Creatifinity Parts CTSC-1 ファットブラスパワーで世界観崩壊💖

2021年6月13日パーツ,ブリッジ,ブラス,スプリングホルダー,トレモロクロー,Creatifinity Parts,CTSC-1,スプリングハンガー,ファットブラス

✨✨ Creatifinity Parts CTSC-1 & CTSC-2✨✨

目次(クリックorタップでジャンプ💨)

2021.06.04モデルチェンジ情報

本記事で紹介のCTSC-1が、幅広いギターに対応すべくCTSC-2へモデルチェンジ!2021.06.06より、公式ネットショップ&各販売店にて発売開始!

80年代のギターブリッジは多種多様

ジャパンヴィンテージに代表されるギターの問題として、保守部品難が挙げられます。80年代は国産ブランドの独自性が目立った時期で、搭載された部品も多種多様でした。特にブリッジは傾向が顕著で、至る所でオリジナルブリッジが開発されていたのです。中でも種類が多かったのは、フロイドライセンス系のブリッジだと思います。

YAMAHA Rockin' Magic II
YAMAHA Rockin’ Magic II

形状を見ればブランドが分かるほど、80年代のブリッジはギターパーツの花形でした。その独自性は外観だけに留まらず、機能性や操作性にまで及んでいたのです。当然ながら仕様も特殊なものが多く、他ブランドとの差別化の意図が感じられますね。

古いマイナーギターの宿命

困ったのはその独自性が独特過ぎて、後年に続くものがほとんど残らなかった点です。スタンダードなフロイド系トレモロを除き、大半のブリッジは既に絶版となっています。現在フロイドライセンスのブリッジは、本家と同じく支持間隔74mmが基本設計です。ところが当時は支持間隔すら独自性が強く、74mm以外の製品が多数発表されています。

Aria Pro II / CS DELUXE
Aria Pro II / CS DELUXE

個人的に印象に残っているのは、Aria Pro IIやTOKAIの72mmタイプです。72mmは当時でも希少故に、ブリッジが破損すると互換パーツが見つからなく大変苦労します。実際に管理人は30年前に、Aria Pro IIのACT-3というブリッジが破損してしまいました。搭載されていたのは1983年製CS DELUXEで、ゴールド仕上げのライセンスブリッジです。原因は亜鉛製のサスティーンブロックで、酷使により亀裂が入ってしまいました。

難航する互換部品探し

1991年の時点で既にACT-3は絶版で、KKT-2というブリッジを代替品として入手します。そしてKKT-2を最後に、Aria Pro IIは72mm支持のブリッジを採用しなくなったのです。つまり現在使用しているKKT-2以外、CS DELUXEに搭載可能なブリッジは存在しません。幸い壊れる事なく30年が経ちましたが、サウンド面ではかなり不満を募らせていきます。

KKT-2
KKT-2 見た瞬間これはもう交換無理だなって感じでしょ?

KKT-2は下位モデル用ブリッジだったため、重量のせいかACT-3より音が軽めなのです。CS DELUXEはACT-3の重さを考慮した設計なので、低音がかなり弱くなってしまいます。色も長年我慢して使い続けてきましたが、やはり購入当初の低音の響きが忘れられません。ブリッジ起因の低音の弱さを補うべく、ブリッジ用のパーツを色々探してみました。

最後の希望はスプリングホルダー……?

通常のライセンスブリッジなら可能な、サドルやブロックの交換は不可能な構造です。ブリッジ本体に手を加える事が出来ないので、トレモロ機構の部品に目をつけます。そこでスプリングの交換を試してみたものの、残念ながら決定打にはなりませんでした。残ったのはスプリングホルダー(※)のみですが、さすがにここは音色に影響はなさそうです。

※スプリングホルダー、トレモロクロー、スプリングクロー、スプリングハンガー等名称は様々ですが、本ブログでは『スプリングホルダー』で統一しています。

2021年4月13日のツイート

……そう思っていた時代が、管理人にもありました。

先月福岡県でギターパーツ製造を手掛けるCreatifinity Partsが、極厚ホルダーを発表します。

ブラス製 極厚ファットタイプ トレモロクロー スプリングハンガー フロイドローズ等に 真鍮 CTSC-1 比較画像

リアルタイムで上記ツイートを見かけた際に、管理人は最早これは運命であると直感しました。おまけに素材はブラスで、音伸び&倍音の向上と生鳴りの変化が実感出来るとの事です。早速極厚ブラススプリングホルダーCTSC-1を取り寄せたので、詳しく見ていきましょう。

※2021年6月6日より CTSC-2 へモデルチェンジ!

nity Parts CTSC-1 #スプリングクロー #スプリングハンガー #ファットブラス

ブラス製スプリングホルダー CTSC-1

CTSC-1はオリジナルパッケージに封入されており、シックなデザインが目を引きます。

Creatifinity parts CTSC-1 パッケージ

パッケージの素材もやや厚手で、金属の角で袋が破れるような心配はありません。

Creatifinity parts CTSC-1 本体内部包装

内部は本体もビニールで養生されていて、傷が付きにくいように配慮が感じられました。なによりも『ファットブラス』と銘打つこの重量感、ハッキリ申し上げてタマりません! Creatifinity Parts CTSC-1 #スプリングクロー #スプリングハンガー #ファットブラス

付属品とアースについて Creatifinity Parts

本体以外の付属品はクロースクリュー2本、板ラグ1枚、ラグ用ネジ1本です。スクリューとネジは共にブラス製となっており、素材の統一感に思わずニヤリとします。

Creatifinity parts CTSC-1 付属品

ブラスはハンダ付けが難しいため、ホルダーにネジ止めをしてアースを取る構造です。

Creatifinity parts CTSC-1 ラグ板&ブラスネジ

ラグにハンダ付けをしても良いですし、ネジにワイヤーを巻き込んでも問題ありません。 Creatifinity Parts CTSC-1 #スプリングクロー #スプリングハンガー #ファットブラス

ブラス愛の伝わる高精度な金属加工 Creatifinity Parts

金属の加工について、本体の淵はほぼ全面的に面取りが施されています。指を滑らせても全く痛みはなく、むしろすべすべした触感が心地いいほどです。寸法も商品説明に記載の値と寸分の狂いもないため、加工精度は相当高いと思われます。(普通の金属部品は0.数mm程度の誤差がある)

Creatifinity parts CTSC-1 斜めアングル

無垢ブラス特有のギラっとした光沢も、金属フェチにはたまらないハズです。取り付け後は見えない部品とはいえ、ブラス愛が伝わってくる仕上がりとなっています。 Creatifinity Parts CTSC-1 #スプリングクロー #スプリングハンガー #ファットブラス

CTSC-1 取り付け前後の周波数特性をチェック

それではここからは実際に、CS DELUXEにCTSC-1を取り付けて周波数特性を計測です。今回はDIを使用して、インターフェース直結のクリーントーンをチェックします。DIとインターフェースはおなじみ、CDI-2PAG03の組み合わせを採用です。

CLASSIC PRO / CDI-2P
YAMAHA / AG03

ケーブル類は汎用品のみ使用し、 可能な限り音に手を加えないようにしています。純粋にホルダーによる音の差異が分かるよう、最適と思われる環境を構築しました。

計測に使用した機材一覧

ギター:Aria Pro II / CS DELUXE
ブリッジ:ACT-3→KKT-2交換済み
使用PU:PROTOMATIC-V(リア/ハムバッカーモード)

シールド:Aria Pro II / JG-10X (10ft/3m, S/S)×1 
マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P×1  

DI:CLASSIC PRO / CDI-2P (INST)
インターフェース:YAMAHA / AG03 
(CH1,LEVEL:標準ライン,GAIN:3.5,全エフェクト無し,INPUT MIX)

表の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz 
橙線:400Hz,800Hz 
黄線:2000Hz,3000Hz,6000Hz

取り付け前 Creatifinity Parts

こちらが83年当時物のホルダを使用した、CS DELUXEの基準となる周波数特性です。この表と各周波数での特性を比較して、音色の変化を視覚的に分かりやすく捉えます。低音が出ていないと感じていましたが、周波数的には低音が弱いという程ではありません。

Creatifinity parts CTSC-1 取り付け前周波数特性

各帯域がバランス良く発揮されており、かなりまとまりのある音色だと言えるでしょう。管理人の心象は、それほどACT-3の低音のアドバンテージが凄かったのだと推測です。(実際にACT-3は、Aria Pro IIでも上位モデルに搭載される事が多かった)

Aria Pro II CS DELUXE 標準トレモロクロー1

取り付け後 Creatifinity Parts

続いてCTSC-1取り付け後の周波数特性ですが、その前に少しだけ補足をいれます。CS DELUXEのクロースクリューは、実測でφ5.1mmのものが使用されていました。CTSC-1付属のスクリューよりもかなり太いため、取り付け前に穴埋めを実施です。

Creatifinity parts CTSC-1 取り付け後1

アルダーの木片を埋め込んで接着し、再度クロースクリュー用の穴をあけています。若干ですがボディに手を加えているので、その点だけは予めご了承ください。

さて肝心の音についてですが、周波数特性を計測するまでもなく差が歴然でした。まず生鳴りが断然良くなり、明らかに音量が大きくなっている事を実感です。振動効率が良くなっているのか、ネックに伝わる振動も変わったような気がします。周波数特性を計測してみると、やはりプラシーボ効果などではありません。

Creatifinity parts CTSC-1 取り付け後周波数特性

最大出力は+1dbほど大きくなり、周波数は全帯域余す所無く増幅されているのです。とりわけギターには美味しい、100~1,000Hzの増幅が素晴らしいの一言に尽きます。とにかく音の立体感が尋常ではなく、高音域も倍音の煌めきが実に上質ですね。まるで古い弦を新品に交換したかのような、圧倒的な変化を目の当たりにしました。

当初の目的である低音域も強化され、芯のあるアタックが見事に復活しています。正直な所、ここまで明確に音が『変化しまくる』とは完全に予想外です。納得の高揚感にウキウキしつつ、サスティーンの計測に移ります。 Creatifinity Parts CTSC-1 #スプリングクロー #スプリングハンガー #ファットブラス

CTSC-1 取り付け前後のサスティーンをチェック

サスティーンの計測はシンプルに、開放弦側のEコードを強弱で鳴らすだけです。ストロークは1回とし、アタックから入力レベルが0になるまでの時間を調べます。波形等は特に無いため、数値で結果のみを記載です。

取り付け前 Creatifinity Parts

ストローク弱
1回目:14.512秒 / 2回目:13.920秒

ストローク強
1回目:18.483秒 / 2回目:17.612秒
Aria Pro II CS DELUXE 標準トレモロクロー2

セットネックだけあり、サスティーンは取り付け前でも十分稼げています。弱めのストロークで約14秒、強めでは約18秒といったところですね。一般的な感性の持ち主であれば、このサスティーンに不満は全く無いと思います。

取り付け後 Creatifinity Parts

ストローク弱
1回目:17.868秒 / 2回目:18.158秒

ストローク強
1回目:20.468秒 / 2回目:20.817秒
Creatifinity parts CTSC-1 取り付け後2

CTSC-1の恩恵は周波数特性の強化のみならず、サスティーンへの影響も抜群です。弱めのストロークで驚きの18秒、強めのストロークでは20秒の大台を突破します。音の分離感も優秀で、コードを構成する1音1音がきっちり伸びている印象ですね。率直な感想として、セットネックがスルーネックに変わったかのような感覚でした。 Creatifinity Parts CTSC-1 #スプリングクロー #スプリングハンガー #ファットブラス

総評 Creatifinity Parts

これはヤバいです!ホルダーを本品に交換したギタリストは、まず間違いなく世界観が変わります。今まで軽視されがちだったホルダーの、計り知れないポテンシャルを痛感です。

全体的な周波数特性の向上に、秀逸なサスティーンが豊かな倍音を彩ります。音像も明瞭となって粒立ちも良くなり、飽和感もナチュラルかつパワフルです。アンプから立体感を伴って飛び出る音色に、ぜひとも驚愕してください! Creatifinity Parts CTSC-1 #スプリングクロー #スプリングハンガー #ファットブラス

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