極薄0.5mm&極厚1.5mm新登場!PLAYTECHティアドロップピック音質比較レビュー【サウンドハウス】


サウンドハウスが手掛ける PLAYTECH(プレイテック)のオリジナルギターピックに、このたび新たなバリエーションが加わりました。
定番のTEARDROP PICK(以下、ティアドロップピックと表記)には新ゲージとして極薄0.5mmのEXTRA THIN(XT)と、極厚1.5mmのEXTRA HEAVY(XH)が新登場です。
カラーバリエーションは従来通りパープルとブラックの2色展開で、耐久性に優れたデルリン素材を使用しています。
さらにアコースティックギターユーザー待望のTHUMB PICK(サムピック)も、ブラック&パープルの2カラーで新発売となりました。

本記事ではお手頃価格で普段使いに最適なティアドロップピックのEXTRA THINとEXTRA HEAVYについて、使い心地や音質の違いを比較しながらレビューしていきます!
目次
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外観
PLAYTECH ティアドロップピックはEXTRA THIN、EXTRA HEAVYともに、これまでのカラーと同じデザインを採用です。

ブラックは厚さを問わず表面にPAYTECHのロゴが入り、先端の角付近にゲージを示すイニシャル(XT / XH)が入ります。


ロゴおよびゲージ表記はホワイトカラーのプリントによるもので、裏面はプリントを省いたシンプルなデザインです。


パープルは表面中央に八分音符を模ったサウンドハウスロゴが、先端角付近にゲージを示すイニシャルがプリントされています。

裏面はブラック同様にプリント無しですが、サウンドハウスのコーポレートカラーを楽しめるカラーリングですね。
細部の仕上がり
PLAYTECH ティアドロップピックはカラーによるシェイプやエッジの違いは無く、Fender 351 Shapeよりも一回り小さいサイズで設計されています。

両カラーともデルリン素材特有の発色を抑えたもマットな質感で、サラサラした握り心地は汗に強く滑りにくいのが特徴です。

ただし使用後は指先に粉状の成分が残る場合があるため、楽器の塗装面や金属パーツに触れる際にはあらかじめ布などで指先を拭き取ることを推奨します。

低価格帯のギターピックには加工の粗さが目に付くこともありますが、PLAYTECHのデルリンピックシリーズは総じて高品質な仕上がりです。

エッジはやや丸みが強いものの滑らかに仕上げられており、気になるバリやパーティングラインは見受けられません。

同価格帯に競合ブランドがほとんど存在しないほど低価格でありながら、平均的な価格帯のモデルと比べても十分に合格点を超える品質だと言えます。
ピック厚の区分に注意
現在PLAYTECHから発売されているデルリンピックシリーズは、Fenderなどのブランドとはゲージの区分が異なる点に注意が必要です。PLAYTECH ティアドロップピックの0.5mmはEXTRA THINですが、Fender準拠のゲージではTHIN扱いとなります。

またPLAYTECH ティアドロップピックのEXTRA HEAVYは1.5mmであるのに対し、Fender準拠のゲージでは1.2mm台がEXTRA HEAVYに相当です。PLAYTECH デルリンピックシリーズは一般的なゲージと比較して、1ランク厚めのサイズ設計になっているとお考えください。

EXTRA THINは薄くしなやかで弦の上を流れるようなピック捌きが可能!

EXTRA HEAVYはガッツのある握り応えで太い弦に力強くアタックしてもまったくしならない剛性の高さを実感できるよ!

厚いピックは握り慣れるまで時間がかかるかもしれないので1mm以上の厚さに初挑戦の人はじっくり基礎練習に挑もう!
仕様
PLAYTECH ティアドロップピックに使用されているデルリン(Delrin®)はポリアセタールの一種で、分子構造上ホモポリマーに分類されます。これに対して同じくポリアセタールであるジュラコンはコポリマーに分類され、ホモポリマーと比べると引張強さや硬度が低めです。

デルリンとジュラコンはピックの触感が似ていますが厳密には異なる素材となり、デルリンは芯がしっかりしたタイトな音を出す傾向があります。理的変形や紫外線、薬品による劣化にも強いため、日本の住宅環境で保管しても反りにくく形状が安定しやすい素材です。

耐摩耗性と弾性に優れているので滑らかなタッチと弦離れの良さを兼ね備え、ピック1枚あたりの長寿命化が期待できます。低価格でありながら長持ちする特性は、消耗品の高騰に悩むギタリストやベーシストにとって心強い味方です。
寸法
PLAYTECH ティアドロップピックの寸法は横幅がおよそ24.9~25.1mm前後、縦幅がおよそ29mm前後となっています。ギターピックは製造過程上どうしても寸法に個体差が生じやすいため、サイズはあくまで目安としてお考えください。


ティアドロップピックの代表格であるFender 351 Shapeと比べると、PLAYTECHのティアドロップピックは縦横ともに1mm以上小さめのサイズ感です。エッジと先端の角は丸みを帯びており、鋭いアタックよりも滑らかな弾き心地と弦離れの良さを重視して設計されています。


滑らかすぎるため強弱とは別の『手の重さ』を表現しにくい場合もありますが、指先や手首への負担が軽減されるため長時間の演奏に向いた仕様です。
耐久性
下記の画像は新品のEXTRA THINとEXTRA HEAVYを使用し、30分間エレキギターでコードワークを中心に演奏した直後の先端部を撮影しています。EXTRA THINは角先端から側面にかけてわずかに削れる程度に留まり、EXTRA HEAVYに至っては表面に軽い擦り傷がついた程度でした。


通常ギターピックはゲージが厚くなるほど耐久性が高まりますが、PLAYTECH ティアドロップピックはEXTRA THINでも耐久性が高いのです。さらにEXTRA HEAVYはステンレス弦やベース弦にも負けない剛性を備えており、消耗に強いタフさで圧倒的なコストパフォーマンスを発揮します。
ピック材プロファイル

弾性:弦のしなりやすさや復元力に影響、弾性係数も含めた総合評価
弦離れ:アタック後にピックが弦から離れる速度、滑らかさも含めた総合評価
あたり:アタック時の引っかかりの強さ、高いほどダイナミクスを制御しやすい
硬さ:ピック材そのものの硬度、高いほど硬いが評価5は弦に与えるダメージが非常に大きい
削れにくさ:演奏時におけるピックの削れにくさ、高いほど耐摩耗性に秀でる
握りやすさ:ピックのグリップ力、高いほど滑りにくく軽い力で握りやすい
出力:最終的なアウトプットへ与える影響力、高いほど音量が大きくなる
保存性:保管時におけるピックの反りにくさ、高いほど温度や湿度、経年による影響を受けにくい

デルリンはプロミュージシャンも多数愛用する欠点の少ない優秀なピック材だよ!

厚さに慣れなくてもう少し強いグリップ感が必要なプレーヤーは滑り止めを試してみるといいかもね
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サウンド
PLAYTECH ティアドロップピックのバリエーションとして、ギタいじでは昨年サウンドハウスお姉さんピックをレビューしました。該当レビューではTHIN(0.7mm)、MEDIUM(1.0mm)、HEAVY(1.2mm)の音質を比較しましたが、ゲージが厚くなるほど出力が高くなる傾向です。

EXTRA THINとEXTRA HEAVYはその傾向がより顕著となっており、EXTRA THINはこれまでのゲージ以上に繊細なサウンドを奏で、EXTRA HEAVYはよりパワフルなサウンドを創出します。0.7mmと1.2mmだけでは満足できなかったプレーヤーでも、より一歩踏み込んだ音作りが可能になるでしょう。

ラストはご参考までに、EXTRA THINとEXTRA HEAVYを使用した際の倍音特性と周波数特性を確認です。極薄と極厚のデルリンピックが厚さの違いによって、どの程度音に影響を与えるのかを調べていきます。

音質計測用ギターは久々の登場、Supro The Island Series Westburyをチョイス!
倍音特性 (A2/110.00Hz)

倍音は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦 (A2/110.00Hz) のスペクトラムを採用しました。
a.PLAYTECH TEARDROP PICK EXTRA THIN

b.PLAYTECH TEARDROP PICK EXTRA HEAVY

c.各ピック波形連続表示(gif)

TEXTRA THINは基音の出力も倍音の出力も控え目ですが、第4倍音と第5倍音のみピンポイントに高い値を計測しています。加えて全体的に奇数次倍音が前にでやすく、非整数倍音も少ないのでクリアな音像をもつクールな倍音の響きが印象的です。
EXTRA HEAVYは基音の出力が強力無比で、高音も含む全ての帯域において倍音が高い出力を記録しています。低次倍音は偶数次倍音が高めに計測されているため、太くあたたかい音色と鮮やかな余韻の煌めきを備えた倍音特性です。

薄さによるしなやかさと厚さによる軸のブレなさ、どちらも出力に大きな影響を与えているみたいだね!
倍音特性波形の周波数目安
左端側の太長い山(中央赤色線)が基音110Hz
偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)、第6倍音(660Hz)……
→ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も
奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)、第7倍音(770Hz)……
→金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き
非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
周波数特性

周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的なスペクトラムを算出しました。
1.PLAYTECH TEARDROP PICK EXTRA THIN

2.PLAYTECH TEARDROP PICK EXTRA HEAVY

3.各ピック波形連続表示(gif)

EXTRA THINは第4倍音と第5倍音が高い値を示していた通り、400~500Hz付近を頂点としたなだらかな山状の波形を計測しています。EXTRA HEAVYはEXTRA THINよりも2dB以上高い出力を示し、基音の力強さがそのまま出力の大きさに反映されている波形です。
アンプのゲインやボリュームを固定して比較すると、出力の高いEXTRA HEAVYの方が大きな音量を得やすく、なおかつ歪みやすくなります。極端に言えばアンプの限界を超えて歪ませることも可能ですし、逆にアンプの設定を抑えながら効率よく歪みを得ることもできます。
普段のセッティングを大きく変えずに音のニュアンスを調整できるため、サウンドメイクの一環としてゲージ変更を試してみるのも一つの方法です。

EXTRA HEAVYは薄いピックよりも軽い力でも大きな音が出せるのがポイント!

EXTRA THINは出力が低く歪みにくいので意図的に強くアタックしてもクリアさと鋭さを保てるよ!
周波数特性波形の周波数目安(左から順に)
赤枠線:100Hz,200Hz
橙枠線:400Hz,800Hz
桃枠線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
計測に使用した機材
ギター:Supro / The Island Series Westbury
ピックアップ:Supro / Vintage Gold Foil Single-coil (純正ブリッジPU)
使用弦:D'Addario / EXL110 (.010-.046)
シールド:Classic Pro / GIC030N (3m) プレミアムケーブル
マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P×1
まとめ
PLAYTECH ティアドロップピックは低価格帯のギターピックでありながら高品質な仕上がりを実現し、弦離れの良い滑らかなタッチと長く使える優れた耐久性を兼ね備えています。従来の3種類の厚さに加えより薄いEXTRA THINと、より厚いEXTRA HEAVYがラインナップに加わり、使い勝手や音質の違いを楽しめる選択肢が一気に広がりました。

シャープな音像からパワフルなサウンドまで厚さを変えるだけで音の変化を手軽に体感できるため、パーツ交換や改造が苦手な方にもイチオシのギターピックです。送料無料ラインにあと少し届かないときのちょい足しにも便利で、消耗品の価格上昇が続く中でプレイヤーに寄り添う相棒となり得ます!
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