【レビュー】 Aria Pro II Jet は中域モリモリ脳汁ジェットサウンド💖

2021年7月23日ギター,Aria Pro II,エレキギター,エントリークラス,ミディアムスケール,Jet

👆 Aria Pro II Jet LPBL エレキギター

随所に洗練されている Aria Pro II Jet !

www.ariaguitars.com

Aria Pro IIのエントリー機の中で、ひと際ハイセンスな輝きを放つモデルがあります。昨年11月末より国内販売開始となった、その名も『 Jet 』シリーズです。かのフォルムを初めて見た人は、エントリー機もここまで来たかと唸る事でしょう。

目次

Aria Pro II Jet はデザインも仕様も超クール!

Jetはオリジナリティ溢れるボディ形状に、P-90タイプピックアップを搭載しています。ピックガードはゴールドアノダイズドを採用で、スケールはミディアム24Fです。シングルサイドヘッドのネックでは、ミディアムスケールモデルは希少となっています。

コントロールはシンプルな1V1T仕様で、トグルスイッチは1弦側に配置です。

💖妄想💖が捗りまくる近未来的デザイン💎

この外観と仕様を見ただけで、大半の方はワクワクが止まらなくなると思います。他に類を見ないデザインにつき、見た目からは中々音のイメージがつかめません。しかしその洗練されたデザインが、ギタリストの妄想を否応なしに掻き立てるのです。

👺「このフォルム……う~む……」

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👹「たまらん💖💖💖」

近未来を想起させるこのギターから、果たしてどんな音が飛び出してくるのでしょうか。まだまだレビュー数も少ないため、妄想と期待のボルテージは既にK点を突破しています。少年のような胸の高鳴りに抗う術は無く、速やかにカートへブチ込み到着を待ちました。

Aria Pro II Jet 開封の儀

梱包はARIAブランド共通のギター段ボールで、本体は付属のソフトケースに収納です。

Aria Pro II JET 梱包

ソフトケース内では発泡シートに包まれており、突起部は緩衝材で補強されています。衝撃に配慮した梱包がなされており、傷一つ無いピカピカの状態で手元に届きました。

Aria Pro II JET 発砲シート

付属品はソフトケースの他に、ロッド調整用のバーとサドル調整用レンチです。更にこちらもARIAの新品ギターではおなじみ、おまけのシールドも同封されています。ボディーカラーは商品画像の中で最も見栄えの良かった、LPBLをチョイスです。

Aria Pro II JET 付属品

さっそく各部を詳細に観察しつつ、仕様と出音をチェックしてイキましょう。

Aria Pro II Jet LPBL 基本スペック

Body:Poplar
Neck:Maple, Bolt-on
Fingerboard:Rosewood
Frets:24F
Scale:628 mm
Pickups:AMP-90(Alnico-5)
Controls:1 Volume, 1 Tone, 3-way PU selector SW
Bridge:VFH-1 Hardtail
Hardware:Chrome
Finish:LPBL(Lake Placid Blue)

引用:Jet LPBL _ ITEMS(製品情報) _ Aria Guitars

ルックス

まず真っ先に目に飛び込んでくるのは、やはりこのエロ過ぎるボディラインに尽きます。これはもうですね最&高といいますか、素晴らし過ぎて常套句しか出て来ません。写真でも十分良いと思っていましたが、実物を見たらアドレナリンがドバドバでした。

カラーリングと非対称フォルムの攻撃力

LPBLのカラーリングは発色が抜群で、ピックガードとのコントラストが琴線を抉ります。また6弦側の流線形ボディフォルムと、鋭角的な1弦側の非対称感も垂涎モノですね。特に1弦側は写真で見た感じよりも尖っている印象で、攻撃的なオーラを放っています。

Aria Pro II Jet 非対称ジョイント部

ゴールドアノダイズドピックガードの控えめな光沢も渋く、アルミ感がマシマシです。最早このギターは観賞用で元が取れるのではないかと、本気で思ってしまいました。

洗練されたデザインに輝く程よいレトロ感

ノブはレトロなデザインがアクセントになっており、中心部が引き締まっています。

Aria Pro II Jet ノブ


この価格帯では珍しい、P-90タイプのピックアップも悶絶モノのカッコよさです。極度の変態ならば、Jetを一目見た瞬間に思わず求婚したくなるかもしれませんね。

Aria Pro II Jet ピックアップ

残念ながら管理人の手元には婚約届がなかったため、次の機会に持ち越しといたします。とにかく本機のデザインは秀逸で、100点満点のカンストが惜しいレベルです。

演奏性

既に外観だけで満腹になるほどの充実ぶりですが、ギターは弾いてこそ花が咲きます。演奏性に関連する各部パーツの性能について、要点を絞って見ていきましょう。

ペグ

弦楽器は一にも二にも、チューニングが合わなければ話になりません。調弦精度に最も関わるペグは、ARIA AT-235G が搭載されていました。AT-235Gは保守パーツとして販売されており、コストパフォーマンスが優秀です。

Aria Pro II Jet ペグ(AT-235G)

ギア比は14:1と標準的で、精度は可もなく不可も無いレベルとなっています。トルクは渋さが無くて丁度良く、出荷時のままでも調整は必要無いハズです。

オクターブチューニング

オクターブチューニングについても、出荷時の状態のままで問題無しとなっています。全ての弦の12Fでチェックしましたが、実音とハーモニクスの狂いが無い状態です。ただしミディアム24F仕様につき、弾き手の力加減で簡単にピッチが変わります。弦を抑える力や弾く力が強めの人は、実音がシャープしていないか確認しましょう。

弦高

弦高は気持ち高めのセッティングで、全体的に2mm以上となっていました。714-AE200も同じ程度の弦高だったため、2mm前後がAria Pro IIの標準値と推測です。初心者の方には少し高く感じられるものの、極端に高い訳でもないと思います。

Aria Pro II Jet 弦高

ミディアムスケールなので、現状の弦高のままでもチョーキングが苦になりません。指先が痛くなったり演奏が困難な場合のみ、弦高の調整を行ってください。

ネック

写真では少し分かりづらいですが、Jetはストレートヘッドを採用です。ヘッド角が無いため、エントリー機にありがちなスカーフジョイントではありません。グリップ面はサテン仕上げで触り心地が良く、指板の滑りも良好となっています。指板は(多分インディアン)ローズウッドを採用で、インレイは通常のドットです。

Aria Pro II Jet ストレートヘッド

適度な順反り設定で捩じれや反りも皆無につき、滑らかなフィンガリングが出来ます。シングルサイドのミディアムスケールが真新しく、STとは一味違うテンションです。フレット数も24あるため、音域の広いテクニカルなフレーズも難なくこなせます。

Aria Pro II Jet ヘッドアップ

総合的に欠点は無く、エントリー機としてはかなり演奏しやすい設計ですね。ロッドもネックを外さないで稼働可能で、ネックエンドに付属のバーを使用して調整します。初心者の方でも安心となっており、中級者以上も黙って頷く仕上がりだと言えるでしょう。

ナット

エントリー機の中でも、仕上がりムラが顕著に表れるのがナットです。量産品を未加工で接着している場合が多く、試奏時のチェックは欠かせません。Jetはナット材こそユリア系樹脂ですが、加工はそれなりに丁寧に行われています。

Aria Pro II Jet ナット

溝の高さも適切なので1Fがシャープしにくく、開放弦の響きも悪くないですね。価格帯を考慮するならば、十分合格ライン以上の出来栄えだと思います。

フレット

ネックを強めに握って上下に滑らせても、フレット末端のバリは無しです。空気が乾燥した場合は分かりませんが、少なくとも現状では不具合が見当たりません。フレットの表面も適度にツルツルで、チョーキングの音詰まりも皆無です。

Aria Pro II Jet フレット

スライドやグリスのピッチも問題無く、ガンガン弾き倒せる事でしょう。

ブリッジ

ブリッジはハードテイルの裏通しタイプを採用で、テンションバランスに優れます。サドルの駒も綺麗に揃っており、ブリッジミュートがしやすいですね。

Aria Pro II Jet ブリッジ

弦高の調整幅もタップリ残っているので、1mm前後までは設定出来ると思われます。購入当初はややボディ鳴りが鈍いものの、弾きこむにつれて徐々に改善です。

Aria Pro II Jet 弦裏通し

一週間ほどじっくり弾き込めば、生音が明確に変化していきます。色々と手を加える前に、まずは思いっきり演奏し続ける事を推奨です。

電装系

ピックアップ切り替え用のトグルスイッチは、ややアクションが軽く感じられます。クリック感自体はあるのですが、切り替え時に重みがほとんどありません。MONTREUX等のスイッチに慣れている方は、少し取り扱いに注意が必要です。

Aria Pro II Jet トグルスイッチ

ポットのトルクは標準的で、いかにもな汎用タイプとなっています。通常の演奏の範囲内であれば、不満に思うような事は無いハズです。アウトプットジャックは、ピックガードに直接取り付けられています。80年代のCATリーズ等を彷彿とさせる、往年のARIAファンには懐かしい仕様です。

Aria Pro II Jet アウトプットジャック

ジャックが結構固めなので、シールドを抜く際はきちんと手を添えましょう。プラグを持たずに引っ張ると、ピックガードが変形する可能性があります。見た目以上にデリケートにつき、力任せなプラグの脱着は控えた方が賢明です。

重量

本機はおおよその重さで、3.7kg程度となっています。小ぶりに見えてボディの対角線が長く、重量はかなりズッシリしている印象です。ミディアムスケールである点を考慮すると、標準ボディより少し重めの設計といえます。軽そうに見えるものの、重量に拘りがある場合は楽器店等で試奏する事を推奨です。

サウンド

ブリッジの項でも述べましたが、ボディ鳴りは尻上がりに良くなります。購入から数日は全体的に鳴りが鈍いため、少しだけ我慢が必要ですね。金属的な鳴りが和らいでくると、余計な倍音がスッキリ収まってきます。

ピックアップは超ホットトーン!

本機のウリとも言えるのが、2か所に搭載されたP-90型ピックアップです。モデル名AMP-90(Alnico-5)の通り、マグネットはアルニコ5が採用されています。音の傾向は本家P-90と比較して、中心周波数をミッドレンジに集約させた印象です。低音域も高音域もそれほど伸びないのですが、中音域だけ強烈な力感を誇ります。

Aria Pro II Jet リアピックアップ

まさにミッドレンジ全振りといった感じで、問答無用にぶっといサウンドです。音の飽和感も心地よく、パワフルなホットトーンがとてもクセになりますね。レンジが狭いにも関わらず、音の重心が実に『美味しい』のです。

ギャップ萌えギターここにあり!

当初管理人は洗練された外観のイメージから、ドンシャリな音色を妄想していました。ところが実際は妄想とかけ離れており、暖かな音の響きに驚きが隠せません。リアはストラトのセンターに近い音色で、非常にふくよかな輪郭の音を奏でてくれます。フロントポジションは超モコモコで、ベースに近い『音の丸み』がインパクト絶大です。

Aria Pro II Jet フロントピックアップ

クリーンは煌びやかではないものの、芯のあるアタック感が中毒性大となっています。ドライブさせても歪みはほどほどですが、飽和感はハムバッカーにも負けていません。ギャップ萌えギターと称するに相応しい、意外性に満ちたサウンドを満喫可能です。

Aria Pro II Jet 総評

エントリークラスのモデルでありながら、そのルックスは高級機に引けを取りません。超クール&ハイセンスなフォルムは、Jetの音の『隠れ蓑』と称するに相応しいでしょう。本機の真髄は近未来的外観から飛び出す、古典的なホットトーンだと言えます。

Aria Pro II Jet 全体画像

新旧融合なデザインと音が織りなす独創的世界が、弾き手を魅了する事間違い無しです。ギター界の未来を明るく感じさせる、脳汁ジェットな音色にぶっ飛びましょう!

🏃💨ちょっくらAria Pro II Jetを漁ってくる💖

👼「Jetシリーズは現在3カラーがラインナップよ!」

Jet LPBL

Jet MBCH

Jet BK

👑「他のAria Pro II製ギターの紹介でも読むとするかの💖」