Sago 人間椅子 鈴木研一 シグネチャーピックレビュー|ご尊顔印!極悪重低音で地獄を震わせろ!!

👆 Sago 人間椅子 鈴木研一さん シグネチャーピックレビュー!
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Sago 人間椅子 鈴木研一さんのシグネチャーピックはご尊顔の圧もピック厚もすげえ!

ギタいじではハロウィン強化月間として、10月はハロウィンにピッタリなアイテムをご紹介しています。今回は Sago (サゴ) より、人間椅子のベースボーカル 鈴木研一さんのシグネチャーピック をレビューです。
いかがでしょうか、このご尊顔の威圧感!!
ベースは音も顔もパワーが大事と訴えかけてくる、まさかの『顔ロゴ』ベースピックとなっております。
人間椅子公式ハロウィンキャラクター!?
ピック材にはゴリっとした芯のあるサウンドを奏でるセルロースを採用し、ゲージは1.20mmと非常に厚手の設計です。シェイプはトライアングル型 (おにぎり型) で指先に力を入れやすく、中指を含めた3本指で構える独特のフォームにも対応できます。
鈴木研一さんと言えばピックのモチーフにもなっている白塗りの風貌と、怪僧や破戒僧のような袈裟姿がトレードマークです。かつて人間椅子のインスタグラム公式アカウントでは、ハロウィン向けに鈴木研一さんの白塗り用メイク道具を紹介されていたことがありました。
公式に『ハロウィン=鈴木研一』の方程式が成立しているため、まさにハロウィン特集にピッタリなピックだと言えます。人間椅子の重厚かつ怪奇的世界観を支え、迫力のベースサウンドで天界も地獄も揺るがす『相棒』を深掘りしていきましょう。
鈴木研一さんについて
BASSIST FILE-鈴木研一 (スズキ・ケンイチ)[人間椅子]
1966年3月11日生まれ、青森県出身。高校の同級生である和嶋慎治(vo,g)と組んだバンドが人間椅子へと発展。TV番組“イカ天”で一躍注目を集め、1990年に『人間失格』でデビューする。ドラマーの交代を経ながら、2019年までに21枚のスタジオ・アルバムを発表。英国的ハードロックとおどろおどろしい日本文学を融合させた世界観で評価を得ている。2019年には結成30周年を迎え、2020年にはドキュメンタリー映画『映画 人間椅子 バンド生活三十年』を公開。2021年8月4日に通算22作目となるアルバム『苦楽』をリリースした。
人間椅子 和嶋慎治さんのシグネチャーピックも好評発売中!

Sagoでは同じく人間椅子のギターボーカル 和嶋慎治さんのシグネチャーピック もラインナップ!

ト音記号を模したSagoのSロゴが人魂仕様となっている人間椅子らしいデザインに注目!
外観
鈴木研一さんのシグネチャーピックは黒いピック材に、白いプリントで顔ロゴやバンドロゴが入るのが特徴です。表面には白塗りのご尊顔がこれでもかというほどビッグに描かれており、遠目に見ても凄まじい威圧感を放っています。

ライブ映像や各メディアで実際に演奏を披露される際にも、ピックのご尊顔がクッキリと識別できるレベルです。例えばデジマート・マガジンの連載企画で出演された動画では、15分32秒付近でピックのご尊顔が激写されています。

裏面の上部はお馴染み人間椅子のバンドロゴが大きめのサイズで、下部の角付近にはSagoの筆記体ロゴです。人間椅子ファンのハートを鷲掴みするのは勿論のこと、怪奇的な和の雰囲気を愛する方にも刺さるデザインに仕上がっています。
数量は最早『枚』ではなく『柱』
ギターやベース用のピックを数える時は、一枚、二枚と『枚』を用いるのが一般的です。しかし鈴木研一さんのシグネチャーピックはご尊顔の圧が尋常ではなく、枚などといった平凡な単位で数えるのを躊躇ってしまいます。

その存在感は最早ピックの域に留まるものではなく、

御神体として『一柱』『二柱』と数えて然るべきかもしれません。

自宅でピックを飾って楽しむ際は、ぜひともピックスタンドやピックモノリスを活用しましょう。

良い柱っぷりだな!
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仕様
Sagoの公式情報によると、鈴木研一さんのシグネチャーピックに使用されている材はセルロースです。セルロースはメーカーやブランドにより、セルロイドを示す場合とアセチルセルロースを示す場合があります。

セルロイドはニトロセルロースに樟脳を加えた古典的ピック材で、FENDERの『クラシックセルロイド』に該当です。軽い握り応えと適度に削れやすい性質を備え、ピックが削れる際に樟脳の仄かな香りがするモデルもあります。
ですがセルロイドは非常に発火性が高い素材につき、代替素材として使われているのがアセチルセルロースです。アセチルセルロースは物由来のセルロースに酢酸を加えたもので、ピック材としてはセルロイドに近い特性を有します。
音楽市場において素材がセルロースと表記されている場合、セルロイドとアセチルセルロースの線引きが曖昧なのです。アセチルセルロースをセルロイドと表記することも多く、実際に手に取っても大半の人は違いが分からないと思われます。
発火性を除き音質や耐久性に大きな差は無いので、セルロース由来のピック材が使用されているとお考えください。
サイズ
サイズはピックの図柄が正面を向く位置で計測して横幅が約32.80mm程度、縦幅が約32.20mm程度です。ゲージ (厚さ) の実測値は公表値通り1.20mmジャストで、FENDERのExtra Heavy (約1.22mm) 相当となります。

おおまかな形状はFENDER 346 ShapeやIKEDA PICKS #1など、平均的なトライアングルシェイプに近いです。大きさはFENDER 346 Shapeよりも縦幅が僅かに長く、IKEDA PICKS #1よりも縦幅が少し短いサイズ感となります。

ちなみにピックに描かれたご尊顔の実測値は横幅が約17.65mmm、縦幅が約22.01mmです。小型のジャズシェイプに匹敵するサイズ感につき、御神体に相応しいビッグなオーラを堪能できます。

ピックのエッジはかなり滑らかに加工されており、各角の先端も鋭さがなく丸みが強めです。後述しますが鈴木研一さんはピックの先端ではなく、ピックの側面で弦を擦るように捉える弾き方をされています。

滑らかなエッジはピック側面を広範囲で有効に使うことができるため、常に均一なサウンドを得やすい設計です。真空管ベースアンプを単独で深く歪ませるのにも最適で、シグネチャーピックならではの拘りを感じることでしょう。
耐久性
セルロースは軽く弾力性に秀でていますが、近年のエンジニアリングプラスチックと比較すると削れやすい素材となります。ですが適度に削れる性質が長所となっている素材でもあり、とりわけベースで歪ませる際には重要な要素の1つです。

また削れ具合を毎日観察することで、奏者のコンディションを把握できるのもセルロースならではと言えます。フォームを固める目的で愛用するプロミュージシャンも多く、狙って弦を捉えることができる撥弦性の高さも上々です。

1枚当たりの寿命自体は高くないものの、ゲージが1.20mmもあるため保管中に反る心配はほとんどありません。コストパフォーマンスを重視せずに、全ての角や縁が減りきるまでガンガン弾き倒すのが正しい活用法となります。
ピック材プロファイル

弾性:弦のしなりやすさや復元力に影響、弾性係数も含めた総合評価
弦離れ:アタック後にピックが弦から離れる速度、滑らかさも含めた総合評価
あたり:アタック時の引っかかりの強さ、高いほどダイナミクスを制御しやすい
硬さ:ピック材そのものの硬度、高いほど硬いが評価5は弦に与えるダメージが非常に大きい
削れにくさ:演奏時におけるピックの削れにくさ、高いほど耐摩耗性に秀でる
握りやすさ:ピックのグリップ力、高いほど滑りにくく軽い力で握りやすい
出力:最終的なアウトプットへ与える影響力、高いほど音量が大きくなる
保存性:保管時におけるピックの反りにくさ、高いほど温度や湿度、経年による影響を受けにくい

セルロイド及び代替素材のアセチルセルロースはギターピック、ベースピックとして最も愛されてきたオールラウンドに使えるピック材!

演奏後の『削れ方』でピッキングフォームを確認したり『削れるからこそ出る味のある音』を魅力と考えるプレーヤーが多いよ!
小ネタ集:鈴木研一さんの白塗りメイク道具考察!
・白塗り……舞台屋 Sスティックファンデーション N-20 (ホワイト)
・唇の黒塗り……三善 ライニングカラー 1 (ブラック)
・アイライン、唇の輪郭……三善 メークアップペンシル アイブロウ (ブラック)
・肌を抑える、仕上げ……Chacott フィニッシングパウダー 763
(出典:人間椅子公式インスタグラムより推測)

ハロウィンや文化祭の舞台の参考にしてね!
サウンド
鈴木研一さんのシグネチャーピックはご尊顔の圧に負けぬほど、力強いアタックとゴリゴリのサウンドが持ち味です。太い弦にも負けない1.20mmの厚さは出力ロスが少なく、HEAVY相当のピックよりも大きな音量を再生できます。

出力は高くても過度に倍音が主張せず、メリハリのあるパワフルなトーンは人間椅子の楽曲にピッタリです。アタックした瞬間に巻き線との摩擦で一瞬発生するスクラッチ音も、1970~80年代ハードロックのベースサウンドを彷彿とさせます。

管理人は以前人間椅子のライブに参戦した際、同行者が運良く鈴木研一さんの使用済みピックをゲットしたことがありました。ピックを観察させてもらうとピックの角がほとんど減っておらず、角の両端の縁が満遍なく削れていたのです。

上の楕円部は裏側が、下の楕円部は表側が削れていた
演奏動画等を拝見すると鈴木研一さんはピックを2本指ではなく、人差し指と中指を重ねて親指で挟むように構えています (3本指、あるいは2.5本指) 。更にアタックする際はピックの側面で弦を捉え、マッチのように弦を擦りながら母指球を支点に親指でピックを押し出し、弦との摩擦で発生するスクラッチ音を意図的に大きく鳴らしている模様です (無意識だとしてもスクラッチ音交じりのアタックを歪ませたベースに求めている可能性が高い) 。

ダイナマイトはベース奏法面でも『鈴木研一節』が全開!ピックが火種、ベース弦が導火線となりアンプが爆発するゴリゴリのニトロサウンドは必聴!!
倍音特性 (A1/55.00Hz)
ここからは鈴木研一さんのシグネチャーピックを実際にエレキベースで使い、倍音特性や周波数特性を確認していきます。唯一無二のベースサウンドの秘密を探るため、ゲージが1ランク下となる FENDER 346 Shape Shell HEAVY (クラシックセルロイド) のデータも併せて掲載です。

音質計測用のベースは Aria Pro II RSB DELUXE-IIを、チューニングはレギュラーチューニング、ピックアップはミックス (トグルスイッチセンター) を選択しました。1.20mm厚で丸みのあるセルロース製トライアングルシェイプが、どの程度サウンドに影響を与えているのかを調べていきます。
i.Sago 人間椅子 鈴木研一さん シグネチャーピック

ii.FENDER 346 Shape Shell HEAVY

鈴木研一さんのシグネチャーピックは基音の出力が高く、低次倍音も安定して高い数値を計測です。パワー満点のアタックとメリハリの利いた表現力を決定付けており、下腹部にドシンと響くローエンドを轟かせます。
対照的に第6倍音以降はFENDER 346 Shapeよりも若干出力が抑えられているため、不要な中高音や高音が前に出ません。セルロースの削れやすさが影響を及ぼす要素として、摩擦で一瞬発生するスクラッチ音により中音と中高音で倍音の出力が乱高下する帯域が発生しています。
Ampeg SVT直でジャギジャギかつダーティーな歪みを生み出せる秘密は、このピックと弦の摩擦由来となるスクラッチ音が決め手です。スクラッチ音に含まれる倍音出力の乱高下は、ギターで言うところの『バイト感』に近い効果が得られます。
歪ませた際に基音はパワフルに唸りつつ、音の輪郭を司る倍音が鼓膜に絡みつくように『攻撃力』を加味してくれるのです。倍音の出力が均一ではない分だけコンプレッションもかかりにくく、エレキギターの歪みと一体感を生み出せます。
和嶋慎治さんのギターとユニゾンするフレーズや、ギターソロのバックで掻き鳴らすベースリフ、銅鑼を使用する楽曲では効果絶大です。高出力な基音と低次倍音、控え目の高次倍音、バイト感に近い倍音出力の乱高下……以上の要素が合わさることで『滅茶苦茶歪んで重低音の威力もあるのにバンド内では何故かクリアに聞こえる』ベースサウンドが創出されています。

鈴木研一さんのベースサウンドは『打楽器のような勢い』と評されることが多いけれども……

生演奏を見て感じたのは打楽器なんて生ぬるい勢いではなく『迫撃砲』とか『大砲』を彷彿とさせる響き方でした!

この重低音にハラワタを蹂躙されるがままにその場で吐き散らかしたらさぞかし気持ち良いだろうなと、意味不明なことをずっと考えていましたよ!
通じる人には通じる……はず。
倍音特性波形の周波数目安
左端の山(中央赤色線)が基音55.00Hz
偶数次倍音:第2倍音(110Hz)、第4倍音(220Hz)……
→ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も
奇数次倍音:第3倍音(165Hz)、第5倍音(275Hz)……
→金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き
非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
周波数特性

周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的なスペクトラムを算出しました。
a.Sago 人間椅子 鈴木研一さん シグネチャーピック

b.FENDER 346 Shape Shell HEAVY

セルロースらしいバランスの取れた万能なトーン傾向で、強力な基音や低次倍音が全体的な出力を底上げです。鈴木研一さんのシグネチャーピックはFENDER 346 Shapeと比較すると、260Hz以下の帯域で最大+2dも高い出力を記録しています。
無論音量を揃えれば両モデルとも近い周波数特性となりますが、音量に制限のあるライブ環境では大きな利点となりそうです。出力が高い分だけアンプの出力レベルを絞っても歪みやすく、余裕のあるローエンドを再現することができます。
ギターやドラムと干渉しやすい600~1kHz付近は出力がそこまで高くないため、相対的に低~低中音が引き立つのもポイントです。Ampeg SVT等でミドルレンジ関連のスイッチやツマミとも好相性で、ベーシスト的に欲しい中音が調整しやすいと感じます (ベーシストの欲しい中音とギタリストがイメージする中音は、往々にして400Hz程度差が生じるので注意) 。
エレキベースのみならず太い弦でドロップチューニングをするエレキギターや、7弦以上の多弦ギターでも試す価値があるでしょう。
周波数特性波形の周波数目安(左から順に)
赤枠線:100Hz,200Hz
橙枠線:400Hz,800Hz
桃枠線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
計測に使用した機材
ギター:Aria Pro II / RSB DELUXE-II
ベース弦:PLAYTECH / EBS-4095
比較対象ピック:FENDER / 346 Shape Shell Heavy
シールド:ARIA / JG-10X (10ft/3m, S/S)
マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P×1
まとめ
ご尊顔プリントによる圧倒的にして絶対的な個性に留まらず、マントル層を突き破り地獄まで震わせる極悪重低音を繰り出せるピックです。鈴木研一さんの弾き方に最適化された設計がなされており、弦とピックの摩擦で発生するスクラッチが往年のハードロックらしい響きを創出してくれます。

太い弦の張力に負けない1.20mmの厚さが出力のロスを最小限に抑え、鼓膜に絡みつくサウンドは相反するはずのクリアなトーンとダーティーな歪みを両立です。人間椅子のバンドサウンドに惚れ込んだプレーヤーは勿論のこと、CDや公式グッズと一緒に並べ御神体として祀っても楽しめます!
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和嶋慎治さんのシグネチャーピック
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