【音質比較付き】ちびまる子ちゃんピックをレビューしながら原作コミックを思い出す日📚【PVC製】
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ちびまる子ちゃんピック 全29種 発売中🍧
ちびまる子ちゃんピックは、日本アニメーション監修のオフィシャルグッズです。アニメ版のキャラクターデザインを元に、全29種のピックが発表されました。
さくら家の面々にクラスメイト、POP&ROCKバージョンと賑やかな雰囲気が楽しめます。厚さはいずれも1.0mmのハードタイプで、形状も全てトライアングル型で統一です。
材質は企画商品のピックで用いられやすい反面流通量が少ない、PVC製となっております。知名度の高い作品だけに、なんとなく手を出したくなる人も多いのではないでしょうか。
言わずもがな管理人もその一人で、ミーハー心全開で数枚購入してしまいました。
購入したのは7枚のみですが、中途半端な人選が我ながら自分らしいと感じる次第です。何故この人選なのかの説明は後半に回して、とりあえず使い勝手を見ていきましょう。
ちびまる子ちゃんピックの外観
今回入手したのはさくら家4枚、クラスメイト、POP、ROCKが各1枚となっています。一応共通仕様となっているものの、デザインによって握り応えが異なるのが特徴です。
さくら家&クラスメイトは、プリント面積が狭いため表面がやや滑りやすくなっています。
POPはキャラの縁取りと背景カラーがプリントなので、白地以外の部分が滑りにくいです。
ROCKは背景の星以外は全面プリントにつき、一番滑りにくいデザインだと思います。
演奏性重視のデザインがROCKである所に、制作サイドの遊び心を感じる事でしょう。
厚さは1.0mm設計ですが、実測では±0.1mmの範囲内で若干の誤差を確認です。概ね1.0mmに収まっているものの、楽器メーカー製品ほど高精度ではありませんね。
ちびまる子ちゃんピックの材質『PVC』の特徴
企画商品とは言え、本ピックは他のピックには無いデザインも見受けられます。まず材質のPVCは先述の通り、楽器メーカーではあまり使用されない素材です。
一定の耐摩耗性や耐久性を有しますが、硬さにバラつきがあります。添加物により硬度が大きく変わるため、一概に素材としての特徴を断定出来ないのです。
しかしながら発色が良いという長所を備えるため、カラープリント仕様に向いています。拡大して見ると分かりますが『キャラクター映え』は細部まで非常に良好です。指先などの細かな部分まで再現されているため、キャラグッズとしては◎だと思います。
ちびまる子ちゃんピックの演奏性
演奏性に関するデザインについて、トライアングル型としてはエッジが鋭いです。FenderやGIBSONのトライアングル型と比較すると、その先端の鋭さが伝わると思います。
先端が鋭いと音色も鋭角的となり、アタックを中心に高音域の響きが良くなる傾向です。トライアングル型でエッジの効いた音を再現したい場合は、良い選択肢になります。
計4銘柄でちびまる子ちゃんピックと音質比較(サウンドチェック)
文章では伝わりにくいので、本品と他のトライアングルの周波数特性を計測しました。計測したのはFender 346、GIBSON 73M、BestSounds おにぎり、まる子の4種です。
使用ギターは以前取り上げたGroteのTLタイプで、リアピックアップを使用しています。
FENDER 346 Shape Medium の音質
中音域~高音域にアドバンテージがあり、低音域は幾分控えめの傾向です。
GIBSON 73M の音質
200~800Hzが力強いものの1kHz以降は控えめにつき、ローエンド重視となっています。
BestSounds おにぎり の音質
Fender 346とほぼ同じ傾向ですが、厚みがある分200~1kHzが僅かに強めの傾向です。
ちびまる子ちゃんぴピック の音質
かなりトレブリーな傾向で、2kHz以降の強さは他の3種が比較になりません。ただしローエンドがとても弱く、200Hz以下はガクっと減衰してしまいます。ジャキジャキのカッティングなど、高音域を活かすプレイと相性が良いピックです。
波形の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz 橙線:400Hz,800Hz 桃線:2kHz,3kHz,6kHz
- 後半へ続く -
『管理人、ちびまる子ちゃんピックレビューをほったらかしにしておぼろげな記憶でまる子の好きなエピソードを語る』の巻
せっかくの機会ですので、購入したピックを元に原作漫画を振り返ってみましょう。今回管理人が購入したものは、原作に印象深いエピソードがあるキャラクター達です。
表紙に反し笑顔の印象が薄い主人公 (ちびまる子ちゃんピック まる子)
表紙やキャラ紹介では笑顔のまる子ですが、本編では割と笑顔が少ない印象があります。常々ろくな目に遭わないせいか、青ざめている顔かジト目のイメージしかありません。
実際に読み返してみた所、ほぼ全編を通してまる子が笑顔のエピソードは極僅かでした。
単行本6巻収録 その37『まるちゃん南の島へ行く』の巻(後編)
その中で最も笑顔率が高かったのは、南の島に行くお話の後編でしょうか。
『連載3年間の夏休みに(まる子が)貧しい思いしかしていないから、いい目をみせてやりたい』
という月刊連載特有のメタい導入から始まる前後編のお話で、ファンタジー色が強めです。前編はいつもの顔が多いですが、後編は終始笑顔が拝める貴重なお話となっています。
お姉ちゃんのみぎわさんに対する扱い (ちびまる子ちゃんピック お姉ちゃん&みぎわさん+ショックまる子)
先のエピソードと対になるお話で、後日談的なエピソードが描かれました。友達に配るお土産の数が足りず、お姉ちゃんとワールドセンターへ出向くお話です。
単行本8巻収録 その48『まる子 南の島のおみやげ分配に困る』の巻
おみやげを買い足した後、まる子はお姉ちゃんを労いおみやげのチョコを分け与えます。ところが味がイマイチだったらしく、ジト目で感想を言い合うシーンが印象深いです。
よほどマズかったのか、お姉ちゃんは
「みぎわさんにやりゃよかったのに…」
とポツリ。
原作8巻時点では、
特にお姉ちゃんとみぎわさんの接点は描かれておりません。
またまる子にとって、みぎわさんは班の中で仲良し度が一番低い描写がなされています。
(※お土産を配る優先順位が最下位)
接点の無いお姉ちゃんからも『そういう扱い』な辛辣さが妙に心に残る一場面です。
ガス暖房 (ちびまる子ちゃんピック お父さん)
まる子と対照的に、常にへらへらした顔で描かれやすいのがお父さんだと思います。昭和のオヤジ的エピソードが多いからか、人間くささを感じるキャラクターです。
単行本12巻収録 その88『まる子 寒さに負ける』の巻
お父さんは物理で臭い描写も多く、冬季のエピソードでは本領を発揮します。作中やたら放屁と縁のあるお父さんですが、寒い日は屁の熱で布団を温めると豪語です。
しかも異様に得意気な顔で語っているため、変に説得力を感じるシーンとなっています。
カン違いロッカー (ちびまる子ちゃんピック ロック友蔵)
二次元老人枠としては珍しく、友蔵はオチ要員やギャグに振り切った描写が多めです。唐突に意味不明な言動に走るのも魅力で、脳内がファンタジー状態となっています。
単行本10巻収録 その70『まる子は盆栽好き』の巻
まる子が盆栽に興味を示すお話では、友蔵がまる子の嗜好を『粋』と評しました。一方まる子は粋の意味が分からず、問い返された友蔵も上手く説明出来ません。
すると何を思ったのか火消の恰好で纏を振りかざしはじめ、お茶の間の面々は絶句です。普段は天然要員のおばあちゃんに、それは『カン違い江戸っ子』と諭されてしまいます。ROCK友蔵ピックもまさにそんな感じで、年甲斐もなくはしゃぐ祖父の姿をご堪能下さい。
ロカビリーでブロークンハート (ちびまる子ちゃんピック ポップ花輪クン)
金持ちキャラの花輪クンですが、音楽的センスが光るシーンが多い印象です。バイオリンやピアノの演奏をこなすだけでなく、洋楽の知識も持ち合わせています。
単行本5巻収録 その32『花輪クン子供歌合戦に出場する』の巻
字が汚い意外は欠点の無い花輪クンですが、精神的ダメージを負う描写が多い印象です。中でもその大人びた子供心をズタズタにしたのは、子供歌合戦のお話だと思います。
ブロークンハートにも負けず、ギターを片手にシャウトする姿にヒデじいは思わず号泣!問題なのは読者にとって、彼の姿がこいつら100%伝説の危脳丸にしか見えない点です。
※左端の金髪キャラ、色々ヤベー奴、りぼん同時期連載
しかし脳の構造が単純な管理人にとって、ギターの絵が出てきただけでテンション爆発!「ズイブン派手なブリッジのアコギだな」と、ギタリスト観点で見てしまうお話なのでした。
🏃💨 ちびまる子ちゃんピック で思い出に浸る
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