KC GB-EG1 レビュー!強固さと利便性を追求したカラバリ豊富なエレキギターギグバッグ!
👆 KC (キョーリツコーポレーション) GB-EG1 エレキギター用ギグバッグ レビュー!
目次
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KC (キョーリツコーポレーション) GB-EG1 豊富なカラバリと3層構造で強固なエレキギター用ギグバッグ!
今回は KC (キョーリツコーポレーション) より、 GB-EG1 エレキギター用ギグバッグ をご紹介です。GB-EG1はオールラウンド仕様のギグバッグで、STタイプやTLタイプといった標準的なサイズのエレキギターに対応しています。
6種類の豊富なカラーバリエーションを用意し、ケースの外装にはクッション材とプラスチック板による強固な3層構造を採用です。4mm厚のプラスチック板を8mm厚のクッション材で挟み込むため形成を崩しにくく、側面からの衝撃にも高い耐久性を誇ります。
テーマは『強固かつ利便性を極限まで追求』
GB-EG1のテーマは『強固かつ利便性を極限まで追求』につき、耐久性のみならず使いやすさにも配慮された設計です。持ち運び用のキャリングハンドルは堅牢かつ握りやすく、ショルダーベルトは通気性と柔軟性に優れたパッドが使用されています。
更に背負って運搬する際に肩甲骨と腰にかかる負担を軽減するため、背面には厚手のメッシュパッドを3か所に装備です。撥水性のある生地と防水ファスナーにより軽度の水飛沫は受け付けず、大型の収納用ポケットやショルダーポケットも搭載しています。
屋内での保管用途は勿論のこと、頻繁に屋外へ持ち出すユーザーには嬉しい性能を備えたギグバッグだと言えるでしょう。
価格について
GB-EG1はオープン価格ということもあり、実店舗とECサイトで価格差が大きいです。色によっても人気にバラつきがあるのか、OR (オレンジ) のみ安価に設定されている店舗も確認出来ました。
本記事では鮮やかなカラーリングのGB-EG1/ORを例に、公式のアピールポイントを一通り検証しながらレビューするよ!
外観:KC (キョーリツコーポレーション) GB-EG1 エレキギター用ギグバッグ
GB-EG1の実物を店頭で見ると分かると思うのですが、光沢のある生地の発色の良さが目を引きます。とりわけGB-EG1/ORは最も派手なカラーリングということもあり、遠目に見ても存在感が抜群です。
艶のあるオレンジ色の生地とは対照的に、ハンドルやファスナーの取っ手、縫い合わせ生地のラインはブラックで統一されています。オレンジと暗色のコントラストという点では、
ドラゴンボールにおける亀仙流の胴着に近い色合いですね。
デザイン
生地表面を近くで確認してみると、リップストップ生地のような加工が施されています。アウトドア用のバッグやアウターの質感に近く、スベスベとした均一な肌触りで撥水性も高めです。
使用されているクッション材は先述の通り、4mmのプラスチック板を8mm厚のクッション材で挟み込む3層構造となります。
クッション材はギグバッグの表面と裏面の他、ギターの輪郭を覆うように側面にも内蔵です。10mm厚のケースよりも厚みがあるため自立性が高く、手に取っただけでも型崩れのしにくさが伝わってくると思います。
収納するギターにも配慮されており、ケース内部にはフサフサとした柔らかな生地を採用です。
ネックのナット付近にはネックホールドバンドを搭載し、ペグとブリッジの接触する箇所は補強生地で保護されています。
底面にはゴム足パッド付きでエンドピンが貫通しにくく、地面に縦置きする際に衝撃を和らげることが可能です。
運搬方法
持ち運びはハンドルによる片手持ちの他、合計3通りの運搬方法に対応します。
側面のキャリングハンドルは厚手の頑丈なプラスチック製で、指の形状に合わせたグリップが握りやすいです。
ショルダーベルトはパッドが広範囲にあてがわれており、使用者の体格を問わず上々なフィット感が得られます。
両肩と腰付近のメッシュパッドも柔らかで心地良く、ベルトもアジャスター付きなのでギターを背負って運ぶことが苦になりません。
GB-EG1はショルダーベルト専用のトッパー付き!
片手持ちで運搬する際にショルダーベルトが動かないので快適だよ!
両手持ちハンドルと三角吊カンも完備
表面のボディ側上部には化繊製のハンドルが設けられているため、抱きかかえるような両手持ちにも対応です。ギグバッグはこの位置にハンドルが無いモデルも多いですが、保管場所から引き出す際に便利なので中々侮れません。
その他運搬方法とは別に、裏面のネック側先端部には三角吊カンが搭載されています。店頭販売ではこちらの三角吊カンを使い、什器等に吊るされて展示されている場合が多いです。
基本的にケースの中を空の状態で管理する際に使うものにつき、ギターを収納した状態では吊るさないようにしましょう。
縫い目の強度
ここまでは良いこと尽くめのGB-EG1ですが、縫製の質に関しては評価が割れると思われます。生地同士の縫い合わせやベルト類の縫い合わせは強度的に問題が無いものの、細部の処理が雑なのです。
随所に糸が上手く切断されていない箇所が目立つため、見栄えの悪さが気になります。特にケースの内側は人目につかない場所とは言え、補強生地の縫い合わせ部分は糸を切断する意思が全く感じられません。
ユーザーが購入後に切れば問題無い範疇であるものの、気になる方は予め店頭でチェックを推奨です。
ファスナー
ファスナーには大型で持ちやすい取っ手が使われており、スタイリッシュなルックスも上々となっています。公式に『防水ファスナー』と表記されていますが、防水性能に関しては価格相当です。
それほど防水性能は高く無く、家庭用シャワーで30秒ほど当てるとほんのり浸水してしまいます。取っ手がYKKの頭合わせ止水ファスナーのように完全密閉出来ないため、どうしても取っ手同士の隙間から浸水してしまうのです。
生地の撥水性が高いため瞬間的な水飛沫は防げますが、長時間雨水に晒される環境や水没には対応出来ないとお考え下さい。
販売店の説明によると『防水性を高める場合は撥水スプレーを併用』とのことでした
それは最早防水設計とは呼べないのでは……?
ギターケース業界、何かと防水性能を盛りがち
収納チェック:KC (キョーリツコーポレーション) GB-EG1 エレキギター用ギグバッグ
GB-EG1の内寸は公表値によると全長が105cm、ボディ上部幅が30cm、ボディ下部幅が38cmと記載されています。内寸の厚みは5cmとなっているため、一般的サイズ設計のST&TLタイプ、LPタイプは問題無く収納可能です。
ただし全長は『クッション材を限界まで押し込んだ値』につき、実際に収納出来るのは全長104cm以下のギターになると思います。
レギュラースケール
まずはレギュラースケールのTLタイプとして、Aria Pro II 615-AE200の収まり具合を確認です。
TLタイプのボディは上下共に収まりが良く、ヘッド側も指1本分余る程度と相性抜群となります。
ネックホールドバンドの位置も適切につき、利便性の高いTLタイプ用のケースをお探しの方におススメです。
Aria Pro II 615-AE200のレギュラーはコチラ!
ミディアムスケール
続いてミディアムスケールのLPタイプの中から、TEISCO TLG-480Cを収納してみました。
LPタイプはボディ上側が少し緩めとなりますが、ボディ下側の収まりは良好となります。
ヘッドは指数本分の余裕があり、ネックホールドバンドを使用してきっちり固定しましょう。
こちらのギターは物理攻撃力の高い6つ星ペグ搭載ギターであるものの、補強生地はビクともしない模様です。
ダイヤル固定式のロックペグやD-Thingなど、生地を傷めやすいパーツを搭載したギターも安心して収納出来ることでしょう。
TEISCO TLG-480Cはこの記事に登場!
オフセットボディ
メーカー推奨外のボディ形状について、オフセットボディのARIA RETRO-1532Jも確認してみます。
ボディの上部幅が限界ギリギリなのに加え、正面左側のボディエンドが浮くため安定感はイマイチです。
しかしクリーニングクロス等で養生することで、一応収納出来なくもないということが分かりました。
ファスナーがボディ上部側を通過する際にひっかからないように、丁寧に引き上げるのが収納のコツとなります。
ARIA RETRO-1532Jはこの記事をチェック!
ヘッド側でギター弦を切らない派
もう一つ補強生地の弦に対する強度を確認すべく、ヘッド側で弦を切らないスタイルのギターを収納です。
補強生地に接触する場合は問題ありませんが、側面等の補強生地が無い箇所に接触した場合は生地表面が毛羽立ちます。
使用に伴い生地が破れることも考えられるため、弦を丸めて側面に触れないように収納した方が良さそうです。
弦はヘッドでビロビロ派はこの記事を読もう!
収納用ポケットは4箇所
小物収納用ポケットはヘッド側に1つ、ボディ側の2連ポケットで2つ、ショルダーが1つの計4箇所となります。
ヘッド側は小型ですがマチ付きで、チューナーやピックケース、予備弦やクロスの収納に活用可能です。
ボディ側の2連ポケットは上段がマチ無しで、下段がマチ付きかつ内部収納用の仕掛けが豊富となっています。
上段のマチ無しポケットは厚みがないため、A4サイズの楽譜やファイルの収納向きです。
小物類が散らばらないポケット内部の設計
下段もA4サイズの楽譜が収納可能ですが、ポケット内部に仕切りが多数設けられています。
大型のメッシュ付きの仕切りはケーブルホルダーで、その上にある細長い袋状の箇所はペンホルダーです。
反対側には2か所ネットポケットが設置されており、その下の黒い生地の袋がアクセサリーポケットになっております。
内部で小物類が散らばらないように、即座に必要なものを取り出せる設計ですね。
もしかしたらケーブルホルダーとアクセサリーポケットが逆かも(記載が無いから分からん)
どちらを使っても問題無いと思われるけれども、塩梅の良い方にケーブルを収納してね!
ショルダーポケット
ショルダーポケットは少し特殊となっていて、左肩用のショルダーベルトに搭載されています。
スマホや音楽プレーヤーが収納可能につき、余すところなく収納要素を盛り込んだ印象です。
普段胸ポケットにスマホを入れる癖がある方や公共交通機関利用時、街歩きやショッピングなどに活用しましょう。
KC (キョーリツコーポレーション) GB-EG1 エレキギター用ギグバッグ まとめ
GB-EG1はECサイトの平均的な販売価格に対し、おおむね満足出来る性能を有するギグバッグに仕上がっています。『強固かつ利便性を極限まで追求』というテーマに相応しく、運搬保護性能に加え小物類の取り出しやすさにも配慮された設計です。
縫製の粗や撥水加工相当の防水性は玉に瑕ですが、3層構造のクッション材による耐衝撃性の高さは評価に値します。好みに合わせて選べるカラーバリエーションも豊富なので、屋内外の使用によらず普段使いに最適なギグバッグです!
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