[レビュー] EART EXPLORER-1 三万台最強神安ギター💖 [全身ローステッド]

2021年11月22日ギター,激安ギター,エントリークラス,レギュラースケール,ローステッドメイプル,EART,EXPLORER-I,ステンレスフレット,EXPLORER-1

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EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル

👆 EART EXPLORER-I

目次

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EART EXPLORER-1 は属性盛り過ぎぃ!

近頃は安パーツに熱を入れ過ぎていたため、普通の安ギターでも取り上げましょうか。EART EXPLORER-1は見るからに安ギター臭が漂う、ごくごく一般的なエレキギターです。

EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル

ネックは流行りのローステッドメイプルを採用で、薄手の5ピース仕様となっています。ボディはワッシュバーンのヌーノモデルでお馴染み、パドゥクを採用です。

EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル

勿論ボディもローステッド処理されており、トップは着色ポプラ材で彩られています。

EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル

フレットに至ってはステンレスを採用し、末端処理は手磨きによるラウンド仕上げです。極めつけにブリッジはダイキャストブラス搭載と、没個性的な仕様にトドメを刺します。

EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル

どこからどう見ても普通過ぎて、最早興味すら沸かないかもしれませんね。

👺「……ってどこがだよ💢

本機の特徴を簡単にまとめましたが、正直に申し上げて価格帯から考えると異常です。それも悪い方ではなく、良い方に異常過ぎるあまり眼を疑ってしまいます。

EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル

これほどまでに光属性を詰め込み過ぎている安ギターは、安ギ史上類を見ません。あまりにも大盤振る舞い過ぎて、逆に怪しくて手が出せない人も多い印象です。

EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル

果たして標準的安ギターの価格でこの仕様を実現出来るのか、確認していきましょう。

レビューの前置き

開封の儀

EARTのギターは基本的に直販方式ですが、Amazonでも一部モデルが購入出来ます。海外のAmazon.comとラインナップは異なるものの、低価格帯は一通り網羅です。カラーバリエーションも多く、全モデルステンレスフレット採用は驚異的に思います。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 外箱

Amazonで購入の場合はEMS送料その他諸々も価格に含まれるため、とてもお得です。梱包はギター用段ボールが使用されており、内部の梱包も非常に丁寧でした。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 内部梱包

本体を気泡緩衝材で養生した上で、部分的に発砲スチロールが使用されています。

EART EXPLORER-1 マルチカラー スイッチの養生

スイッチもきちんと保護されているなど、梱包に関しては完璧に近いかもしれません。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 付属品

付属品はサドル調整用の六角レンチに、ロッド調整用のスチールバーのみです。到着も注文後10日未満と相当に早く、手元に届くまでストレスは感じませんでした。

基本スペック

EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル カラー:マルチカラー
Body Material:Roasted Padauk with Burled Poplar Veneer
Neck Material:5 piece Roasted Maple/Walnut
Fingerboard Material:Indian Rosewood
Nut:Bone
Frets:24 Medium Jumbo Stainless Steel
Neck Profile:Compound U to C shape
Pickups:Covered Humbuckers
Controls:Master Volume, Master Tone, 3 Way Blade Switch
EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル カラー:マルチカラー
Bridge:Solid Brass Hardtail
Tuners:Die-Cast
Strings:010-046
Nut Width:41.7mm
1st Fret Neck Depth:20.5mm (±0.5mm)
12th Fret Neck Depth:21mm (±0.5mm)
Fingerboard Radius:Compound 9.5”to 14”
Scale Length:25.5”(648mm)
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EART EXPLORER-1 ルックス

まず開封して驚いたのは、ほぼ商品画像そのままのギターが飛び出してきた点です。全体的に安っぽさは皆無で、同価格帯のギターでは考えられないルックスを誇ります。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ルックス

オリジナリティを感じる要素も多く、ヘッドフォルムは鋭角的で攻撃力が高いですね。12フレットで反転するポジションマークもお洒落で、ギターの雰囲気に合っています。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ポジションマーク

派手さと不気味さが同居するカラーも良く、とにかく外観の『圧』が安くありません。本機を知らない人が見た場合、販売価格を当てられる人はほとんどいないと推察です。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ピックアップ周り

冒頭で述べた本機の特徴も、余すところなく全て仕様通りの設計となっていました。ローテッドメイプルな5Pネックは濃い目の焼き色で、シックな質感が際立っています。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ヘッドバック

ボディもカリッカリにローストされており、肌触りがスベスベのサラサラです。ヘッドフォルム等は嗜好にもよりますが、外観の満足度が高い仕上がりとなっています。

フィニッシュ

管理人はマルチカラーを選択していますが、ブルー、グリーン、ブラックの混合色です。グラデーションの色合いが鮮やかで、遠目に見てもインパクト大となっています。ボディとネックで色が揃っており、派手なのに整って見えるため不思議な気分です。

EART EXPLORER-1 マルチカラー フィニッシュ

樹枝状ベニヤと記載がありますが、かつての国産機の様な合板ボディではありません。加工自体はフレイムトップ等と同じで、カットした木材をトップに貼り付けています。トップ材はポプラとなっており、樹脂状の名の通り導管むき出しで凹凸のある状態です。

均一化されたトップ

着色は全て均一化されており、機体毎に導管位置の違い以外に差は少ないとの事でした。90年代後半に流行った、グラフィックフィルムラミネート的な加工に近いと思われます。紙やフィルムに着色するのではなく、木材を直接着色するのでリアル度が段違いですね。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 樹脂状ポプラトップ

近くでみるとトップ材が別物で浮いた雰囲気があるものの、遠目には分かりません。コスト削減が必須の安ギターにおいて、外観の美しさを両立させた工夫が感じられます。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ネックヘッド 樹脂状ポプラトップ

ネックもヘッドトップはボディと同様に樹脂状ポプラで、本体はサテン仕上げです。艶は抑えているのに表面のきめ細かさが良く出ており、全域が丁寧に研磨されています。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ボディバック

ローステッドメイプルとしては濃い目の色合いで、見た目にも重量感を抱く風合いです。ダーク系マルチカラーとの相性が抜群で、配色的なセンスの良さを実感する事でしょう。

ハードウェア

金属パーツはブラックが中心で、艶を抑えたマットブラックが多く使われています。ペグのルックスはGOTOH SGS510のコピータイプで、気品のある佇まいです。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ペグボタン

ペグボタンはゴトーのS5に近い形状を採用しているため、ヘッドに存在感があります。ペグのブランドはかつてYAMAHAのペグも請け負っていた老舗、Der Jung製です。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ブリッジ外観

ブラスブリッジはネジ類も含めてブラックなので、見た目にブラス感はありません。

EART EXPLORER-1 マルチカラー アルミノブ

ノブは軽量のアルミタイプを採用し、ここだけはマット仕様ではありませんでした。アルマイト表面仕上げなので光が当たると、若干キラっと反射する加工となっています。

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EART EXPLORER-1 演奏性

外観の満足度はK点越えレベルの充実ぶりですが、例え安ギターでも演奏性は重要です。ここからは演奏に関わる要素について、各パーツ単位でチェックしていきます。

EART EXPLORER-1 エレクトリックギター6ストリング右ソリッドボディエレクトリックギター、樹枝状ベニヤ、ブラック、ナチュラル、ブルー、パープル カラー:マルチカラー

分解しての評価ではなく、開封後の動作確認時に調べるべき事柄を重視です。部品の機能性と組み込みの精度も含めて、フラットな視点で精査しました。

ペグ

先述の通り、ペグはDer Jung製のGOTOH SGS510タイプが搭載されています。ギア比を実測した所なんと21:1だったため、GOTOH上位のZランクに該当です。(≒形状はSGS510、ギア比はSGL510Z相当。※SGS510系列に21:1のギア比は無い。)

EART EXPLORER-1 マルチカラー Der Jung ペグ

高精度チューニングが可能ですが、弦交換時は巻き数が多くなるため注意しましょう。安定感も申し分無く見た目も良いため、ペグは交換の必要が無いかもしれません。

コストカット小話

意外と知られていない事柄ですが、通常安ギターは人件費カットが優先されます。工員が弦の装着時間を短くするために、ペグのギア比は14~16:1前後が主流です。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ヘッドトップ

21:1は部品コストの面だけでなく、時間的な人件費の負担が大きくなります。この価格帯で21:1を採用したメーカーの姿勢に、並々ならぬ情熱を感じた次第です。

弦高&オクターブチューニング

開封時の弦高は気持ち高めにセットされており6弦側で2.0mm、1弦側で1.8mmでした。使用弦は太さが.010~.046となっているため、慣れないと高く感じると思います。強く弾いても全くビリつかないものの、指先が痛くなる場合は下げた方が良いでしょう。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 弦高

後述しますがネックの状態が頗る良いので、無加工で1.0mmまで下げる事が可能です。オクターブは初期状態で狂いが無く、弦高を変えない場合はそのままでOKでした。基本調整が万全の状態で出荷されている様子で、微調整だけで済むと思われます。

ネック

ネックは1フレット付近で20.5mmと薄手で握りやすく、5ピース構造で剛性も十分です。12フレットは21mmと少し厚くなるので、ネックシェイプは変則的となっています。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ネック

ローフレットのUシェイプが厚みを増していき、途中からCシェイプになる整形です。サテン仕上げは触り心地も良く、指板の滑りもナチュラルで引っ掛かりがありません。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 指板

カリっとしたローステッドの質感も加わり、硬いのに滑らかな使用感となっています。ロッドはホイールナット式なのでネックを外す必要が無く、専用バーで調整可能です。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ロッド

Aria Pro IIなどを筆頭に、近年は低価格帯のギターでも普及率が増えてきました。変な反りや捻じれもなく左右に可動を確認し、調整幅はタップリ残っています。

ボディ

正面からは分かりませんが、本機はとても薄手のボディシェイプが特徴の一つです。コンター加工も広範囲に施されており、腰回りのフィット感が素晴らしいと思います。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ボディの薄さ
※厚さ36mm

樹脂状ポプラの凹凸は好みが分かれるものの、管理人的にはどストライクです。リアル過ぎて安っぽく見えるか、カッコいいと捉えるか、嗜好に委ねられる事でしょう。

EART EXPLORER-1 マルチカラー シリンダージャック

バックとサイドはローステッド感が出ており、やはりカリっとした質感となっています。アウトプットもサイドに配備で、シリンダータイプを搭載でした。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ポールエンドシステム

裏通し専用のブラスブリッジ用に合わせて、バックはポールエンドシステムを搭載です。ネックとボディの結合部も、隙間なくビタっと収まっているため気分が良いと思います。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ストラップピン

ストラップピンも傘が広いタイプが使われており、地味に嬉しいポイントでした。

ナット

ナット材はオイル浸透無しのボーンで、真っ白でボサっとした触感の仕上がりです。艶が全く無いのでボーン感は薄いものの、加工精度はこちらも標準以上となっています。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ナット高さ

幅は41.7mmジャストで整えられており、溝切りはムラが無く高さも適切です。1フレットで音程が上がる事も無く、快適なピッチでプレイする事が出来ます。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ナット傾斜
※おそらくポン乗せなので山は高め

形状はLPタイプの山形ナットなので、自作交換する際は厚みのある素材が必要です。強い拘りがある場合を除き、現状のままでも特に不満点は見当たりませんでした。

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フレット

EARTギター最大のウリであるステンレスフレットは、全モデルに搭載されています。耐久性に優れる反面、この価格帯でステンレスフレット搭載の違和感に慣れません。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ステンレスフレット

当然悪い意味ではなく、価格と仕様のギャップが激しく脳が追い付かないのです。末端処理は手磨きによるラウンド仕上げで、全フレット満点の出来栄えでした。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ステンレスフレット ラウンド仕上げ

海外レビューでも称賛されている通り、噂に違わず見事な完成度となっています。タングのはみ出しも一切無く、激しく手を上下に滑らせてもスベスベの触感です。ステンレスの使用感自体は硬質で好みが分かれますが、慣れれば問題無いと思われます。

ブリッジ

裏通し専用のハードテイルブリッジを採用で、材質はベース部分もサドルもブラスです。ピッチは安ギター特有の10.5mmナロー仕様となっており、改造幅は広くありません。サドルがトレモロタイプと共通につき、サドルやスクリューの交換に留まると思います。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ブリッジエンド

ブリッジベースは流通の少ない規格で、裏通しの穴とサイズのマッチングが困難です。海外安パーツでもポン乗せ可能な部品が少なく、現状のまま使用した方が良いでしょう。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ブリッジ正面

しかし現状でも低~中音域は倍音が良く出ており、不満は感じられないかもしれません。煌びやかな音が欲しい場合のみ、ステンレス製のサドルやスクリューを検討して下さい。

センター

センター位置はとても安ギターとは思えず、0.1mmもズレを感じない程に高精度でした。ボディ、ネック、ナット、ポールピース、ブリッジと、全てが綺麗に収まっています。

EART EXPLORER-1 マルチカラー センター位置
安ギでここまで合わされると敗北感が強い

最新のCNCルーターを最適に活用されている模様で、個体差自体が少ないと予想です。自社工場をもたない国内ブランドにとっては、かなり脅威になるかもしれませんね。

電装系

コントロールは1Volume,1Toneとシンプルで、3wayセレクターを搭載しています。ポットはエントリー機より1ランク上となっており、24mmの大型タイプです。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ポット&コンデンサ

仕様書によるとカーブ特性がAの抵抗値500kΩを採用し、Alpha製と同等品との事でした。コンデンサはAmerican Spitzの0.022μFとなっていますが、高級品ではありません。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 3Wayセレクタースイッチ

ニッセイのフィルムコンデンサに近く、可もなく不可もなくといった所でしょう。3wayスイッチはALPHA ALP-3Wのコピータイプで、軽めのクリック感となっています。

EART EXPLORER-1 マルチカラー コントロールキャビティー

基本配線は全てシールド線ですが、ピックアップは鋼線ワイヤーを採用です。誘電塗料によるシールド処理は無いものの、ノイズが気にならないと思われます。

重量

ボディ厚36mmのスリムシェイプに反し、重量は決して軽くはありません。開封時に重量計を使用した実測では、およそ3.7kgとなっていました。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 重量

ネックもボディも薄いのにズッシリしているため、重心バランスに慣れが必要です。ストラップを気持ち短めに設定するなど、標準的ギターと異なる扱い方が求められます。

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サウンド

外観、演奏性の両面で死角の少ない本モデルは、さぞかし音も良さそうに思えます。ところが生音に関しては、全くといって良い程使い手に響くものが無いのです。生鳴りの音量が低いだけでなく、トーンの重心が低いため響きに広がりがありません。

EART EXPLORER-1 マルチカラー サウンド

多弦ギターの低音弦側だけが鳴るようなイメージで、音抜けが鈍く感じられます。ですがアンプを通すと、ローエンドにピークのあるヘヴィーなサウンドに豹変です。お世辞にも鳴りが良い機種では無いのに、不思議な程パワーのある音が飛び出します。

少し特殊なダイレクトマウント

ピックアップの配置が独特で、弦方向に対してブリッジ側に傾斜のあるマウントです。雑な取付けで斜めになっているのではなく、斜めに固定している事も確認しました。

EART EXPLORER-1 マルチカラー 少し特殊なダイレクトマウント

昨今安ギターのダイレクトマウントでは、多く見かけるセッティングとなっています。サウンドのアタックに丸みを持たせ、飽和感を強調させる場合に効果的です。

低音重視のカバードタイプ

カバード仕様のClass57ハムバッカーは低音重視の設計で、高音はほとんど伸びません。ただしパラフィンワックスの含浸が確認出来るため、ハウリング耐性は高いと言えます。

EART EXPLORER-1 マルチカラー パラフィン含浸処理
取付け部付にワックスを確認

抵抗値はブリッジが16.04kΩ、ネックが7.34kΩとキャリブレート仕様です。ピッチもブリッジ側が10.4mmに対し、ネック側が10.0mmで設計されていました。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ブリッジピックアップ

高音域が伸びない分、歪ませても低音側の倍音だけが増していく雰囲気があります。決して深く歪む訳ではありませんが、直進性のあるパワーが感じられる事でしょう。

EART EXPLORER-1 マルチカラー ネックピックアップ

主観では確実性に欠けるため、倍音特性と周波数特性のデータを掲載です。

倍音特性 (A2/110.00Hz)

EART EXPLORER-1 マルチカラー 倍音特性 (A2/110.00Hz)

倍音は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦のスペクトラムを採用しています。

1.Class57 ブリッジ

EART EXPLORER-1 マルチカラー 倍音特性 (A2/110.00Hz) Class57 ブリッジ

倍音は適度に多く計測され、加えて奇数次倍音が目立たないのが好ポイントです。非整数倍音も少ないため、ローステッド&ブラスブリッジの恩恵を受けています。第2、第4倍音が大きいため音が暖かですが、高音域側の倍音は控えめでした。

2.Class57 ネック

EART EXPLORER-1 マルチカラー 倍音特性 (A2/110.00Hz) Class57 ネック

倍音の量自体はブリッジと同程度で、より低音域側の倍音が強い傾向です。第2倍音が強くて第5倍音が極端に少ないなど、ホットなトーンを繰り出します。ブリッジ以上に高音域側の倍音が小さくなるため、籠って聞こえるかもしれません。

倍音特性波形の周波数目安

左から2つ目の山(中央灰色線)が基音110Hz
偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)、第6倍音(660Hz)……
→ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も
奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)、第7倍音(770Hz)……
→金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き
非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない

周波数特性

EART EXPLORER-1 マルチカラー 周波数特性
※電装用とジャック用キャビティが別々でロスが少ない

周波数特性はDI直で同一のフレーズを30秒録音し、スペクトラムを比較しました。

a.Class57 ブリッジ

EART EXPLORER-1 マルチカラー 周波数特性 Class57 ブリッジ

カバードタイプのシールド構造もあり、聞いた印象の通り高音域が控えめです。300~400Hzにピークが集中しており、威圧感溢れるローミッドが堪能出来ます。800~1.6kHz付近のミッドレンジも強く、芯のあるサウンドを再現可能です。透明感のある高音は再生出来ないため、長所を活かした音作りを目指しましょう。

b.Class57 ネック

EART EXPLORER-1 マルチカラー 周波数特性 Class57 ネック

ブリッジよりも100Hzほど音のピークを下げて、ローエンドが強化されています。重低音も迫力を増しており、100~250Hzにかけて波形が集中している状態です。ミッドレンジは極端に絞った設計で、400~2kHzはブリッジより弱くなっています。5kHz以降はブリッジ側と大差が無いなど、幾分ドンシャリ気味の傾向でした。

波形の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz
橙線:400Hz,800Hz
桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz

EART EXPLORER-I 総評

価格帯は安ギターそのものですが、総合的な仕上がりが既存の安ギターとは別次元です。メーカー直販方式は伊達ではなく、その完成度の自信の表れなのだと思います。欠点を見つける方が難しかったため、安ギターの概念が変わる可能性も否めません。

EART EXPLORER-I 総評

安ギターは通常、低価格ならではの仕上がりの妥協点の見極めが肝となるハズです。雑なフレットやナット、安パーツなど、手直しの手間と照らし合わせて選ぶと思います。一方本機は妥協点が見当たらず、純粋に仕様と使い手の好みの一致で選ぶ事が可能です。

そもそもラウンド加工ステンレスフレットを搭載の時点で、安ギターでは有り得ません。形状や低音重視の音、生鳴りの弱さなど、その仕様が『好きか否か』の問題となります。好みを度外視すれば完成度は随一につき、同価格帯安ギターでは最強候補筆頭です!

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