【疑問】ハムバッカー用 プラスチック ピックアップカバー ってどうやって固定するの?【なつかしギターパーツ】
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なつかしのギターパーツ ハムバッカー用 プラスチックカバー !
最近めっきり数が減ったのが、プラスチックカバー採用のハムバッカーです。80年代はギターでもベースでも、価格帯を問わずあらゆる機種に採用されていました。
国内ブランドでは搭載機が多かったため、懐かしく感じる方も多いかもしれません。現在もアクティブピックアップでは定番ですが、パッシブでは使われなくなっています。
保守パーツに目を向けると、こういったハム用プラカバーが現在でも入手可能です。ハム用プラカバーの表向きな目的は、ピックアップ本体を保護する事だと言えます。ですが実際には、コストカットの目的が大きかったのではないかと推察です。
隠すのに便利なプラカバー
管理人が見てきた範囲では、ポールピースが不揃いのモデルが多く含まれていました。ボビンが他の樹脂部品と異なる色の機種もあるなど、隠す意味合いが強く感じられます。コストカットのための部品流用が分からないように、色々と工夫していたのでしょう。
今はピックアップを安価で生産出来る工場が増えたため、カバー付きの方が割高です。作業工程自体も増えてしまうため、使用するメーカーが減っているのだと想像します。
プラスチックカバーの魅力
とは言えプラカバー付きのハムバッカーは、外観のシックさが魅力のひとつです。例えばブラックパーツで統一感したい時など、黒いカバーが良い仕事をしてくれます。
ポールピースとピックが擦れる感触が苦手な方にも、プラカバーは効果的です。
経年劣化でポールピースが錆びた場合、外観上分からない点もメリットだと思います。純粋に見た目のイメージが変わるため、好みで使ってみたい方もいるかもしれません。
ギターパーツ ハムバッカー用 プラスチックカバー 固定方法まとめ
しかしながらハム用のプラスチックカバーは、固定方法が分かりにくいハズです。実はメーカー毎に固定方法が統一されておらず、機種によりバラバラだったりします。
そこで今回は8~90年代のプラカバー付きハムを例に、簡単に固定方法をまとめました。ピックアップのイメチェンを試みたい時など、ご参考になれば幸いです。
両面テープ
一番簡単な固定方法で、フラットやヘクサ・ポールピース向きとなっています。カバー無しの状態に簡単に戻せる上、手先の器用さもほとんど必要ありません。貼り方はボビントップの四隅に短く貼ったり、中央に長く貼る事が多い模様です。
通常のアジャスタブルポールピースには向かず、指で押すと若干グラグラします。ボビン形状によっては、トップとカバー裏面を上手く接着出来ないので注意です。
グルーガン
古い機種ではAria Pro IIより、ギター用ハムバッカーPROTOMATIC-Vを見ていきます。
通常PROTOMATIC-Vはカバー無しで、外観はスーパーディストーションタイプです。カタログ外モデルなどでは、稀にカバー付きの PROTOMATIC-Vが搭載されました。
固定方法はホットボンドとなっており、カバー内部にもグルーが塗布されています。ヘクサ・ポールピースをフラットにして、カバーの裏面に密着させた状態で固定です。
コンクリートボンド?
同年代のエレキベース用MB-H2もプラカバーですが、こちらは個体により異なります。
実はHOT BLADESを流用した個体と、4か所で吊り下げるタイプなどが存在です。
(※PROTOMATIC-Vを流用した、ポールピースが12個あるタイプも確認。余った部品でコイルアレンジを行えば、当時は0から作るより安価だったと推測)
HOT BLADES流用型の場合、PROTOMATIC-Vと同じくホットボンドで固定されています。
4穴型は特殊で、内部がコンクリートボンド的なもので固められていました。好奇心で剥がそうとすると、石膏のような白い物体が散らばるので気を付けましょう。意図は不明ですが、こういったもので固定しても大丈夫なのかもしれません。
ベースプレート側面を接着
FERNANDESはSH-1やSH-2のプラカバーモデルが多く、機種毎のアレンジも様々です。89年製のプラカバー型SH-2は、ベースプレート側面が接着剤で固定されています。
見えない箇所とは言え、グルーで固定するよりも外観が綺麗になる固定方法ですね。またグルーよりも強固ですが、取り外す際はカバーが壊れやすくなります。
この方法は裏面を密着させる必要がないため、ポールピース形状の制限が緩めです。
例えばTOKAIのPU-12など、変化球な構成のモデルもフルカバード化が出来ます。ただし弦とポールピースが遠くなるため、カバー厚に応じて高さを調整しましょう。
モールド加工
アクティブピックアップに採用される固定方法ですが、パッシブでも一部で採用です。絶縁構造により静電気に強くなるため、アクティブピックアップでは欠かせません。完全に固定するため脱着は不可能となるものの、ハウリングが発生しにくくなります。
衝撃にも強く最も強固な固定法ですが、家庭内で再現するのは困難です。液体状の樹脂を注入して凝固させる必要があるため、実質工場生産用となります。(液体ゴムをシンナー等で希釈すれば可能かもしれませんが、おススメ出来ません)
パラフィンワックス
ピックアップの含浸の要領で、疑似的にパラフィンでモールド加工を再現可能です。カバーの耐熱温度により歪む場合もあるため、事前に確認しておく必要があります。
大量に流し込み過ぎると、カバー自体が膨らんでしまう点にも留意です。ステアリン酸無しではポロポロ崩れるので、必ず指定の分量で配合しておきましょう。
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おまけ 激安ギターパーツ プラカバー品定め
Amazon等で流通しているプラカバーですが、外観に拘りがなければ十分使用出来ます。側面など随所で仕上がりが荒く、全体的に価格相当といった品質ですね。
実測サイズを掲載しておきますので、オールパーツ以外の選択肢としてお試し下さい。管理人が発注した際は、納期が2週間以上かかりました。
カバー横幅
カバー縦幅
カバー高さ
カバーの厚み
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