ARIA AHC-100 レビュー|ギター湿度対策に最適!湿度49%で反り・錆・ひび割れを防ぐ調整剤
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ARIA AHC-100 ギターの湿度対策に最適な2Way湿度調整剤新発売!

今回は 荒井貿易 ARIA (アリア) の新商品より、 ギターの湿度対策に最適な湿度調整剤 AHC-100 をレビューします。AHC-100は一般的なギター用ハードケースサイズに最適化された、2Way仕様の湿度調整剤です。
とりわけ日本は夏季の湿度が非常に高く、高湿度環境におけるギターの湿度対策に優れた効果を発揮してくれます。環境や人に優しい木材パルプと植物繊維のみで作られているため、従来のジェル素材のように液漏れの心配は不要です。
ARIA AHC-100はギターケース内を「49%」にキープ!
ARIA AHC-100は高湿度時に湿気を吸収し、低湿度時には適度に水分を放出することで、ケース内の湿度を「49%」にキープします。湿度49%はギターにとって最も理想的な湿度で、ネックの反りやハードウェアの錆、フィニッシュのひび割れを防いでくれるのです。
2Way湿度調整剤は通年で使いやすく、使用期間の目安を守るだけで愛機の良好なコンディションを長く保てます。本記事では実際にハードケースを使用した徹底検証も含め、ARIA AHC-100の優れた性能を掘り下げていきましょう。
外観
ARIA AHC-100のパッケージは、遮光性や防湿性、強度に秀でたアルミ蒸着袋を採用です。

表面に「2WAY HUMIDITY CONTROL PACK」とデカデカと書かれているので、店頭でもまず見間違えることはないと思われます。

裏面には詳しい商品説明と使用法が表記されており、初めて湿度調整剤を使用する方にも安心ですね。

本体は黒を貴重としたシンプルなデザインですが、紙袋を開封せず使うように注意書きがあります。

本体裏に使用開始日を手書きで記入する欄が用意されているため、交換時期の目安として必ず記入しておきましょう。
仕様
ARIA AHC-100の本体サイズは約107x167x7 (mm) で、同ARIAのHAS-30よりも厚手ですが全長が少し短いです。ハードケースの余白に設置するには丁度いいサイズ感につき、大半のギター用ハードケースに使用できます。

素材は100%生分解性の木材パルプと植物繊維が使われており、使用後に処分する際は燃えるゴミに出せばOKです。重量は開封直後で62.6g程度、香りは無臭タイプとありますが、無臭素材固有の刺激性の少ないにおいが若干します。

製造国は中国、使用期間目安は3ヶ月とあるため、1年に4回のサイクルで交換を推奨です。過酷な湿度環境でも理想的な相対湿度 (RH) レベルを実現できる反面、コストパフォーマンスは今ひとつとなります。

Boveda B49シリーズのように突然液漏れが発生する心配は皆無だからポーチの併用は不要だよ!
使用不可なケース
ARIA AHC-100は通気性の良いソフトケースや段ボールでの保管用には向かず、適切な吸放湿性が発揮できません。あくまで密閉可能なハードケース専用につき、ギグバッグやセミハードケースへの使用も控えましょう。

またギターケース専用ということは、ギターケースと異なる体積や全長の楽器には使用できない可能性が高いです。ベースやウクレレ、バイオリンやウッドベースなど、想定されていないサイズの楽器への使用は全て自己責任となります。
性能
ARIA AHC-100の性能はシンプルで、湿度49%以上の環境では湿気を吸収、湿度49%未満の環境では湿気を放出です。ただしケースを管理している室内の湿度が49%よりも低い湿度環境で使い始める場合、予め本体に適度な湿気を吸わせる必要があります。
開封前の状態ではシート自体が湿度49%となっており、そのままでは低湿度環境で湿気を放出することができないためです。空気の乾燥している秋に開封して使用する際は、蒸気等を活用してシートを少しだけ加湿しましょう。

加湿といっても、直接水をかけたり霧吹きで濡らす行為は厳禁だからね!
検証【室温29℃湿度89%】
ここからは手持ちのハードケースとエレキギターを使い、ARIA AHC-100の性能を検証していきます。HAS-30と異なりデータ等が公表されていないため、楽器に劣悪な環境を用意してAHC-100の真の実力を試すことにしました。室温29℃前後、湿度89%の部屋を用意できたため、この室内環境にてAHC-100を設置したギターケース内の湿度を計測です。
使用機材と検証方法
ギターケースはAria Pro IIのRS・TS用角型ハードケースCE-120MCを使用し、同Aria Pro IIのTS-400BGを収納します。

ハードケースのおおよそのサイズは1030×345×98(mm)で、ギターの重量は検証前の段階で3,725gです。ネックはレギュラーチューニングで微順反り、指板もベストコンディションとすぐにでも実戦で使える完全調整済みの状態となっています。

事前準備としてケース内の湿度を揃えるため、ギター無しのケースを開封した状態で室温29℃と湿度89%の室内に24時間放置です。室内とケース内の湿度が一致した後にギターと AHC-100 を収納して密封、1時間毎にケースを開封して湿度の変化を確認します。
注意事項
ちなみに湿度89%を人工的に構築した環境下は、ギターのみならず楽器&精密機器全般に大変よろしくありません。あくまで検証用に万全を期して準備した専用環境につき、家庭用加湿器やエアコン等で同等の条件を再現するのはお控えください。

検証に使用した環境は一般家庭で再現するのが難しい、というよりほぼ不可能だよ!
検証スタート

まずは検証スタートの段階で室温は29.3℃、湿度は89%となっていました。
1時間経過

AHC-100 を使用してから1時間経過するとケース内温度は28.9℃、湿度は78%まで低下です。
3時間経過

3時間が経過するとケース内温度は28.8℃、湿度は65%まで低下しました。高性能吸水高分子 (ポリマー) を採用したHAS-30と比較して、湿度低下の速度はゆるやかとなっています。
5時間経過

5時間が経過するとケース内温度は28.7℃、湿度は55%まで低下です。決して高速ではないものの徐々にですが確実に、ケース内の湿度が低下しているのがよく分かります。
9時間経過

そして9時間が経過した段階でケース内温度は28.6℃に、湿度が49%に到達です。以降は±1%程度の変動はあったものの、極端な湿度変化はなく49%前後の値を維持し続けました。
24時間検証結果

ギターにとって著しく過酷な湿度条件下での検証でしたが、ARIA AHC-100は極めて安定した性能を発揮しています。24時間後もギターの重量は3,725gと変化がなく、勿論ネックの反りや塗装面の異常も無しです。一般的な使用環境においては、問題なくケース内湿度49%を維持し続けることができると考えてよいでしょう。
湿度計の値が49%にならない場合
家庭用湿度計の誤差は±5~10%程度、楽器用の高精度モデルでも±1~3%程度の計測誤差が発生します。数日使用しても湿度計の値が49%を示さずに、例えば50%台前半で推移しているのであれば湿度調整が正常に機能している可能性が高いです。故に湿度計が49%を示さない場合でも、別の湿度調整剤を追加で封入する必要はありません。適切な効果を得るために、他メーカーの湿度調整剤を併用したり、AHC-100を追加で使用するのはお控えくださいませ。
まとめ

・環境に優しい木材パルプと植物繊維でつくられたギターケース用湿度調整シート
・100%生分解性で処分が容易
・未開封であれば長期保管に対応するアルミ蒸着袋パッケージ
・ギターケースに最適化されているため他の楽器用ケース(ベース、ウクレレ等)には使用不可
・2Way吸放湿性によりギターケース内の湿度を常時49%にキープ
→ギタいじの検証でも室温29℃湿度89%の室内環境にて使用開始9時間後にケース内湿度49%をキープ
・過酷な湿度環境でも楽器にとって理想的な相対湿度 (RH) レベルを実現
・使用期間目安は3ヶ月で1年に4回のサイクルで交換が必要
・ギターネックの反りやハードウェアの錆、フィニッシュのひび割れなどのトラブル予防に優れた効果を発揮
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