱包形態が予想外で、置き配に対応出来ないサイズで届きました。
あ、Amazon君……
Amazonくーーーん!!!!!
それも一目でサイズオーバーと分かる、180サイズ超のクソデカ段ボールです。参考までに、同じくAmazonで販売されているCAHAYA製ケースの包みを並べてみます。
このようにAmazonでは、商品サイズを無視した梱包で配送される場合が著しく多いのです。Amazonユーザーにとってはお馴染みの光景であるものの、初心者の方はご注意ください。ちなみに内部は緩衝材が使用されておらず、
サスペンスの死体消失トリックの如くバッグが収められていました。
開封直後の状態
ギグバッグ本体は大型のビニール袋にて、ハンドルやベルト類は薄葉紙で養生されています。幸い目立った外傷はなく、メーカー出荷直後の綺麗な状態を保ったまま管理人とご対面です。
商品タグは型番を表記したもの、使用上の注意を表記したもの、YKKジッパーの3枚が付属します。タグによると使用されているジッパーは、耐久性に秀でたWOVEN-IN TOUGH ZIPPERです。
ギグバッグ特有のジッパーの破損が発生しにくい上に、万が一破損した際も交換が容易な構造となっています。詳しくは下記YKK公式ホームページにて、特設サイトの情報や動画をご確認ください。
使いやすさは勿論、YKK製ジッパーというだけで信頼度爆上がり!
YKK公式動画&ホームぺージリンク
デザイン
購入したIGB571-YEは通常のイエローというよりも、光沢感のあるバナナのような色合いです。カラーはほぼ商品画像のイメージ通りで、その鮮やかな発色に圧倒されると思います。艶々な生地が実に鮮やかに映え、側面や底面のブラックカラーもハイセンスです。
画像と実物に差異のある商品も世の中には多いですが、本品はそういった心配は無いと考えられます。IGB571の色や形に魅せられたのであれば、手に取っただけでも漲る充実感を抱くことでしょう。
写真では分かりにくい要素として、生地の表面は完全なフラットではありません。リップストップ生地のような加工となっており、アウトドア用品のテントやバッグ風の質感です。遠目には見分けがつかないものの、気になる方は店頭で確認した方が良いと思われます。
IGB541とデザイン性の違いについて
ルックスとサイズ感はIGB541に近いですが、細部で異なる箇所にも注目です。まずIGB571のジッパーは取っ手がリング状で、IGB541よりも扱いやすく感じます。
加えてPVCならではの生地の厚みや硬さがあるため、自立性がIGB541よりも格段にアップです。楽器を収納していない状態でもくたびれにくく、丈夫さについてはIGB571の方が優位に立てます。
その分柔軟性に欠け、開閉時の触感や楽器のフィット感はタイトです。IGB541のように伸びやすい生地を想像していると、やや窮屈に思うかもしれません。
またその生地の硬さ故に、ギグバッグ単体の重量は1.47kgで設計されています。平均的重量のギターを収納すると5kgを超えることもあり、取り回しの良さはIGB541の方が上手です。各モデルのデザインは一長一短の要素があるので、その差をよく理解しておきましょう。
不透明な要素としては長期的な使用に伴うPVCの劣化が気になるかな?
紫外線や油、アルコールなどは表面がボロボロに硬化する要因となるので保管環境に気を付けよう!
パワーパッドのパワー
IGB541を使用したことのあるユーザーであれば、是が非でもパワーパッドのパワーが気になると思います。IGB541やIGB541Dは生地の軽さと相まって、パワーパッドの保護性能を活かせていないのが問題点です。端的に言うとパワーパッドが全体の1/2程度しか使用されておらず、いささか頼りない構造となっています。
IGB571では改善に期待がかかりますが、残念ながらパワーパッドの使用量はIGB541等と同程度でした。パワーパッドは底面と正面右の黒い生地の箇所に内蔵されており、正面左側はパワーパッド無しです。
バッグ全域を保護する構造だと思い込んでいると、確実に肩透かしを食らう要素となっています。パッドの厚み自体は15mmと十分であるものの、価格帯の限界が見え隠れするのも事実です。
とは言えIGB571は自立性の高さから、IGB541よりもパッドが型崩れしにくくなっています。そのため薄手のギターを収納しても、パッドが斜めに潰れない点が好印象です。パワーパッドを有効に活用出来ているため、保護性能はIGB541よりもIGB571の方が優れています。
運搬方法
持ち運びはハンドルによる片手持ちの他、合計3通りの運搬方法に対応です。側面のハンドルは丈夫な補強材入りで、ボタンで固定して束ねることが出来ます。
ショルダーベルトは肩パッド付きで負担が少なく、肩に触れる面は通気性の良い素材を採用です。ショルダーベルトと本体の結合部は、上下左右の計4か所で三角状に縫われています。
IGB571はPVC生地の厚みがあるため、IGB541よりも結合部の強度が向上です。IGB541では重量級ギターの持ち運びに不安を覚えましたが、IGB571はある程度重いギターも運搬可能となっています。
ショルダーベルト上部には樹脂カバー付きのハンドルが設けられ、抱きかかえるような両手持ちに対応です。樹脂カバーハンドルは運搬の他、保管場所から引き抜くように取り出す際にも重宝すると思います。
運搬方法ではありませんが、先端部にある三角吊カンはハンガー什器などに吊るすことが可能です。店頭販売では吊るされた状態で展示されていることも多く、基本的に中が空の状態で使用します。楽器を収納した状態で吊るすと、千切れるなどの破損の原因となるので控えましょう。
縫い目の強度
IGB541とIGB541Dの縫製の品質は、賛否両論点として意見が割れやすいポイントでした。両モデルとも決して縫製が良いとは言えず、管理人所有の個体は糸がほつれ放題です。上手く切られていない糸が目立ち、二重縫いの強度が不足している箇所も含まれています。
IGB571ではこの辺の管理体制が見直されたのか、厳しく見積もっても価格帯相当の品質はクリアです。少なくとも糸がビロビロに飛び出している箇所は無く、糸の切り忘れ箇所が大幅に減っています。
二重縫いもしっかり行われているため、IGB541よりも大幅に改善されている印象です。気になる人は気になるといった塩梅につき、1万円未満の中国製品としては及第点だと思います。
収納チェック:banez IGB571 2023年新商品 エレキギター用PVCギグバッグ
ここからは手持ちのギターを使い、代表的なスケール毎にフィット感をチェックです。IGB571は外寸も内寸も公表されているので、上記寸法表を併せてご確認願います。おおむねIGB541と同サイズですが、内寸の厚み(F)が55mmと薄くなっている点に留意しましょう。
ケース内部はネックヘッド付近に加え、ボディのブリッジ周辺に補強生地付きです。
ナット位置にはネック・ホールド・バンドを装備し、運搬時にネックの横ブレを防いでくれます。
レギュラースケール (EART / YMX-SG3 SSS)
ディンキー風モダンストラトタイプのYMX-SG3は、全長がおよそ1000mm超の設計です。
IGB571の内寸の全長は1055mmにつき、問題無くスッポリと収納することが出来ます。ボディ部は左右に余裕があるものの、生地が硬めなのでIGB541のようにブレる感覚が少な目です。
ネック・ホールド・バンドが丁度良い配置で、バンドの長さも適切だと感じます。底面は先述の通り、15mmのパワーパッドに10mmの追いパワーパッドを搭載です。
ボディエンドをしっかり保護してくれるため、誤って衝撃を加えてもダメージを低減出来ると思われます。テレキャスタイプを収納しても問題なく、変形ギターや箱物以外は内寸サイズ内で収納可能です。
EART YMX-SG3 SSSのレビューはコチラ!
ミディアムスケール (GROTE / LPS-023)
ミディアムスケールのチェックには先日ご紹介した、GROTE LPS-023を使用しています。全長1030mm超のヘッド角付きの設計ですが、こちらも綺麗に収めることが出来ました。
ヘッド側は指1本余る程度で、ボディ側も左右に余裕のある状態です。とりわけボディ上部は空きスペースが広く、ネック・ホールド・バンドの使用が必須となります。
レスポールスペシャルタイプ以外にも通常のLPタイプや、ストレートヘッドのAria ProII Jet等が収納可能です。ヘッドレス構造はバンドで固定出来ない全長のモデルが多いため、事前に店頭で確認した方が良いでしょう。
GROTE LPS-023のレビューはコチラ!
収納力盛り沢山な4つのポケット!
IGB571はIGB541やIGB541Dを踏襲し、収納力のある4つのポケットが設けられています。演奏に必須となるシールド、ピック、チューナー、弦、A4サイズスコア等を全て収納出来るのが◎です。
ただしポケットの外観やサイズこそIGB541と一致していますが、IGB571は生地の伸縮性が乏しいPVC製となっています。そこでIGB541レビュー時と同じグッズを使い、どれほど収納力に差があるのかをチェックです。
ヘッド側ポケット
ヘッド側ポケットはチューナーやピックケースなど、小物の収納に向いています。マチ付きなので多少厚みがあっても収納出来るものの、やはりIGB541よりは収納力が劣る様子です。
IGB541ではダンカン製PUケースとチューナーを同時収納出来ましたが、IGB571はどちらか片方しか収納不可でした。なおワンカップは収納可能なので、ぼっち・ざ・ろっく!ファンの方はIGB571をチョイスしても良いと思います。
ボディ側ポケット小
3連仕様となるボディ側ポケットの最上段は、マチが無いため薄手のアイテムにピッタリです。
交換用のギター弦やクロスなど、それほどかさばらないグッズの収納に使用しましょう。ERNIEBALLの弦は10パック収納可能につき、IGB541よりも2セットほど収納個数が少なくなります。
ボディ側ポケット中
ボディ側2段目のポケットはマチ付きで余裕があり、シールドやストラップの収納に最適です。シールドは箱のまま収納することも可能で、Aria Pro IIのシールドは2セット飲み込めます。
このポケットだけはIGB541と収納力に大差がなく、サイズ的に汎用性が最も高いです。ヘッドフォンやスプレー缶など、厚みのあるアイテムを優先的に収納しましょう。
ボディ側ポケット大
ボディ側の一番大きいポケットは、A4サイズの雑誌や楽譜の収納に対応します。紙類に関してはIGB541と同程度の収納力ですが、厚手のものや球体状のものは収納不可です。
例えばIGB541では管理人の頭部が丸ごと収まったものの、IGB571では無理矢理ねじ込むこと自体出来ません。生地が硬くてポケット内部が全く広がらず、下手をすると破れる恐れがあります。
直方体の収納にも制限があり、VOX MV50の箱はファスナーを全開にした状態でギリギリ収まるといった感じです。IGB571はポケットのサイズを考慮して、サイズ内に収まるものだけを収納するようにしましょう。
あくまで比較したらという話につき、管理人を収納出来なくても困ることは無いよ!
普通に考えれば十分過ぎる程の収納力なのでフル活用しよう!
Ibanez IGB571 2023年新商品 エレキギター用PVCギグバッグ まとめ
アクセントの効いた明るくハイセンスなデザインに、一定の保護性能と小物収納力を備えたギグバッグに仕上がっています。ルックスに惹かれた場合でもきちんと愛機を保護出来るため、好みのカラーと巡り合えればIGB541以上の満足度です。
不安材料だった縫製の質も改善がみられ、価格据え置きのまま品質が向上している点は評価に値します。総合的に斬新なデザインと性能面のバランスが良好で、お洒落なギグバッグの普及を牽引するポテンシャルを秘めた商品です!
アクティブに個性を主張したい人に最適なカッコいいギグバッグ!
PVCの耐久性だけ不透明なので消耗品感覚で使い倒すのが吉だね!
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🏃💨今すぐ banez IGB571 エレキギター用PVCギグバッグ で個性を煌めかせる✨
IGB571-YE (Yellow)
IGB571-LT (Light Teal)
IGB571-WH (White)
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