Dynaguide 動的ストリングガイドの性能を調べたよ💖[比較: Squier / Fender ]

2021年9月5日パーツ,FENDER,ストリングガイド,Dynaguide,SQUIER,VINTAGE-STYLE STRATOCASTER STRING GUIDES


👆 Dynaguide / Dynaguide Black

目次

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摩擦と戦うストラトに Dynaguide !

ヘッド角の無いストラトタイプのネックでは、ストリングガイドの装着は必須です。とりわけ1,2弦に関して、ナットとペグの角度やテンションの調整が求められます。チューニングやアーミング、ベンドプレイ等、ギターの弦は常に動き続ける宿命です。そのためストリングガイドは、弦の動きを最小限に抑える役割も果たします。

👆 FENDER / VINTAGE-STYLE STRATOCASTER STRING GUIDES

言い換えれば弦の摩擦を少なくして、弦の稼働を滑らかにする役割とも言えるでしょう。Fenderの羽型ストリングガイドを始め、通常は弦を押さえて摩擦を減少させる構造です。バータイプもローラータイプも、その多くは摩擦を減らす事を主眼に設計されています。

Dynaguide は動的ストリングガイド!

オランダ発の Dynaguide は、『摩擦と戦う考え方』とは真逆のストリングガイドです。本品は摩擦を減らすのではなく、ガイド本体を弦の動きに合わせる構造をしています。『弦との一体化』を開発理念に掲げており、摩擦そのものを無くすという考え方です。

本体はドーム状の樹脂ベースに、太いホチキスの芯のような金属バーが付随しています。このバーが固定されていないため、弦の動きに合わせてガイドも動くという仕組みです。弦の力がガイドを自動的に動かす構造は、『動的ストリングガイド』と言えるでしょう。

今回はSquierの標準ガイドを基準に、Fender純正、Dynaguideの3種を比べてみました。装着は1,2弦間とし、チューニング精度(※)、音質、2弦倍音の3通りを比較します。ストラトタイプをご利用の方は、ぜひとも購入の参考にお役立てくださいませ。

パッケージ

Dynaguide パッケージ

比較の前に、簡単にDynaguideのパッケージをご紹介です。まずDynaguideの製造元ですが、こちらは商品名と同じDynaguideとなっております。オウダーケルク・アーン・デン・エイセルに存在するという情報以外、詳細は不明です。

Dynaguide パッケージラベル

パッケージもビニール袋のみで、輸入代理店のLEPの情報しか記載がありません。

Dynaguide 説明書

中には本体の他説明書入りで、簡単な取り付け方法と動画リンクが記載されています。より詳しいインストールガイドについては、説明書記載の下記動画をご覧ください。

※チューニング精度の調べ方について

Dynaguide Black 本体

チューニングの精度は主にペグ使用時の触感と、アーム使用後のチューニングの安定性です。チューニングの触感に関しては数値化が難しいため、主観による評価としています。安定性はダウン→ニュートラルを10回繰り返すビブラートを5回、続いてアームアップを10回行った後の誤差を計測です。誤差の計測には、KORGのGA Custom Black チューナー を使用しています。

SQUIER Bullet 標準

左:Fender純正 右:Squier標準
左:Fender純正 右:Squier標準

少し大きめの羽型ガイドで、エントリー機故に仕上がりは良くありません。左右の形状が不均等で、ガイド本体の肌触りも少し固めとなっています。

1.チューニング精度

SQUIER Bullet 標準 ストリングガイド

チューニングをするとヘッドからミシッと音がするため、摩擦が大きめの印象です。アーミングも通常は問題ありませんが、激しめのアクションでは軋む触感が伝わります。

アーミング後のチューニング変化

1弦の変化:-3メモリ

2弦の変化:-2メモリ

2.音質

SQUIER Bullet 標準 ストリングガイド 音質

音質の比較の元となる、Squier純正ストリングガイドの基本的な音質です。交換するガイドは1,2弦のみにつき、どの程度音質が変化するかが気になりますね。

3.2弦倍音

SQUIER Bullet 標準 ストリングガイド 倍音

倍音は全ての弦を鳴らすと分かりにくいため、2弦開放弦の倍音のみを調べました。決して芳醇な倍音ではありませんが、ムラの少ない標準的な倍音傾向です。ガイドの大きさや形状、摩擦の有無がどの程度影響するかに注目しましょう。

Fender 純正

Fender 純正 ストリングガイド ラベル

ヴィンテージタイプの羽型ガイドで、Fender製ストラト標準搭載品となります。別売り部品として、VINTAGE-STYLE STRATOCASTER STRING GUIDESの名で発売中です。1セット2個入りのガイドですが、計測には1個のみを使用しています。

i.チューニング精度

Fender 純正 ストリングガイド

オイルやグリス等を使用せずとも、Squier標準よりブレにくい質感です。キリキリ軋む感じではありませんが、時折『ピンッ!』と跳ねる触感が伝わります。アーミングは引っ掛かるというよりは、ネック側に引っ張られる使い心地ですね。個人的には、最も使い慣れたと感じるガイドの手応えがありました。

アーミング後のチューニング変化

1弦の変化:-1メモリ

2弦の変化:直後は-1メモリ→しばらくすると±0

≒アーミング直後はガイド根本に引っ掛かかる状態と推測

ii.音質

1,2弦のみの交換とはいえ、ほぼ全音域に渡り音質の変化が見受けられます。

Fender 純正 ストリングガイド 音質
±0dB

意外にも低音域まで増幅されており、400~9kHzは聴覚的にも分かるレベルで増幅です。ただし9kHz以降は控えめとなっているため、余計な倍音が煩わしくありません。摩擦の少なさが揺れを押さえ、雑味のある倍音を減衰させているためと推察します。サスティーンはSquierと比較して、平均でおよそ8%アップです。

iii.2弦倍音

Fender 純正 ストリングガイド 倍音

開放弦のみで比べると、その倍音の差が波形を取るまでもなく実感出来ます。Squierと比較すると倍音が芳醇となっており、加えて増幅率も高めの傾向です。3k~6kHz付近の倍音が良く出ているため、高音域の煌びやかさが際立っています。

Dynaguide Black

Dynaguide Black 高さ
弦接触部までの高さは6mm程度

Dynaguide はDynaguide BlackとDynaguide Off White、以上2種類を選択可能です。おそらくカラーリングの違いのみで、音質面の違いは無いものと思われます。計測にはDynaguide Blackを使用し、付属品以外のパーツやグリス等は未使用です。

a.チューニング精度

Dynaguide Black

ペグがとても滑らかに稼働し、ギア比が2段階増えたような操作感となります。GOTOH製ペグでいうならば、無印から末尾にZ入りの型番に変わったような感じです。アーミングも滑らかで、ネック側の引っ掛かりが無い点に違和感を覚える程でした。ヘッドの軋みも全く無く、精度に関してはほぼ完璧といえるかもしれません。

アーミング後のチューニング変化

1弦の変化:±0

2弦の変化:±0

b.音質

ところが音質に関しては、FenderともSquierとも完全に異なる響きとなります。

Dynaguide Black 音質
-2dB

基本的に音量がかなり低く感じられ、データからも出力が最大-2dBも低下です。中でもローエンドの減衰が目立つため、どうしても軽い音に聞こえてしまいます。心象としては、ブリッジサドルをローラーサドルに変えた時の音質に近いですね。サスティーンはSquierと比較して、平均で約7%低下していました。

c.2弦倍音

Dynaguide Black 倍音

倍音はSquier以上Fender以下ですが、高音域側に偏り気味となっています。加えていうと、Fender製よりも高音域側の奇数次倍音を多めに計測です。録音してヘッドフォンでFender製と聴き比べると、機械的な響きに聞こえます。精度は完璧に近い反面、音質面は人によって好みが別れそうな結果となりました。

Dynaguide まとめ

Dynaguide まとめ

Dynaguide のチューニング精度と安定性は完璧に近い

Dynaguide の音質はローエンドが弱く最大出力も低下する

Dynaguide はサスティーンが減衰する傾向にある

Dynaguide の倍音は奇数次倍音が多く金属的響きになりやすい

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