LVG (神田商会) LVG-11 Micro Guitar Amp – 軽めのJUNK日和 Take5💖 –

2021年9月11日改造,軽めのJUNK日和,ギターアンプ,修理,ジャンク品,オーバーホール,神田商会,LVG,LVG-11



LVG (神田商会) LVG-11 Micro Guitar Amp

👆 LVG (神田商会) LVG-11 Micro Guitar Amp

目次

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LVG-11 Micro Guitar Amp が箱付きで330円!?

7月に好調だったジャンク品漁りも、8月はかつてない程不作でした。ここ1か月の間は、最寄りのリサイクルショップ全店でめぼしい出物が皆無です。

都心部と異なり楽器人口の少ない地方では、こういった唐突な不作が頻繁に訪れます。気が付けば8月は収穫無しで9月を迎え、久しぶりにジャンク品のアンプを入手しました。

LVG-11 Micro Guitar Amp 箱付き ジャンク品

手に入れたのは、かつて神田商会が展開していたLVGシリーズのギターアンプです。LVG-11は電池駆動対応のギターアンプで、小型ながら2発のスピーカーを内蔵しています。ジャンクの理由はポットの固着らしく、電源スイッチ以外全く動かないとの事でした。価格は税込みで330円と格安なのに加えて、汚れが目立つものの一応外箱が付属です。

LVG-11 Micro Guitar Amp パネル面アップ

導通はOKと記載があったため、ジャンク品としては極めて軽度な部類となっています。完全動作品でも安価な機種につき、そのままジャンクコーナーに放り込まれたと推察です。何はともあれ久々の軽度なジャンク品、30分以内でサクっと治してしまいましょう。

LVG-11 Micro Guitar Amp の不具合を治す

LVG-11 Micro Guitar Amp ポットの固着具合
無理に回すとノブのトップが外れるレべルの固着

ポットの固着はアンプだけでなく、ギターやベースのジャンク品でもよく見かけます。極論を言えば交換すれば即治る不具合につき、大半のジャンク愛好家の大好物です。ただしポットのサイズが特殊な場合は交換が難しく、固着を改善するより他ありません。

LVG-11 Micro Guitar Amp 開封
電池ボックスのコードの断線に注意

ポットの固着にも色々種類があり、最も多いのは軸受けの油分の凝固だと思います。稀に亜鉛軸のポットで発生するのが、経年劣化や酸化による軸自体の癒着です。

LVG-11 Micro Guitar Amp 固着ポット

前者の場合は油分の除去、後者の場合は物理的な方法による改善が必要となります。

無水エタノールP 500ml(掃除)
※薬局で購入可能です

幸いにも本品は全社のパターンだったので、無水アルコールと紙ウエスで改善可能です。

油分の固着には無水エタノール

キムワイプ 12×21.5cm /1箱(200枚入) S-200
※紙ウエスならなんでもOK

キムワイプ等に無水エタノールを染み込ませ、軸を包むようにして放置しましょう。無水エタノールは脱脂に最適で、キムワイプも油分を吸着する性質があります。軸表面の固着の場合は、大方この方法で滑らかな稼働を取り戻せるハズです。長時間染み込ませる必要は無く、完全に乾く前に油分を除去出来ると思います。

LVG-11 Micro Guitar Amp 無水エタノール&キムワイプ
脱脂中

もしも内部の軸まで固着している場合は、ポットのケースを外して軸を洗浄して下さい。無水エタノールは揮発性が高いので、火の気のない作業場所と換気に注意です。1回で改善出来ない場合は、何度か同じ作業を繰り返して様子を見ましょう。今回は本当に軽度だったため、2分程度で全てのポットが稼働するようになりました。

LVG-11 Micro Guitar Amp オーバーホール

LVG-11 Micro Guitar Amp 基板

作業時間2分では味気が無いので、基板のオーバーホールも行います。基本的に生産より10年以上経過した電化製品は、コンデンサの交換を推奨です。特に電解コンデンサは寿命を迎える事が多く、無条件で交換しても良いと思います。LVG-11は部品数が少ないので、コンデンサ全てを交換しても20分もかかりません。

波形の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz
橙線:400Hz,800Hz
桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz

※アンプの設定:GAIN10 / VOLUME5 / TONE10

オーバーホール前 倍音特性 (A2/110.00Hz)

LVG-11 Micro Guitar Amp オーバーホール前 倍音特性 (A2/110.00Hz)

劣化コンデンサの交換で、どれほど音が変化するかデータをとってみましょう。まずは倍音特性として、レギュラーチューニングの5弦開放弦を計測してみました。偶数次倍音に奇数次倍音、そして非整数倍音もそれなりに目立つ状態です。とりあえず偶数次倍音が目立つようになれば、耳障りが大幅に良くなります。

オーバーホール前 周波数特性

LVG-11 Micro Guitar Amp オーバーホール前 周波数特性

倍音特性と異なり、周波数特性は現状のままでは良し悪しが判断出来ません。この波形を基準として、オーバーホール後の波形と比較です。

コンデンサ交換作業は15分程度

LVG-11 Micro Guitar Amp コンデンサ交換

せっかくなので、基板に搭載出来るサイズ内で高品質な部品を選別しました。静電容量は全て5%以内で、性能面でも申し分の無い銘柄揃いとなっています。

LVG-11 Micro Guitar Amp コンデンサ合成
スペース不足の容量は裏面で合成

定数は一切変更がありませんが、一部容量は合成コンデンサに変更です。基板スペースが足りない分は、全て裏面から直接ハンダ付けを行っています。

オーバーホール後 倍音特性 (A2/110.00Hz)

LVG-11 Micro Guitar Amp オーバーホール後 倍音特性 (A2/110.00Hz)

波形を取るまでもなく、音質の改善が確認できました。第2、第4倍音の出力が大きくなり、低音域の量感が聴覚的にもアップです。基音に近い偶数倍音が改善されたことにより、ナチュラルな響きが楽しめます。第7倍音も控えめになるなど、ミッドレンジも雑味が無くなりスッキリしました。

オーバーホール後 周波数特性

LVG-11 Micro Guitar Amp オーバーホール後 周波数特性

容量誤差の激しかったコンデンサが多かったため、波形が正常に戻ったという印象です。全体的に波形が微増しており、メリハリの効いた直進性のある音を取り戻しています。音の重心が220Hzから200Hzへシフトしているので、足腰のしっかりした低音を実感です。中音域はクッキリと際立ち、高音域もサスティーンが幾分煌びやかになりました。

LVG-11 Micro Guitar Amp 修理完了💖

LVG-11 Micro Guitar Amp 修理完了

修理らしい修理がほとんど必要なく、オーバーホールも30分未満で終了しています。投げ売り価格の割に外傷も少なかったので、かなりの満足感を得られた個体ですね。部品数も多くなかったため、コンデンサ交換のみで想像以上に良い音に変化しました。

LVG-11 Micro Guitar Amp 取り外し部品
取り外した部品類

元の部品グレードが低い場合、定数を変更せずとも容量の吟味だけで音が良くなります。小型アンプといえども、ワンランク上のサウンドで楽しめる音に生まれ変わるハズです。コンデンサの試用にも最適なので、ぜひ軽度ジャンクアンプを有効活用しましょう。

LVG-11 Micro Guitar Amp オーバーホール後パネル面

難しい作業はありませんが、ジャンク品修理は火災に直結するので注意が必要となります。見極めや作業に一定の慣れを要するので、根気強くジャンクで経験を積んで下さい。修理に固執するのは禁物で、状況や部品ストックに応じ修理を打ち切る判断も重要です。作業時間と部品代を考慮しつつ、楽しめる範囲内でジャンク品とお付き合い願います。

🏃💨やっぱり新品のギターアンプが欲ちい💖


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