【防音効果】ボイトレグッズ PROIDEA UTAET はどのくらい消音機能が凄いの?【ウタエットレビュー】

👆 PROIDEA UTAET カラオケ練習グッズ 防音効果&消音機能検証
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防音・消音ボイトレグッズ PROIDEA UTAET さえあればおうちで全力熱唱!?
近頃は在宅ワークの影響で、ボイトレに関心を持つ人が増えたそうです。オンライン会議など、自分の声を意識する機会が多くなった事が影響しています。自宅の配信環境が整った事により、実況や歌ってみたに挑戦する人も多くなりました。そういった背景から、より良い声を目指す人が増えるのは自然の流れと言えるでしょう。

ボイトレ教本やグッズは楽器店でも良く目にするようになり、売上げも好調の模様です。しかし電子楽器等と異なり、声の練習環境は意外と自宅では構築しにくいと思います。発声練習1つを取っても、小音量での練習だけでは大きな成果があげられません。やはりある程度大きな声を出さなければ、効果的なトレーニングが出来ないのです。
集合住宅にお住まいの方や、夜間しか練習出来ない方には難しい問題だと言えます。近隣住民に迷惑をかけずに声の練習をするには、防音設備の導入が不可欠です。防音設備は総じて高額な上に、壁材等に関しては賃貸で使用する事が出来ません。皆さんもカラオケやスタジオ以外で大声を出せない現状を、悩ましく思っている事でしょう。

PROIDEA UTAETはそういった悩みに応える、消音機能を搭載したボイトレグッズです。ラバーカップ状の器具となっており、手軽に自宅でも発声練習が可能となります。リアルボイス機能を搭載で、専用のイヤーパットで自声のモニタリングに対応です。自分の声を聴きながら大声で練習出来るという、まさに夢のような器具となっています。

更に発声に纏わる呼吸法を強化する、ブレスリミッター機能まで搭載です。使用中は呼吸が制限されるため、継続使用で肺活量の強化や声量のアップが望めます。そこで気になるのが、本品がウリとして謳っている消音機能の性能についてです。パッケージによると『音圧比で70%減』と明記されていました。

分かりにくいかもしれませんが、音圧比とは一般的な音量の事ではありません。純粋にdBで比較した場合、果たして本品は何割程度の音量減少が見込めるのでしょうか。実際に管理人がウタエットを使用して、音圧ではなく音量の観点で消音性を検証します。
防音・消音ボイトレグッズ PROIDEA UTAET 使用法&感想について
検証作業に移る前に構造や使用法、使用感についてザックリ紹介しましょう。

ウタエットの構造は大きく分けて、カップ状の本体とイヤーパットの2つです。

これらを専用のチューブで連結する事で、自声のモニタリングが出来るようになります。カップの内側で音を消しつつも、気導音がチューブを通ってパットに声が伝わるのです。

本体は捩じるとハンドル部分が外れて、内部の中央にチューブ連結用の突起があります。

イヤーパットは左耳専用で、人によって装着感が異なりそうな形状です。耳が平均サイズより小さめの管理人には、少し装着が難しく感じられました。パットを耳に装着したら、後はカップを口に密着させて声を出すだけとなっています。

実際に声を出してみると、かなり大きな音で耳に自声が伝わってくる印象です。耳の装着感はイマイチですが、バッチリと聞き取れる音量で自分の声を認識可能です。

音源を流しながら試してみた所、全く問題無いレベルで自分の歌声が聞き取れます。聞き取れるというよりも、輪郭がクッキリと浮かび上がるといった感じですね。とにかくリアルボイス機能に関しては、有効に機能していると言えると思います。
ボイトレグッズ PROIDEA UTAET の防音・消音性能を調べる

消音性能については発声練習と歌声、以上の2通りの声で検証を実施です。今回は綺麗な声を録音する事が目的ではないので、マイクとは少し距離をとります。その上で同じ長さと同じ音量で声を録り、ウタエット装着の有無の差をdBで計測です。あまり参考にならないかもしれませんが、一応周波数特性の変化も記録しています。
発声練習で検証
まずはシンプルに『あーーーっ!』と声を出す腹式呼吸の発声練習を録音です。音量を揃えるのが容易で、ピッチのムラが出にくい点が検証に向くと判断しました。
UTAET 無し

管理人はあまり特徴の無い声につき、計測された波形も平凡そのものとなってます。声のトーンを決める500~1.2kHz、人間の耳で認識しやすい3~4kHzに波形が集中です。この辺りの周波数が出ていると、少し音量を上げただけでもややうるさく聞こえます。
UTAET 有り
続いてこちらがUTAETを装着して、体感的にほぼ同じ音量で発声練習を録音したものです。

装着前で一番大きな山となっていた、500~1.2kHz付近がゴッソリと減衰していました。3~4kHzも大きく減衰しており、5kHz以降はまったく計測されておりません。音量に関しては、UTAET無しと比較して最大-14dBの減少となっています。比率に換算すると、四捨五入して約32%の音量減といった所ですね。
歌声で検証
今度は約15秒程度の簡単な曲のサビを歌い、音量の変化を計測します。録音環境やマイクの距離等は発声の時と同一で、歌声以外に変更は一切無しです。
UTAET 無し

音程の変化があるため、100Hz~5kHzまで色々な帯域で波形を計測しています。やや声に力が入っているのか、発声練習よりも+4dBほど声量が高めですね。
UTAET 有り
UTAETを装着すると、歌声で素の状態と同じ音量を再現するのが難しい事に気が付きます。イヤーパットに伝わる音量が、生声を直接耳で聞くよりもかなり大きいためです。何度も試行錯誤を繰り返し、なんとか同じ程度の声量で歌う事に成功しました。

結果として、全ての帯域で録音された声量の減少を確認します。けれども発声練習よりは声が漏れる様子で、最大でもおよそ-9dBの減少です。同じように比率に換算すると、約25%の音量減といった所でしょうか。言い換えると、歌声は未装着時と比較して75%の音量で周囲に聞こえます。
防音・消音 ボイトレグッズ PROIDEA UTAET まとめ
・測定音圧比70%減は音量換算では約30%減少
(70%消音されて30%の音量で聞こえる……という訳ではない)
・周波数特性もまんべんなくカットされる
・発声練習に比べると歌声の消音性能は少し落ちる
本品に記載の測定音圧比という描写が、一般の方には少し分かりにくいハズです。加えて『70%減』という記載には、相当のインパクトがあるものと思われます。今回の検証はこれらの表記を『音量』として分かりやすくする事が目的の一つでした。

そして各検証から導き出された結果は、元の声と比較して『約30%の音量減少』です。音圧比7割減は、音量が7割減るという意味では無い点にご注意下さい。この点は公式動画でも、79dBが68dBに減少するという別表記で明記されています。
音量3割減と書くと大したことないようにも見えますが、意外にも効果は高いです。音圧比と音量比を混同しない観点さえあれば、かなり優秀な器具であると言えます。何よりも自声モニタリング機能は、消音性能以上にトレーニング効果が絶大です。ブレスリミッター機能も、日ごろ鍛錬していない管理人にはとても強烈でした。

練習後には心臓が破裂しそうになるほど、かなり呼吸機能が酷使されます。無理の無い範囲でトレーニングを重ねれば、肺活量の強化にも繋がりそうですね。日常練習にウタエットを効果的に活用し、より良い声を目指して精進しましょう!
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