PLAYTECH TRIANGLE PICK レビュー:滑らか&長寿命な激安デルリンギターピックを徹底解説!

👆 サウンドハウス新商品 PLAYTECH TRIANGLE PICK (デルリン) レビュー!
目次
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PLAYTECH TRIANGLE PICK ほか、サウンドハウスの新ギターピック全14モデル発売開始!
サウンドハウスが手掛ける PLAYTECH (プレイテック) から、新商品となるギターピック全14モデルが発売開始となりました。
2024年10月より発売となった新ギターピックは、材質に長寿命かつ滑らかなタッチが特徴のデルリンを採用です。3種類のシェイプから2~3種の厚みを選択可能で、更に各シェイプ毎に2種類のカラーバリエーションが用意されています。
サウンドハウスのコーポレートカラーでもあるパープルは、ピックの表面中央に八分音符を模したサウンドハウスロゴ入りです。ブラックはシックかつシンプルなデザインで、表面にホワイトカラーでPLAYTECHロゴが入ります。
PLAYTECH TRIANGLE PICK

TRIANGLE PICKは標準よりもシャープなトライアングルシェイプとなっており、厚さは1.0mmのMEDIUMと1.2mmのHEAVYの2種類です。エレキギターやアコースティックギターでストロークしやすく、3つの角全てを有効に使えるため経済的だと言えます。
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PLAYTECH TEARDROP PICK

TEARDROP PICKは角度設計こそ鋭いものの、各角先端の丸みがやや強いティアドロップシェイプです。厚さのバリエーションが多く0.7mmのTHIN、1.0mmのMEDIUM、1.2mmのHEAVYの3種類から選べます。
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PLAYTECH JAZZ PICK

JAZZ PICKはTEARDROP PICKよりも小型のサイズ設計で、テクニカルなギタリストに愛用者が多いジャズシェイプです。厚さは1.0mmのMEDIUMと1.2mmのHEAVYの2種から選べ、小型故に親指とピック先端が連動するような一体感が得られます。
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本記事ではPLAYTECH TRIANGLE PICKを徹底解説!
TRIANGLE PICK Purple (MEDIUM / HEAVY)
新発売となったギターピックはシェイプや色、厚さを問わず、サウンドハウスならではのリーズナブルな価格設定で販売中です。今回管理人は TRIANGLE PICK Purple (MEDIUM / HEAVY) を購入しましたので、音質面も含めてザックリレビューしていきましょう。
TEARDROP PICK THIN Black レビューは別記事にて!
外観
PLAYTECH TRIANGLE PICKは多くのピックと同様に、専用パッケージ等は用意されておりません。ピックは購入した数量分がビニール袋にまとめられており、購入したモデルと枚数が記載されたバーコード (多分インストアコード) が添付されています。

商品ページではギターピックの型番等は公表されていないものの、バーコードを見ると一応型番が設定されている模様です。TRIANGLE PICK MEDIUM PurpleがPP12PU、TRIANGLE PICK HEAVY PurpleがPP13PUと表記されています。


ちなみに小ネタですが、バーコード2~7桁目に対応する数字はサウンドハウス商品ページURL (※) に掲載の商品番号です。
※ https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/〇〇〇〇〇〇/ の〇の部分
デザイン
ピックのデザインはシンプルで表面はロゴとサイズ表記のアルファベットが、裏面は全面無地となっております。形状は池田工業のIKEDA PICKS #3シェイプに近く、FENDER 346 Shapeよりも鋭い角度設計です。

デルリン素材特有の光沢を抑えたマットな質感で、指で触れるとサラサラしていますが若干粉っぽさが残ります。角度が鋭い割に各角の先端や側面のエッジは丸みを帯びており、アタック時の滑らかさを重視していると推察です。

管理人購入分の個体を全てチェックしたところ、成形時に生じる仕切り線のバリが残っている箇所や研磨不足等の粗は見当たりません。

ピックの反りや歪み、変形、印刷不鮮明等の個体も含まれておらず、低価格ながら品質面は大手ブランド製品と大きな差が無いと感じます。

パープルはロゴ入り&サウンドハウスカラーなので音屋推し活アイテムにもおススメ!
ピック厚の区分に注意

注意点として本ピックは厚さ1.0mmをMEDIUM、厚さ1.2mmをHEAVYとしているためかなり厚手の部類です。大半のピックブランドではMEDIUMを0.7~0.8mm前後、HEAVYを1.0mm前後に設定しているケースが多いと思われます。1.2mmになるとEXTRA HEAVYクラスの厚さに該当するため、一般的なMEDIUMやHEAVYよりも1ランク上の厚さになるとお考えください。
仕様
ピック材のデルリン (Delrin®) はポリアセタールの一種で、分子構造の分類ではホモポリマーです。同じポリアセタールでもジュラコンは分子構造がコポリマーとなっており、引張強さや硬度がホモポリマーよりも低い値となります。

そのためデルリンとジュラコンはピックの触感こそ似ていますが、デルリンは硬質な分だけより芯のあるタイトな音が得られる傾向です。結晶性が高いため寸法安定性に難が残るものの、物理的な変形や紫外線等による耐劣化性に強い素材となります。

耐摩耗性と弾性にも優れているのでピックが消耗しにくく、滑らかなタッチと長寿命化にアドバンテージのある素材選定ですね。
寸法

PLAYTECH TRIANGLE PICKの寸法を実測したところ画像青線Aの長さが約31.5±0.1mm、画像赤線Bの長さが約33.5±0.1mmでした。厚さは公表値通りMEDIUMが1.0mmでHEAVYが1.2mmと、ほぼ全ての個体が均一な厚みとなっています。
使い勝手
PLAYTECH TRIANGLE PICKをエレキギターに使用してみたところ、ピックを握っただけでも指先で材質の硬さを実感可能です。しかしながら本ピックは硬さだけでなく耐摩耗性も備えているため、ピックの当りが滑らかで弦離れの良さも上々となります。

表面がサラサラなのでセルロイドよりも強く握りやすく、力を入れてアタックしても弦との引っかかりが感じられません。1.2mmのHEAVYでも滑らかに演奏出来るので、スピード感のあるリフやカッティングとは好相性です。

裏を返せば弦との当りが滑らか過ぎるあまり、強弱とは異なる重みを表現しにくいと感じるプレーヤーもいると思われます。特にブリッジミュートはハイ上がりに変化しやすい傾向で、ピックスクラッチも中高音寄りとなる線の細いサウンドです。

音の重みや適度なラフさを表現するのが難しい素材につき、深い歪みを使う曲ではセッティングの調整が必要となる場合があります。
MEDIUMとHEAVYの違い
MEDIUMとHEAVYの厚みの差はMEDIUMが指先の力加減でもある程度しなるのに対し、HEAVYは板のようにとても硬質です。MEDIUMは人差し指の圧が親指に伝わる感触がありますが、HEAVYは感覚が遮断されているかのようで硬さのみ伝わってきます。

しなりにくい分レスポンスが高速となり、アタック時は音量の大きさのみならず弦を掻きむしるような手応えが強烈です。0.2mmの厚さだけでも音質と演奏性の両面に影響が大きく、どちらが自分に合うかは個々のプレイスタイル次第となります。

率直に申し上げて業界でも例の無い安さのピックですので、気になる方は2種ともまとめて購入して試すのがベストです。最早頑張ればタダになるのではないかと錯覚する程の低価格商品につき、厚みの違いによる音質や演奏性の差を手軽に体感出来ます。
耐久性
下記画像は新品のピックを使い、30分間アコースティックギターでコードをジャカジャカ鳴らした後のピック先端部です。表面と淵に軽く傷がついた程度の消耗に留まっており、デルリンの耐摩耗性の高さを裏付けています。


セルロイドのように割れたり欠けたりすることも無く、安定した弾き心地を長時間キープ可能です。ただしピックの淵に白い削りくずの塊が付着することがあるため、演奏前後に軽く指やクロスで拭ってから使うことを推奨します。
サウンド
参考までに、PLAYTECH TRIANGLE PICK (MEDIUM/HEAVY) を使用した際の倍音特性や周波数特性を計測しておきました。音質の違いが分かりやすいように、比較対象としてFENDER 346 Shape Shell Heavyのデータも併せて掲載です。
デルリン製ピックが0.2mmの厚さの違いにより、どの程度音質に差が生まれるのかを調べていきましょう。計測に使用した機材については、本項の最後にまとめて掲載しています。


音質計測用ギターは Guild SURFLINER (ピックアップはブリッジ単独) をチョイス!
倍音特性 (A2/110.00Hz)
倍音は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦 (A2/110.00Hz) のスペクトラムを採用です。
i.FENDER 346 Shape Shell Heavy

クラシックセルロイドを採用したFENDER 346 Shapeは、基音の出力や低次倍音における偶数次倍音の出力が高めとなります。強い個性は無いものの偶数次倍音と奇数次倍音のバランスが非常に良く、全帯域で適度な余韻も味わえる倍音特性です。
ii.PLAYTECH TRIANGLE PICK MEDIUM

PLAYTECH TRIANGLE PICK MEDIUMは基音の出力が高く、高次倍音の出力も高い値を計測しています。低次倍音は出力がやや控えめで、偶数次倍音と奇数次倍音の出力が均等に揃いやすい傾向です。

倍音の出力が均等に揃っている箇所が多いので基音の強さと独特のコンプレッション感が混ざり合うユニークなサウンド!
iii.PLAYTECH TRIANGLE PICK HEAVY

PLAYTECH TRIANGLE PICK HEAVYはMEDIUMより基音の出力が僅かに高めで、低次倍音もFENDER 346 Shape以上の出力を記録しています。奇数次倍音の出力が高く計測される個所が散見するため、基音の力感にシャープな切れ味を備えた倍音特性です。

力強いのにクールな響きでキレ味抜群、レスポンスの速いサウンド!
倍音特性波形の周波数目安
左端側の太長い山(中央灰色線)が基音110Hz 偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)…… →ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も 奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)…… →金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き 非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
周波数特性
周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的なスペクトラムを算出しました。
a.FENDER 346 Shape Shell Heavy

低音や重低音は平均的ですが、倍音特性譲りのバランスの良い周波数特性を計測しています。楽器本来のサウンドをナチュラルに再現しやすく、普遍的なサウンドメイクをアシストできるピックです。
b.PLAYTECH TRIANGLE PICK MEDIUM Purple

PLAYTECH TRIANGLE PICK MEDIUMはFENDER 346 Shapeよりも大きな出力で、400~600Hz付近の中音は最大で1dB以上の差が生じます。低音や高音も満遍なく高い値を記録し、体感的にも音の輪郭が一回り大きくなったようなサウンドです。
c.PLAYTECH TRIANGLE PICK HEAVY Purple

PLAYTECH TRIANGLE PICK HEAVYはMEDIUM以上に低~中高音の出力がアップし、ボトムに存在感のあるサウンドに変化します。2kHz以降はMEDIUMと大差が無く純粋にローエンドの迫力が増すため、エレキベースや7~8弦ギターにも向きそうです。
周波数特性波形の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz 橙線:400Hz,800Hz 桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
計測に使用した機材
比較ピック:FENDER / 346 Shape Shell Heavy
ギター:Guild / SURFLINER
ピックアップ:Guild / LB-1 Little Bucker ※純正ブリッジPU
使用弦:D'Addario / EXL110 (.010-.046)
シールド:ARIA / JG-10X (10ft/3m, S/S)
マイクケーブル:Amazonベーシック / CLMIC1-M-F-10FT-5P
使用した機材のレビューはコチラ!
まとめ
もうすぐタダになるのではないかと錯覚するほど低価格でありながら、シンプルなデザインと安定した品質を備えています。形状のみならず色と厚さでも選択出来るのが嬉しく、耐摩耗性に優れた滑らかなタッチと消耗しにくさはデルリン製の強みです。

ピックスクラッチ等のサウンドで人を選ぶ側面があるものの、1.0mm以上のピック厚は迫力のある音量と力感を生み出せます。送料無料ラインに届かない時にチョイ足しする際にも便利で、金額を度外視に演奏の幅を広げるポテンシャルを秘めたピックです!
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PLAYTECH TRIANGLE PICK 4モデル (2色 / 厚さ2種)
PLAYTECH TEARDROP PICK 6モデル (2色 / 厚さ3種)
PLAYTECH JAZZ PICK 4モデル (2色 / 厚さ2種)

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