【検証】MORRIS クリーニングクロス 「本当に洗って何回も使える?」 2年間洗い倒してみた👍【MCC-2レビュー】
👆 MORRIS クリーニングクロス MCC-2 (CLEANING CLOTH) の耐久性を検証&レビュー!
目次
本日もギタいじへようこそ!ハジメマシテな君は『コチラ』も見てね!
» 【全80種以上】Seymour Duncan ピックアップ 音質解析 一覧
当ブログでは80種以上のダンカン製PUを解析済み!キミの求めている音もきっと見つかるよ!!
👑最新ギターメンテナンス用品ランキング
MORRIS MCC-2 楽器用クリーニングクロスの大定番商品をレビュー!
楽器用クロスのロングセラー商品といえば、やはりCLEANING CLOTH MCC-2だと思います。MCC-2は超極細繊維のベリーマXで編み上げられた、他に類を見ない柔軟性が特徴です。落としにくい油性膜も落としやすく、尚且つ塗装面を痛めにくい構造となっています。
MORRIS MCC-2 クリーニングクロス は何度も洗って使える(公式発表)
また本品は水洗いをする事で『何度でも使える楽器用クロス』としても有名です。一般的な楽器用クロスと比較すると繊維落ちがしにくく、経済的にフル活用出来ます。
かく言う管理人は本クロスを、年間約50枚前後消費するヘビーユーザーです。洗えば何度でも使える商品にも関わらず、アホみたいに週1ペースで使い続けています。理由は単純に『洗う事が出来ない用途』に使っているからに他なりません。
楽器のメンテナンスや修理では、油汚れや溶剤類の拭き取り作業が必要不可欠です。金属粉を拭き取る作業も多く、下水へ流せないものは拭き取り後に破棄となります。
つまり用途としては乾拭き用以上に、優秀なウエスとして活用する機会が多いのです。もったいなく感じるかもしれませんが、個人的には作業工程上の必需品と考えています。
真面目な話、フレットや金属ナット&サドルの削りくずを拭き取るのにMCC-2を使うともう汎用ウエスには戻れないぜ!
2年間 MORRIS クリーニングクロス を洗い続けて検証!
という訳で購入数に反し、本当に繰り返し使えるのかを試した事がありませんでした。何回洗ったらボロボロになるのか、実際に調べようと思い立ったのが一昨年の春先です。
思い立ったが吉日という事で、その日から乾拭き用の本品を洗濯して使い続けています。用途はポリエステル塗装面の乾拭き専用とし、毎週日曜日に手洗いで水洗いを実施です。更に去年の5月頃から乾拭き用の枚数が足りなくなったため、もう1枚追加しています。
合計2枚の乾拭き用クロスを週1ペースで洗い続け、大体2年経過したのが本日です。2年間毎週洗濯し続けた本品が、性能や原型を保ち続けているのか確認していきましょう。
検証の前に MORRIS クリーニングクロス MCC-2 を簡単にレビュー!
検証結果を発表する前に、比較対象となる新品のクロスが必要だと思います。まずは洗濯回数0回の基準として、未開封新品の状態を簡単にレビューです。
MCC-2は専用パッケージ入りで、厚紙製のガッチリしたケースが使用されています。
ラベルにはMADE IN JAPANが表記されており、裏面には図入りの商品説明付きです。
ロングセラー故に『ハイテク素材』という言い回しに時代を感じますね。
件のベリーマXはKBセーレンの商標となっていて、直径は2~5ミクロンとのことです。
材質はポリエステルが78%、ナイロンが22%で、本体サイズは30×40cmとなっています。
べ、ベリーマXだとぉ……
無駄に欲しくなるからカッコいい名称使うのやめろよ……💖
†管理人の精神年齢は13,14歳付近で永久凍結中†
実は裏表で異なる質感
実物に触れるとすぐ分かりますが、本品は表面と裏面で微妙に異なる肌触りです。
表面は右下にロゴ入りで繊維のキメがとても細かく、触感もサラサラしています。
裏面は表面と比較すると繊維の束が少しだけ太目で、毛羽立ちやすい表面加工です。
管理人は基本的に表面を使うようにし、弦を拭く時だけは意図的に裏面を使用します。
なんとなく裏面が弦に向いている気がするだけで、拭き取り能力に差はないハズです。ごくごく個人的な使い分けにつき、表裏を意識せずに使っても問題無いと思われます。
あらゆる楽器に対応
生地はとにかく柔らかく、塗装面やメッキの表面を傷つける心配がほとんどありません。収縮性もかなり高いため、凹凸のある部品やピアノの鍵盤などにも最適ですね。
打楽器奏者で愛用している方も多く、ドラムシェルやシンバル類にも使用出来ます。傷をつけにくいクロスをお探しの方は、ぜひとも一度MCC-2をお試し下さい。
MORRIS MCC-2 クリーニングクロス 1年物(洗濯回数53回)
画像の左側が昨年の今頃に使い始めた1年熟成物のMCC-2で、合計洗濯回数は53回です。右側が新品のMCC-2なのですが、見比べてみるとそこまで強い劣化感がありませんね。
全体的にクタっとしているものの、おおよそ原型を保っていると思われます。
明らかに異なる点としては、ロゴマークのプリントが薄れて色が変わった点でしょうか。
ブランド名も識別しにくくなっており、一般的な衣類のプリントと同じような変化です。
生地の繊維を至近距離で見てみると、表面の艶も失われている事が分かります。
表面の繊維は少し硬めに変化し、クロスの端がカール気味になっている箇所も散見です。
裏面は毛羽立ち感が増加していて、繊維の束がより太くボサボサになっていました。
乾拭きに裏面を使うと、使い初めの頃よりも傷がつきやすいかもしれません。
ちょ、ちょっとタンマ!
この記事の内容さ……
調査期間の割にクソつまんなくね?
ガチだからこそ本当につまんねー記事でスマンね!
MORRIS クリーニングクロス MCC-2の検証はまだまだ1年続く!
MORRIS MCC-2 クリーニングクロス 2年物(洗濯回数111回)
こちらが一昨年に開封した2年熟成物のMCC-2で、生地端のカール感がアップしています。四隅が中央に寄るように若干縮小しており、100回を超える洗濯回数を如実に代弁です。
生地の質感は完全にクタクタで、淵を伸ばしてもすぐにクルっとカールしてしまいます。
意外にもロゴの変化は1年物と大差がなく『RRIS』が潰れて識別しにくい程度です。
繊維の束がペシャンコになっているため、生地が薄くなったような触り心地がします。
手触りは1年物と差がない気がするものの、接写で見ると繊維に自立性がありません。
全体的に繊維が『寝ている』状態につき、手のひらを滑らせるとガサガサな触感です。
表面はまだ使えそうですが、裏面は1年物以上にかえって傷つきそうな予感がします。
どうやら洗濯に伴い、表よりも裏側の柔軟性が低下しやすい傾向がありそうですね。とは言え原型は保っているため、100回程度は洗濯しても問題無いことが分かります。
MORRIS MCC-2 クリーニングクロス 洗濯検証まとめ
最後に新品、1年物、2年物を重ねてみたのですが、生地の縮小具合が伝わるでしょうか。おそらくこのまま洗濯を続けても、破れたり繊維落ちする可能性は低そうです。
しかし洗濯を繰り返すほど、柔軟性と繊維の自立性は確実に低下していきます。明らかに手触りが硬くなったり、ガサ付きが目立ちはじめたら交換を推奨です。
使えない事はないでしょうが、本来のワイピング効果も期待出来なくなると思われます。
壊れないからまだ使えるという訳ではないため、あくまで消耗品として運用しましょう。
ちなみに……
乾拭き用として洗濯頻度週1ペースは、一般家庭での利用範囲では多すぎです!!
検証用に回数を増やしているため、月1程度であればより長期間の性能保持が見込めます(※乾拭き限定の場合)。楽器用クロスとしては、これ以上ない程にワイピング性能と耐久性が優秀です。普段使いであれば2年でヘタる可能性は低いため、安心してご利用下さい!
🏃💨 MORRIS MCC-2 クリーニングクロス を使い倒す✨
🧠「いい機会なのでもう2,3記事読んでいってくれるかな?」
» [4年以上]新品の 長期在庫 ギター ってどの位劣化しているの?[倉庫熟成]
お手入れどころか工場出荷後に放置され続けた新品のギターがどうなるか知っているかい?
» 【5年以上放置】新品の長期在庫ギターはどのくらい劣化が激しいの?【1850日倉庫熟成】
4年では生ぬるい?ならば5年以上放置されたギターのコンディションもチェックだ!
一体どの層に需要があるのか!?どこよりも詳しい圧倒的情報力と分析力で綴る世界一詳しいギターレビュー!
パーツ交換やちょっとしたテクニックで愛機の音質を改善しよう!
» 安ギター に音質の悪い部品だけを使うとどうなるの?[最低音質改造]
ギターの音を良くする改造なんて平凡過ぎる発想はもう時代遅れ!?