SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b P-Rails Bridge サウンド攻略💖

2021年6月26日ピックアップ,ハムバッカー,Seymour Duncan,SHPR-1b,P-Rails,P-90

👆 SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b P-Rails Bridge

目次(タップorクリックでジャンプ💨)

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b P-Rails 解説!

ダンカンのラインナップの中でも、異色のモデルがP-Railsです。本モデルはP-90をベースに、バーポールピースを搭載しています。P-90としてはもちろん、このバーポールピースも単独で出音可能です。異なる特性のシングルコイルを合体させた、欲張りセットに仕上がっています。

サイズは通常のハムバッカーサイズにつき、取り付けに加工等はほぼ必要ありません。もちろんハムバッカーとしても駆動可能で、シリーズにもパラレルにも対応です。P-90、バーポールピースシングル、シリーズ、パラレルと4種の音色が楽しめます。外観の奇抜さだけでなく、機能面もかなり変化球なモデルだと言えるでしょう。

ブリッジ用&ネック用完備!

P-Railsはブリッジ用とネック用が用意されており、ボビンカラーも3種類です。型番はブリッジがSHPR-1b、ネック側がSHPR-1nとなっています。ポジション毎に出力やトーンが調整されているため、それぞれ異なるサウンドです。ブリッジ側は若干出力が高めで、トーンもフラットな傾向に設定されています。

おそらく本モデルを見た方は、十中八九サウンドが想像出来ないハズです。果たしてP-Railsを搭載したギターは、どのようなサウンドを奏でるのでしょうか。今回はブリッジ用のSHPR-1bを解析し、サウンド特性を詳しく見ていこうと思います。

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b 周波数特性

SHPR-1bは配線により音が別物になるため、2通りの解析を用意しました。まずはハムバッカーシリーズ配列にて、3段階のGAINによる周波数特性を確認です。続いてクリーントーンにサウンドを固定し、配線による音の違い4種を調べていきます。

公表データの確認

周波数特性を見る前に、SHPR-1bのメーカー公表データやトーンチャートを確認です。SHPR-1bはコイルカラーを問わず、下記マグネット&トーンに設計されています。先にも述べた通り、ネック用と比較して均整の取れたトーンバランスが特徴です。

マグネット:アルニコ5

直流抵抗値:18.9kΩ

アウトプットタイプ:ミディアム

出 力:6 / 低音域:6 / 中音域:6 / 高音域:6

波形の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz  
橙線:400Hz,800Hz  
黄線:2kHz,3kHz,6kHz

GAINによる周波数特性の変化

公表されているデータ上、SHPR-1bは出力も含めてオールラウンド仕様となっています。ですがシリーズ配線では、P-90の特性がかなり色濃く浮彫りになる模様です。

クリーントーン

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b クリーン 周波数特性

歪まない設定の場合、重低音が出ないのに低音に重心がある奇異な波形を形成します。サウンドはブリッジとは思えぬ程モッサリしており、音抜けはあまり良くありません。どちらかというと、ネックポジションでトーンを絞ったような音に聞こえるハズです。高音域もほとんど伸びず、熟練者でも扱いが難しい周波数特性となっております。

オーバードライブ

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b オーバードライブ 周波数特性

アンプを適度に歪ませると、ローエンドが盛り上がった芯のある音に変貌です。高音も程よく全面に出てくるため、カラっと乾いたドライブを演出してくれます。音の芯もしっかり感じられるので、オール6なトーンを実感できる事でしょう。

ディストーション

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b ディストーション 周波数特性

歪みを深くすると枯れ具合が一層心地良く、いなたいギターサウンドを再現です。サスティーンも伸びが良くなり、コンプレッション感も適度に働いています。音の輪郭は若干丸みを帯びるものの、ジャンルを問わずに使えるドライブですね。


配線による周波数特性の変化

ここからはサウンドをクリーンに固定し、4通りの配線パターンの特性を調べます。どのようにピックアップが繋がっているか、簡単なイメージ図を掲載です。

P-90

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b P-90

ファットでクリアな音色が迫力満点で、パキっとした芯の強いトーンが映えます。音の分離も非常に良く、その帯域も万遍なく聞き取りやすい音色です。ジャランと鳴らす和音も絶品で、ピッキングニュアンスにとても従順になります。

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b クリーン P-90 周波数特性

バーポールピースシングルコイル

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b バーポールピースシングルコイル

シングルモードでは若干出力が落ちて、かなりトレブリーなサウンドです。低音域と高音域に対して中音域が控えめになるので、ドンシャリ傾向となります。鈴鳴りの再現度が高いため、見かけに反してヴィンテージライクですね。

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b クリーン バーポールピースシングルコイル 周波数特性

ハムバッカー(シリーズ)

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b シリーズ

先のGAINによる測定の通り、最も中音域の抜けが悪いサウンドとなります。P-90やシングルと比較して音がこもっており、中~高音域の伸びがありません。トーンを絞ったP-90的な音色につき、使いどころが少し難しいという印象です。

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b クリーン シリーズ 周波数特性

ハムバッカー(パラレル)

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b パラレル

シリーズと比較すると、モヤが一気に晴れたような明るいサウンドに変化します。重低音は控えめですが、配線通りP-90とシングルを同時に鳴らしたような音です。クリーン限定であれば、最もサウンドメイクがしやすいトーンだと思われます。

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b クリーン パラレル 周波数特性

SEYMOUR DUNCAN SHPR-1b まとめ

ハムバッカーサイズでありながら、サウンドメイクの幅がとても広いモデルです。こもった音から極上の鈴鳴りまで、これ1台で全て再現可能となっています。

周波数特性がオール6という設定も良く、見かけによらず万能タイプですね。そしてどのサウンドも器用貧乏に陥らない、個性の強さを備えています。色々な音色が必要となるプレーヤーは、ぜひ本モデルを試してみましょう!

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