【新発見】ギターストラップの種類でギターの音量やトーンが変化するの?
👆 ギターストラップ で音が変わるなんてご冗談を……
目次
注意!
管理人は民明書房的なものをこよなく愛する人種です。(半分程度はネタ枠のお話とお考え下さい)
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通常 ギターストラップ は装着感や見た目重視
ギタリストにとってギターストラップは、嗜好や拘りが強く反映されやすいと感じます。細いレザー製しか使わない方もいれば、厚手の化繊製が好きな方もいるハズです。素材、太さ、色、柄の有無などの外観を重視する人や、装着感を重視する人もいます。
特に裏地のツルツルしたタイプは好みが割れやすく、好き嫌いが激しい印象ですね。管理人は素材自体に拘りはないものの、裏地の滑りやすいタイプは敬遠しています。デザインは出来れば柄物が良いため、革製よりも化繊製を使用する事が多いです。
このように通常ギターストラップを選ぶ際は、装着感か見た目で判断すると思います。装着感は弾き心地に直結するため、演奏中の安定感を大きく左右することも多いです。
ギターストラップ でなんか音が違う気がする件
管理人はストラップに関しては、プラシーボ効果的心理現象(ハイテンションセルフバフ?)が大きいと考えていました。好みのストラップを装着していると、否が応でもテンションが爆上がりします。
👺「なんだこのカッコ良い柄のストラップは!?」
💖ドックンドックン↑↑↑
🧠「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ💢💢💢💢」
端的に表すと、こんな感じでしょうかね。
要は自分好みのストラップを使うと、良い気分で演奏に打ち込めるという事です。何故か自分に合うストラップというものは、音色にも好影響を与える気がします。ところが詳しく調べた所、どうもこれは錯覚だけではないという事が分かってきたのです。
ギターストラップ で音が変わるのは弾きやすさの問題?
当初は先述の通り、装着感が良いと演奏性が向上するためだと考えていました。しかしよく考えてみると、ギター1台にストラップを複数使うケースは多くありません。大体は1台につき1本、あるいは複数台で1本のストラップを使い回すと思います。
ではあえて逆に、1台のギターに複数のストラップを使うとしたらどうでしょうか。こういった使い方は稀でしょうが、ストラップ毎の音の変化が良く分かるハズです。裏を返せば稀な使い方だからこそ、音が変わると想像する事すら無かった気がします。
つまり我々が、音の変化に気が付く機会自体に遭遇していないだけだとしたら……?ものは試しなので、Acepro AE-204を使って色々なストラップを試してみました。
そしてまだ検証段階ですが、想像以上に装着感以外の要素が浮き彫りになったのです。今回は周波数特性と出力に焦点を当て、4種のストラップの『音』を見ていきます。
計測に使用したギター
ギター:Acepro AE-204 ペグ:ノーブランド / 銅-亜鉛合金防錆耐久性チューナー (自称) フロントピックアップ:Masterbuilt 木製ハムバッカー B ブリッジ:ノーブランド / TLタイプローラーサドルブリッジ 弦:Aria Pro II / AGS-803XL ピック:Aria Pro II / HYPER TOUCH -Triangle- イエロー ※ストラップの穴-穴間の距離は123cmで固定
BestSounds ギターストラップ (頭蓋骨)
まずは何度も他の記事で登場している、BestSoundsの頭蓋骨柄ギターストラップです。
ポリエステル製でツルツルしており、ストラップエンドは合成皮革となっています。
重量は137.4gと見た目より重いものの、幅は5cmと標準的な設計ですね。
管理人好みの柄ですが、裏がツルツルなのでテンションが±0に相殺されます。
1.周波数特性
肝心の周波数特性は高音域が強く低音域が弱いという、典型的TLタイプの特性です。こちらの波形と出力を基準のオール6として、他の3つの銘柄と比較していきます。
推定トーンチャート
出 力:6 / 低音域:6 / 中音域:6 / 高音域:6
ARIA SPS-2000R Brown
価格の安さで群を抜いていたものの、既に廃盤となってしまったARIAのレザータイプです。
ベルトとエンドが一体型で、幅は1.9cm程度とかなり細目の設計となっています。
重量は111.7gと軽くて滑りにくく、管理人のテンションは浮き沈み無しといった所です。
2.周波数特性
周波数特性は低音域と高音域が頭蓋骨より微増しており、出力も+0.5dB増加しています。滑りにくさによる演奏性の向上を考慮しても、音が若干大きく聞こえました。
推定トーンチャート
出 力:6.5 / 低音域:6.5 / 中音域:6.2 / 高音域:6.5
Photogenic (2000) おまけ ギターストラップ
続いては市販品ではなく、おまけのナイロンストラップをチェックです。
Photogenicが島村楽器店の店頭に並び始めた頃のもので、2000年春に購入しています。
モッキンバードタイプミニギターの付属品で、全体的にチープな代物です。
重量は僅か71.4gしかなく、エンドは薄手の合成皮革となっています。
3.周波数特性
ツルツル滑って演奏性も悪いのですが、意外にも出力の向上が非常に大きいです。誤計測だと思い何度も調べたものの、出力は常に+1dBを示していました。中音域は400~800Hzが特に際立っており、低音域と高音域も微増しています。
推定トーンチャート
出 力:7 / 低音域:7 / 中音域:7.5 / 高音域:7
SURE-LOCK (2003) 炎柄
最後はSURE-LOCKの古いモデルより、2002~3年頃に購入した炎柄のデザインです。
レザーとナイロンの混合品種で、炎の柄の部分がレザー製となっています。
エンドは独自のロック機構を搭載し、プラスチック製となっているのが特徴です。
重量は204.7gと4種の中で最も重く、幅も最大7.4cmと非常にゆったりしています。
4.周波数特性
管理員が好む派手な柄につき、ハイテンションセルフバフの凄さを感じた逸品です。けれども本当に出力が大きくなっており、最大で+2dB出力が増幅していました。弾き比べてみると明らかに音が大きく、音の輪郭もクッキリと明瞭に聞こえます。低音域は変化が小さく高音域も微増ですが、400~600Hz付近で爆発的伸びを計測です。
推定トーンチャート
出 力:8/ 低音域:7.5 / 中音域:8.5/ 高音域:7.5
ギターストラップ 音量やトーンの変化まとめ
これらの結果から、ストラップ固有の音量とトーンがあるのは間違い無いと思います。実は4種以外の銘柄も調べたのですが、多かれ少なかれ音の変化を確認です。弦の銘柄を交換したレベルで変化する場合もあるなど、想像以上の結果となっています。まさかセルフバフではなく、楽器自体にバフがかかっていたとは驚きです。
ストラップの音は、電子部品や配線材が音に与える影響に迫る場合もあります。すなわちストラップの交換だけで、改造ギターを凌駕出来る可能性が生まれたのです。DIYや改造技術は個人差があるため、無改造で音を変えられる要素は魅力的に感じます。
加えて言うと、おまけの安価なストラップが音に良い影響を与える事もあるのです。『音』という観点に絞れば、そういった安ストラップもまだまだ開拓の余地があります。これからのギターは、本体とストラップで一緒に音を作る時代が来るかもしれません!
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