おバカパーツで 馬改造 第5馬 – カッコいい“だけ”の 安ギターブリッジ
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前回の馬改造!
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安ギターブリッジ 、いい加減カッコ良くなろうぜ……
前回前々回と安ギターパーツの未来を妄想したので、今回は安ギの現在を考えましょう。個人的に安ギに対して猛烈な不満を抱いている点といえば、パーツがカッコ悪い事です。
基本的に安ギターを構成する部品は、大手ブランドの安価なコピー品となっています。素材や構造に加えて、外観も簡略化されたものが多いためカッコよさがイマイチです。
いい加減大手ブランドのコピーをやめて、独自の道を歩んで欲しいと常々感じています。今の安ギターに求められるのは王者の模倣ではなく、安ギならではの独自性です。購買層に対して『安ギではないとダメ』と思わせる+αが必要ではないでしょうか。
特にブリッジに関しては安物映えするため『やっぱり感』が尋常ではありあません。このやっぱり感を『かっけー!』に変るべく、今宵もしょーもない事を考えてみました。
ルックス1点に振り切る潔さ
とは言えそこは安ギター、予算的な制約があるため高望みは出来ないと思います。優れた音色に演奏性と耐久性、見栄えの良い外観の全てを備える事は不可能です。
これらを全て備える事は、数十万を超えるハイエンド機種でさえ稀となっています。それほど楽器の部品構成は難しく、そう簡単に全方位秀逸な機能は再現出来ないのです。
特に音色、演奏性、耐久性は安ギターである時点で、早々に諦めるしかありません。残るは外観だけとなりますので、カッコよさこそが安ギの将来を握る事になります。
カッコいいとまではいかなくとも『他機種と比べて違う』と感じさせる事は可能です。音質、性能、耐久性をガン無視して、外観にインパクトを与える事だけを考えてみます。
ハードウェアカラーは銅!
早急にメーカー側が対処出来る要素といえば、ハードウェアカラーの差別化ですね。安ギの9割はクローム仕上げですが、銀色は安ブリッジの安さを強調してしまいます。
光沢が強く輪郭がクッキリするため、安っぽさまで際立ってしまうのです。そもそも金や銀などといった高貴さを感じさせる色は、安ギに全く似合いません。
金と銀は中級機種に譲り、これからの安ギは銅系色を推すべきだと思います。例えば以前変な部品で取り上げた、自称銅ブリッジこそ安ギの主流色になるべきです。
このブロンズカラーを『安ギだけに使われている色』にしてしまいましょう。該当ブリッジの性能に関してはお察しですが、ルックスは目を見張るものがあります。
とにかくカラーリングが最高なので、ぼやぼやしていると大手がパクる可能性が大です。ブロンズを『安ギ色』として、大手が真似出来ない環境を作るべきだと思います。
どうでも良い+αのカッコよさ
続いてブリッジの構造に『基本形に備わっていない+αの要素』を添えるべきです。性能や音質ではなく、見ただけで『普通と違う』と感じさせる要素を加えましょう。
ギターは何かと『性能と外観の両立』を重んじ過ぎるあまり、発展性に欠けています。楽器としての性能に必要ないものを加えるという発想が、あまりにも足りないのです。
端的に言ってしまえば、ドレスアップ要素が『常にパーツ全交換単位』となっています。パーツの一部分に何かを加えて、外観だけ変えるという発想がほとんどありません。
Hell Guitarsのワッシャーなどは、部品の一部交換で外観を大きく変える事が可能です。こういった外観の変化を与えるドレスアップ製品は、もっと増えても良いと感じます。全てのパーツを音に結び付けないで『外観専門部品』があっても良いハズです。
張りぼて的発想でもOK
変な部品で取り上げたテールピースは、全て『張りぼて構造』となています。これらは通常のテールピースに、装飾の派手な部品を被せた代物となっています。
『被せた』というのが非常に大切で、基本的構造に+αを加えているだけなのです。ならば安トレモロブリッジにも、何かしらの+αを加える要素を考えてみます。
カーショップや部品屋で安売りされている、フェンダーワッシャー等は適任ですね。
円錐台型のM3対応であれば、トレモロブリッジの後方にマウントする事が出来ます。カラーバリエーションも豊富なので、ボディや好みにあわせて選びましょう。
カッコいい 安ギターブリッジ 降臨!
こうして外観全振りの発想の元……
頭が悪くてカッコいいブリッジが完成しました。
最早改造なんて大層なものでは無く、オクターブネジにワッシャーを挟んだだけです。馬改造と呼んで良いのか甚だ疑問ですが、相当にカッコ良く仕上がっています。
楽器店の安ギターコーナーにて、このブリッジを搭載したギターがあれば注目の的です。見た事の無いパーツが搭載されている、摩訶不思議なブリッジに映る事でしょう。
一体どのような仕掛けが施されたブリッジなのか、好奇心が爆発すると思います。
カッコいい以外の要素は?
メーカーは青いワッシャーの部分に、大層なネーミングでも付ければ完璧ですね。『新開発のオクターブエンドシステム』なんて聞いた日には、物欲が限界を突破します。
👺『な、なんだこのすげーブリッジは!?』
👺『買ったあああああああああああああああああ!』
👺『うおおおおおおおおおおおおおおっ!!!』
👺『……な、なんだこの音は💢💢💢』
尚、音質、性能、耐久性をガン無視している事は、冒頭で申し上げた通りです。
このブリッジは本当に張りぼて的発想なので、音色は据え置きとなっています。他の部品構成によっては余計な共振まで生むため、音質低下を招く可能性も否めません。
音質低下防止ワンポイントアドバイス
共振が酷い原因も判明していて、サドルのオクターブ位置がとても重要です。
フェンダーワッシャーの搭載は、ブリッジエンドに加圧して挟む必要があります。
ところがオクターブ位置が前方でスプリングが緩い場合、軽過ぎて揺れてしまうのです。
上記画像では、弦を強く弾いても6弦サドルは全く共振せずに演奏出来ます。ただし5弦サドルの位置になると、ワッシャーの固定が緩く妙な共振が発生です。
この場合弦振動が伝わらないように、4弦サドルのように防振ゴムを加えましょう。
ゴムの潰れ具合もチェック
防振ゴムは鳴りを弱めるため倍音量が減りますが、非整数倍音も大きく減ります。余計な鳴り感が抑えられるため、スッキリした音の傾向に変化です。
調整後のサドルとスプリングの兼ね合いで、防振ゴムを挟めば良いと思います。
また防振ゴムを挟むと潰れるような場合は、おそらく共振対策は不要です。
ゴムが潰れると外観が悪化する上に、オクターブも少しずつ変化してしまいます。
可能であれば、ワッシャーをしっかり挟めるブリッジに使うのがベストですね。
ドライバー1本で手軽に交換できるので、見た目にグっと来た方はお試し下さい!
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