[サメカポ] Phoenix カポタスト type Shark ズッシリガッシリ💖

👆 Phoenix カポタスト type Shark (Gold Shark)
目次





上手く嚙み合わないギターとバネ式カポの関係
日常的に使う訳ではなくとも、手元にあると何かと重宝するのがカポタストです。とりわけアコギにおいては、バレーコードを多用する楽曲の簡略化に役立ちます。エレキでも開放弦の位置が変化する事で、通常とは異なるフレーズが演奏可能です。

カポタストは指を増やしたり伸ばしたりしたい時に、いい仕事をしてくれます。ただし全ての楽曲で活用する訳ではないため、用途にあったカポ選びが重要です。管理人は移調する曲に使う事が多いので、演奏中に脱着可能なバネ式を使っています。

バネ式は装着がワンタッチで容易ですが、ギターによってピッチが変化するのが難点です。全てのネックに対して同じ力でしか挟めないため、どうしても相性が分かれてしまいます。ネックの厚み、弦高、ナットの溝など、上手く嚙み合わないと正常に機能してくれません。通販サイトでも評価が極端になる事が多く、☆1と☆5が混在するのは日常茶飯事です。
Phoenix カポタスト type Shark はナイスデザイン&重量級!
そこへきてPhoenixのバネ式カポタストは、各サイトで高いユーザー評価を得ています。加えて種類もかなり多く、ユニークな形状やカラーバリエーションが豊富です。中でも異彩を放っているのが『type Shark』の名を冠するサメ型カポだと思います。

固定部分をサメの顎に見立てたセンスが秀逸で、問答無用の威圧感が満点です。

金属製なので重量感もズッシリしており『嚙み合わせ』も抜群となっています。サメの顎は伊達ではなく、バネ式としてはホールド力が高いのです。
購入者は無条件でメーカー保証が45日間適用される点も大きく、付属品も充実しています。
嚙み合わせの秘訣はネックに優しい歯

type Sharkはエレキ&アコギ両対応で、ホールド可能な指板の幅は最大55mmです。歯がホールド部分となっていますが、柔軟性のある白いゴム材が使用されています。

指板面は平らになっており、弦と指板を隙間なくガッシリとホールド可能です。

グリップ面は歯の形状通りにギザギザで、固定時に力が分散されやすくなっています。強いホールド力を有しながらも、ネックを傷つける心配の少ない設計が良いですね。
Phoenix カポタスト type Shark 取付け方法
ギターに取付ける際は胸ビレに指をかけて、尾ビレ側に引くことで顎が開きます。使用されているスプリングが強力なので、胸ビレを引く際は若干力が必要です。胸ビレの形状自体も鋭角的につき、少し指の関節が痛く感じるかもしれません。アコギのネックは顎を大きく開く必要があるため、滑らないように注意しましょう。

固定位置は指板の中央付近でも問題無く、ある程度好きな位置が選べます。サメの向きもどちらでも大丈夫そうなので、まずは色々試してみください。(販売サイトにより、頭部が左向きと右向きの商品画像有り)

チューナーで音程を確認しつつ、シャープしない範囲で噛ませればOKです。その上で開放弦演奏時の接触具合を確認し、サメの向きを決めると良いと思います。開放弦演奏時に本体に触れ過ぎると気になるので、このあたりの事前確認は重要です。

ネックの種類による噛み合わせ確認

管理人の個人的主観として、本品はネック形状の影響が少ないように感じます。グリップ面や指板のR、スケールや弦高など、オールラウンドに活用出来そうです。参考までに色々なネックの2Fに装着して、ピッチの変化を確認してみました。
レギュラースケール / 厚さ:標準

全弦シャープすることなく、最適なピッチを保っています。
レギュラースケール / 厚さ:薄目

ネックが標準より薄目のCシェイプでも問題なく、最適なピッチです。
ミディアムスケール / 厚さ:標準

6弦がチューナー1目盛り程シャープする事がありますが、ほぼ問題無いと思います。
ミディアムスケール / 厚さ:薄目

ダブルサイドヘッドでテンションバランスが良いためか、全く問題ありません。
ミディアムスケール / 厚さ:太目

25mmという驚異的厚さのネックですが、5,6弦が1目盛りシャープする程度でした。
特殊ショートスケール / 厚さ:標準

530mmの特殊スケールでは、残念ながら2Fでは半音近くシャープする状態です。音程がシャープしなくなるのが5Fにつき、ミニギターには不向きかもしれません。
※参考 ナット溝が不適切なアコギ624mm / 厚さ:やや太目
カポの裏技的活用法として、半or全音下げでナット音痴を回避する方法があります。正確には半or全音下げではなく、1~2Fを押さえてレギュラーチューニングに調弦です。根本的な解決にはならないものの、割と有名なカポの使い方の1つだと思います。ナット溝が高過ぎる場合など、1~2Fがシャープする場合に有効となる活用法です。

通常はネジ式を使いますが、本品のホールド力ならもしかすると……?という訳で、全音下げ&2F固定で試してみました。音程自体は問題ありませんが、装着箇所の調整がシビアとなります。それでも適切な箇所に挟めば、ナット音痴対策としても活用出来そうです!
🏃💨今すぐ Phoenix カポタスト type Shark を漁るッ

