PLAYTECH GPT121 ギター用ペグレビュー|格安ペグで音は変わる?精度とサウンドを実測検証

ギター用ペグが音にどの程度影響するのかについて、実はあまり整理されて理解されていないポイントです。チューニングの安定性に直結するパーツと知られていますが、そもそもペグが音に与える影響を深く考えたこともない方が多いかもしれません。
実際にはペグの材質や重量、ポスト構造などの兼ね合いで、音やサスティーン性能、立ち上がりに少なからず影響を与えます。今回はサウンドハウスの格安ペグ PLAYTECH (プレイテック) GPT121 を実際に購入し、精度や操作性に加えて音質の変化についても検証しました。
ギタークラフトや故障の応急処置、ペグ欠品ジャンクギターの補充用途などに使えるのか、おすすめの用途も交えて詳しくみていきましょう。
目次
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PLAYTECH GPT121 ギター用ペグはLPタイプやアコギに最適なハイコスパモデル!
今回はサウンドハウスのPLAYTECH (プレイテック) から新発売となった、GPT121 L3+R3 Chrome ギター用ペグをレビューです。配列が3対3 (L3+R3) 、ネジ穴位置が45度 (135度) のロトマチックタイプペグは、LPタイプやアコースティックギターなどに多用されています。
ギターペグはギターパーツの中でも特に稼働率が高いこともあり、使用に伴う消耗や経年劣化が目立ってきた場合は交換が必要です。低価格帯のギターでは初期搭載ペグの精度や品質が低いことも多く、何かと交換する機会の多いパーツだと言えます。
ジャンクギターや中古ギターでは消耗限界に達していることもあるため、早急に交換しなければ正常に演奏できない個体も少なくありません。PLAYTECH GPT121はそういった交換や修理などの用途に最適で、手頃な価格設定も嬉しいハイコストパフォーマンスギターペグです。
PLAYTECH GPT121 の利用に向く用途
管理人はPLAYTECH GPT121を2セット購入して試してみましたが、修理や補修用途として実用的な性能と精度を備えていると感じます。決してハイブランドを圧倒するような突出した性能ではないものの、普段使いであれば販売価格に対して十分過ぎるほどの品質です。

例えば普及率の高いGOTOH SG381シリーズは精度と品質の高さに定評がある反面、どうしても割高な価格設定となってしまいます。元々SG381を搭載していたギターであればまだしも、低価格帯ギターの補修や交換用途に使うのは少し躊躇するかもしれません。

もっとお手頃な価格で安定した品質のペグが欲しいニーズに対し、PLAYTECH GPT121はバランスの良い選択肢だと言えるでしょう。PLAYTECH GPT121がおススメできる用途などについて、以下に箇条書きで整理しました。
PLAYTECH GPT121 おススメ活用法

1.ペグが欠品、または破損しているギターの補修
2.トルクのムラやチューニングが安定しない低価格帯ギターペグとの交換
3.ポストの劣化で低音がぼやけ高音が伸びなくなったペグのリフレッシュ
4.自作ギター、コンポーネントギターのテスト用
5.ペグトラブルに備えたストック用
6.一定水準以上のチューニング精度を低コストで実現したい場合
7.コストを優先し多少の汚れや外観品質のばらつきを許容できる人
☆交換必須条件:ヘッド配列L3+R3、ペグ穴φ10mm、ネジ穴45度、利き腕問わず可
逆にデフォルトでSG381が搭載されているギターなど、PLAYTECH GPT121よりも高い価格帯のペグと交換するメリットは希薄です。弦を張り安定したチューニングを維持できれば良いという用途において、PLAYTECH GPT121は良い仕事をしてくれます。

本記事ではPLAYTECH GPT121の外観から取付け、音質変化まで詳しくレビュー!

記事後半ではあえて新品のGOTOH SG381を比較対象にPLAYTECH GPT121とサウンド面の違いを比較検証しました!
外観
PLAYTECH GPT121はヘッダー付きの吊り下げパッケージを採用し、本体や付属品をひとまとめにした包装形態です。

付属品は固定用のナットが6個、ワッシャーが6枚、固定用スクリューが6本で、チャック付きの袋にまとめて収納されています。

パッケージには識別用ラベルが貼付されており、商品名や型番に加え製造国として『MADE IN KOREA』の表記が確認できました。

パッケージを開封したらペグ本体の数がL配列側3個、R配列側3個で合っていること、各付属品に不足がないことを確認しましょう。
検品後のお約束
海外製の低価格帯パーツではありがちなことですが、PLAYTECH GPT121は開封直後の時点で想像以上に汚れが付着している状態です。ペグボタンや本体ケース部分に油汚れや指紋がとても多く、まずは楽器用クロスを使ってクリーニングする必要があります。
管理人のように海外製の低価格パーツに慣れている人間であれば許容できる範囲かもしれませんが、不慣れな方は不快感を覚える可能性が高い要素です。ピカピカの新品を期待していると、開封直後に落胆する可能性があります。

PLAYTECHに限ったことではないものの、外観品質については価格帯相応の品質管理と割り切って考えたほうがよいでしょう。

春日キョンセームやMORRIS MCC-2などの専用クリーニングクロスを使用すれば、クリーニング剤を使わなくても乾拭きだけで綺麗な外観を取り戻せました。
クリーニングクロスのレビュー
» 春日キョンセームレビュー:安ギターで学ぶ使い方完全解説!
カラーはクロームのみ
PLAYTECH GPT121の本体ギアカバーにはPLAYTECHを示す『PT』のロゴ付きで、クロームメッキは低価格帯ながらも艶と光沢のある仕上がりです。GOTOH製のように重厚さを感じさせるほど強い光沢ではないものの、ギターに装着して違和感を抱かない程度の輝きを有しています。

付属のワッシャーは全面的なクローム仕上げではなく、梨地のように表面の艶を抑えた加工が施されている模様です。現在カラーバリエーションはクロームのみとなりますが、今後より多彩なカラーがラインナップされることを期待しています。
付属品
PLAYTECH GPT121は交換に必要となるパーツが全て付属品に含まれており、後はレンチやスパナ、M2.2前後の小径ネジに適した精密プラスドライバーが手元にあればすぐに交換可能です。念のためFender The Arch Workstationなど、パーツ類をまとめて広げられるトレーがあると作業が捗ります。

レンチやスパナは10mmに対応出来れば何でも構いませんが、手元に無い場合はESP MS-10 マルチスパナなどのツールを別途準備しましょう。取付け前に付属ナットのねじ山に異常がないことを、実際に装着してご確認ください。
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仕様
PLAYTECH GPT121の重量はワッシャーとナットを含めた場合、6個セットでおよそ216.8gです。PLAYTECHのエレキギターに使用されているYOLNTHのペグよりは軽く、GOTOH SG381-07より少しだけ重めとなります。

参考までにペグの単体重量はPLAYTECH GPT121が約36.1g、GOTOH SG381-07は約35.5g、Wilkinson WJN07 E-Z-LOKは約36.5gです。PLAYTECH GPT121はL3+R3配列対応ペグの中では重量のある部類となり、サスティーン性能に秀でています。

ただし重量のあるペグはヘッド落ちがしやすく、軽量なペグと比較して音の立ち上がりの面で優位に立てない傾向です。交換前のペグよりもPLAYTECH GPT121の方が重かった場合、サスティーンが伸びる反面立ち上がりが鈍化する可能性を視野に入れておきましょう。

材質は本体ケースおよび付属品がスチール製で、ペグボタンは磁石に吸着しないことから合金製と考えられます。
製造元
ペグ裏面の刻印を確認したところ、PLAYTECH GPT121の製造元はJINHO (Jin Ho Instrument) であることが判明です。JINHOはALLPARTSのエコノミーモデルやWilkinson、Musiclilyなどのペグ製造元として、日本のみならず世界でも広く支持されています。

あくまで管理人が実物を調べた上での推測ですが、PLAYTECH GPT121はJINHOのStandardモデル『J-01』をベースに設計されている印象です。ロゴの有無や細部の寸法、ギア比など異なる部分はあるものの、一般的なJINHO製ペグと同様の感覚で扱えます。


ちなみに、L側とR側で刻印が異なるよ
サイズ
PLAYTECH GPT121は残念ながら寸法表が公開されておらず、実際に購入しないと各部寸法が分かりません。適合するギターヘッドはL3+R3配列、ヘッドのペグポストを通す穴はφ10mm以上あればOKです。

ネジ穴位置は斜め45度 (135度) につき、GOTOH SG381タイプのペグであれば概ねポン乗せで交換することができます。低価格帯のギターではペグポストを通す穴がφ9.0~9.5mmの場合が多く、φ10mm未満の機種はペグ穴の拡張が必要です。

付属品のスクリューはφ2.2×L10mmと標準的なサイズですが、φ2.3mm以上のねじ穴へ取り付ける場合は別途適合サイズのスクリューを準備願います。

ペグボタンのサイズはJINHO J-1と同等の23×16mmで、GOTOH製の01ペグボタンに近いサイズ感です。大型の両連用ペグ専用サイズとなるため、PLAYTECH GPT121を2セット購入してL6やR6配列に流用するのは難しいと思われます。
ペグポストの穴中央までの高さ
多くのJINHO製ペグはペグポストの穴中央までの高さが22.5mmで設計されているものの、PLAYTECH GPT121は約23.5mm程度でした。PLAYTECH標準のYOLNTH製ペグはポストの穴中央までの高さが約23.5mm程度で設計されているため、自社ブランド内での互換性を考慮しているのかもしれません。

ポストの穴中央の位置が高いペグはナットにかかるテンションが弱く、ポストの穴中央の位置が低いペグはナットにかかるテンションが高くなります (弦固有のテンションとは異なる) 。ナットにかかるテンションが緩すぎる場合はチューニングが不安定となり、サウンド面でも倍音が暴れやすく音の芯がぼやけやすい傾向です。

逆に純正でポストの穴中央位置が高いペグに対し、低過ぎるペグに交換するとテンションがかかり過ぎてちょっとした衝撃でもヘッドが折れてしまう……ということがあるんだよね
👆穴位置の高いクルーソン製 (23.6mm) から穴位置の低いGOTOH製SD90 (19.5mm) に交換されたGibsonのヘッド折れを何本も見てきた人
ギア比とトルクの確認
PLAYTECH GPT121のギア比は公表されていませんが、実測したところ1:16なので標準 (1:14) よりも細やかなチューニングに対応できます。手間のかかる作業ではありますが交換作業へに移る前に、6個すべてのペグでトルクのムラや可動の不具合がないか一通り調べておくことを推奨です。

管理人の個体ではトルク調整ねじがきつく感じる個体はなく、全てのペグが滑らかに稼働することを確認しています。ペグボタン側面のネジでトルクを調整しても緩すぎる個体やきつすぎる個体、稼働時に引っかかりのある個体は不良品である可能性が高いです。
不良品をそのまま無理に取り付けたり修正や改造を試みる前に作業を中断し、サウンドハウスのサポートへご連絡ください。
取付け
それではPLAYTECH GPT121を実際に取付けて、チューニングの安定性や操作性、音質の変化を調べていきましょう。ペグポストは構造上ある程度の遊びが設けられていますが、前後左右に1mm以上ブレるものはチューニングや音質に悪影響を与えます。

カバーを外してウォームギアの増し締めで治せる程度ならまだしも、ウォームギア自体が摩耗している場合があるので改善しないこともあるのです。何よりも低価格帯ギターに使用されている部品は分解・修理してまで使用するほどの性能ではなく、新品に交換した方が手早いといえます。
ペグポスト劣化による悪影響あれこれ
ペグポストのブレはチューニングの安定性に悪影響を与えるため、演奏中にチューニングが不安定になりがちです。新品の弦を張った直後のチューニングが安定するまでの時間が長くなり、場合によっては全く安定しないことも稀ではありません。

ポストが動く分だけ弦の振幅やブレが大きくなるので、雑味が多い余計な低音や倍音を発生させたり音伸びが悪くなることもあります。摩耗によるポスト周辺のメッキ剥離も、チューニングの安定性を損なう要因の一つです。

新品の弦に交換してもチューニングが安定しない場合や、音抜けの悪さを感じる場合はペグポストを確認しましょう。指先でポスト先端を摘まみ前後に揺らしてグラグラと1mm以上動くペグは、新品のペグへ交換することでチューニング性能や音質の正常化が見込めます。
適合性の確認
まずは交換予定のギターからペグを取外し、ペグ穴とネジ穴の位置を確認です。PLAYTECH GPT121は普及率の高いネジ穴位置45度 (135度) 仕様なので、GOTOH SG381およびGOTOH SG381を模した形状のペグであればおおむね問題なく交換できます。

ペグポストの穴とねじ穴の適合を確認した後は、増し締めの前にペグボタンを均等な間隔に揃えましょう。1点止めのペグは2点止めのクルーソンタイプとは異なり、ペグボタンの位置が上下に数度ズレる余地があるためです。

何も考えずにそのまま増し締めしてしまうと、ペグボタンの間隔にムラが生じ外観のバランスが崩れます。専用の治具もあるにはあるのですが、一般向けのギタークラフトであればかまぼこの板等を使いペグ側面の直線を取るだけでも綺麗に揃うはずです。
注意点
注意点としてGOTOH SG381 STANDARDは、ペグポストの穴中央までの高さが22.2mmです。PLAYTECH GPT121は約23.5mmで設計されているため、交換後は少なからずナットにかかるテンションが低下します。

ギタいじでは過去にGOTOH製ペグの仕様変更を掘り下げて、ペグポストの穴中央までの高さが0.8mm異なる共通型番のペグについて調べたことがありました。僅か0.8mmの差でもヘッド角やテンションバーの有無によってはチューニングに影響を及ぼし、サウンドにも変化することを実測データで確認済みです。
ペグポストの穴中央までの高さについて詳しく知りたい方は、下記リンクよりチェック願います。
参考記事
» 【GOTOH】ギターペグポストの弦穴の高さの違いでどれくらい音が変わるの?【ナットテンション】
トルクやチューニング精度
PLAYTECH GPT121はデフォルトのトルク調整ネジは標準的な設定ですが、稼働自体は滑らかで弦を張った後もブレずに安定しています。可動の滑らかさはGOTOH SG381よりやや劣るものの、日常使用においては特に支障のないレベルです。

低価格帯ギターに使用されている汎用ペグと比較すれば、PLAYTECH GPT121はトルクもチューニング性能も上手となります。故障や消耗に伴う修理用途に限らず、低価格帯モデルのグレードアップ用途にも活用できそうです。

トルクをもう少し軽くor重くしたい場合はペグボタン側面の調整ねじで微調整しよう!
サウンド
最後にPLAYTECH GPT121とGOTOH SG381-07で、どれほど音質に違いがあるのか多方面から計測して調査してみました。比較計測したのは倍音特性、周波数特性、サスティーン性能、音の立ち上がりの4項目となります。

念のため申し上げておきますが、PLAYTECH GPT121は交換するだけで無条件に音質が改善されるパーツではありません。劣化した状態のペグや低品質なペグと交換することで、本来期待出来る水準の性能や音質を取り戻せる可能性がある……というパーツです。

そもそもペグは総重量やペグボタンの種類、ロック機構の有無、ポストの穴中央の位置、ワッシャーサイズなど、複合的な要因が絡んで音に変化を与える特性を持ちます。端的には総重量のあるペグはサスティーン性能が高まる傾向にあり、軽いペグや硬度の高い材質のワッシャーは立ち上がりが良くなる傾向があります。

ナットにかかるテンションの兼ね合いでペグポストの穴中央の位置が高いほど倍音が複雑となり、ポストの穴中央の位置が低いほど基音の力感が際立つクッキリとしたサウンドを得やすいです。一概に共通の音質変化を見込めるパーツではないため、交換後は少なからず音が変化するものとお考え下さい。
倍音特性の比較 (A2/110.00Hz)

倍音特性の比較はエレキギターにAria Pro II 615DLX (1997年) を使い、周波数が分かりやすいように5弦開放弦 (A2/110.00Hz) のデータを採用です。以降全ての計測データにはPLAYTECHが誇るハイコストパフォーマンス弦EGS-0942 (.009-.042) と、サウンドハウスお姉さんピックM (1.0mm) を使用しています。
a.PLAYTECH GPT121

b.GOTOH SG381-07

PLAYTECH GPT121は全体的に倍音の出力 (縦軸) が僅かに高く、倍音が計測された帯域 (横軸) も広い傾向です。基音以下の帯域の非整数倍音は低い値を示していますが、基音より上の帯域では気持ち高い値を計測しています。
高次倍音では枝毛状の波形が見受けられるなど、幾分高音の響きに雑味を感じるかもしれません。GOTOH SG381-07は基音の力感が際立っており、倍音の主張を抑えたメリハリのある倍音特性です。
倍音特性波形の周波数目安
左端側の太長い山(中央赤色線)が基音110Hz
偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)、第6倍音(660Hz)……
→ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も
奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)、第7倍音(770Hz)……
→金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き
非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
周波数特性の比較

周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的なスペクトラムを算出しました。
1.PLAYTECH GPT121

2.GOTOH SG381-07

倍音特性以上に周波数特性は波形の違いが明確で、PLAYTECH GPT121は100~800Hzにかけて出力が控えめとなります。倍音特性における基音の力感の差が影響しており、GOTOH SG381-07はギターの得意とする低~中音がパワフルです。
中高音や高音に大きな差は見受けられませんが、16kHz付近のみPLAYTECH GPT121は共振由来の超高音が高めに計測されています。ナットにかかるテンションが弱いためヘッド付近で共振しやすく、金属パーツの微振動や共鳴ノイズを招いているようです (ペグに触れると鳴りやむ程度の共振) 。

チューニング性能に影響なければそこまで問題はないので、気になる人だけフレットラップなどのミュートグッズを活用してね!
周波数特性波形の周波数目安(左から順に)
赤枠線:100Hz,200Hz
橙枠線:400Hz,800Hz
桃枠線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
サスティーン
サスティーンはDI直で開放弦Eコードを1ストローク鳴らし、出力が0になるまでの時間を計測しています。GOTOH SG381-07のサスティーンを基準に、PLAYTECH GPT121へ交換後に±何%音伸びが変化したのかを確認です。

なお人力でもデータ精度を上げるため、えげつない回数のストロークを繰り返しました。計測された各サスティーンデータを元にして、平均%、最小%、最大%の3通りを算出しています。
平均:+4.93%
最小:+3.00%
最大:+4.41%
PLAYTECH GPT121は総重量約216.8gに対し、GOTOH SG381-07は総重量約209.5gです。ヘッドが重いほどサスティーン性能が優位になる傾向がそのまま反映されており、各サスティーンはPLAYTECH GPT121の方が上手となります。

厳密には重量による純粋な音伸びは微量で、ナットにかかるテンションが低下したことによる共振がサスティーンに加味されているよ

テンションバーなどでナットにかかるテンションを均一にできるモデルは少しだけサスティーンが上がる程度に考えてね!
立ち上がりの速さの比較
サスティーンの計測と平行して、音の立ち上がりについても調査しました。GOTOH SG381-07を基準にすると、PLAYTECH GPT121は1.04ms (0.00104秒) ほど立ち上がりが鈍化していることを確認です。
ペグの総重量はサスティーン性能と立ち上がりの速さとのトレードオフになるため、このあたりの判断は使い手の好みによるところが大きいかもしれません。また1ms程度の変化を計測機器無しで感知するのは非常に難しく、立ち上がりの変化を体感できるほどの大きな差は無い、あるいはデータ上では少し鈍くなるものと考えれば良いでしょう。
計測に使用した機材
ギター:Aria Pro II / 615DLX
比較用ギターペグ:GOTOH / SG381-7-L3R3-Chrome
ピックアップ:Aria Pro II / MS-1TLF Single Coil (615DLX純正ネックPU)
ギター弦:PLAYTECH / EGS-0942 (.009-.042)
ギターピック:PLAYTECH / サウンドハウスお姉さんピックM (1.0mm)
シールド:Classic Pro / GIC030N (3m) プレミアムケーブル
マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P×1
まとめ
PLAYTECH GPT121は低価格ながらも平均的な性能と精度を備え、ギタークラフトや故障の応急処置、ペグ欠品ジャンクギターの補充用途に幅広く使えます。製造元が実績のあるJINHO製である点も大きく、低価格帯ギターであればペグをグレードアップさせることも可能です。

新品の状態でも汚れが目立つ点は評価が分かれますが、トラブルに備えてストックしておいても負担になりにくい手頃な価格設定は大きな強みだと感じます。『弦を張って普通にチューニングできれば十分』というニーズに応える製品が少ない中、新たな選択肢になり得るハイコストパフォーマンスギターペグです!
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比較対象に使用したペグ
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