【Amazonギター】全身ローステッド&ステンレスフレット搭載で神コスパ!おすすめ!【EART / EX H6】
👆 Amazonで買える 全身ローステッド&ステンレスフレット搭載エレキギター EART EX H6 (旧EXPLORER-I) をレビュー!
目次
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Amazonで買える EART EX H6 (旧EXPLORER-1) は全身ローステッド&ステンレスフレット搭載の属性盛り過ぎギター!
近頃は安パーツに熱を入れ過ぎていたため、普及帯のギターでも取り上げましょうか。EART EX H6 (EXPLORER-1)は見るからに安ギター臭が漂う、ごくごく一般的なエレキギターです。
ネックは流行りのローステッドメイプルを採用で、薄手の5ピース仕様となっています。ボディはワッシュバーンのヌーノモデルでお馴染み、パドゥクを採用です。
勿論ボディもローステッド処理されており、トップは着色ポプラ材で彩られています。
フレットに至ってはステンレスを採用し、末端処理は手磨きによるラウンド仕上げです。極めつけにブリッジはダイキャストブラス搭載と、没個性的な仕様にトドメを刺します。
どこからどう見ても普通過ぎて、最早興味すら湧かないかもしれませんね!
👺「……ってどこがだよ💢」
本機の特徴を簡単にまとめましたが、正直に申し上げて販売価格から考えると異常です。それも悪い方ではなく、良い方に異常過ぎるあまり眼を疑ってしまいます。
これほどまでに光属性を詰め込み過ぎている普及帯ギターは、他に類を見ません。
あまりにも大盤振る舞い過ぎて、逆に怪しくて手が出せない人も多い印象です
果たして普及帯のギターでこの仕様を本当に実現出来るのか、確認していきましょう。
名称変更について (2022.12.07追記)
※モデル名変更に伴い記事タイトルを変更し、記事内のモデル表記もEX H6に統一済み
開封の儀
EARTのギターは基本的に直販方式ですが、Amazonでも一部モデルが購入出来ます。海外のAmazon.comとラインナップは異なるものの、低価格帯は一通り網羅です。カラーバリエーションも多く、全モデルステンレスフレット採用は驚異的に思います。
Amazonで購入の場合はEMS送料その他諸々も価格に含まれるため、とてもお得です。梱包はギター用段ボールが使用されており、内部の梱包も非常に丁寧でした。
本体を気泡緩衝材で養生した上で、部分的に発砲スチロールが使用されています。
スイッチもきちんと保護されているなど、梱包に関しては完璧に近いかもしれません。
付属品はサドル調整用の六角レンチに、ロッド調整用のスチールバーのみです。到着も注文後10日未満と相当に早く、手元に届くまでストレスは感じませんでした。
基本スペック:EART / EX H6 (旧EXPLORER-1)
Body Material:Roasted Padauk with Burled Poplar Veneer Neck Material:5 piece Roasted Maple/Walnut Fingerboard Material:Indian Rosewood Nut:Bone Frets:24 Medium Jumbo Stainless Steel Neck Profile:Compound U to C shape Pickups:Covered Humbuckers Controls:Master Volume, Master Tone, 3 Way Blade Switch
Bridge:Solid Brass Hardtail Tuners:Die-Cast Strings:010-046 Nut Width:41.7mm 1st Fret Neck Depth:20.5mm (±0.5mm) 12th Fret Neck Depth:21mm (±0.5mm) Fingerboard Radius:Compound 9.5”to 14” Scale Length:25.5”(648mm)
ルックス:EART / EX H6 (旧EXPLORER-1) Amazonで買える全身ローステッド&ステンレスフレット搭載神コスパギター
まず開封して驚いたのは、ほぼ商品画像そのままのギターが飛び出してきた点です。全体的に安っぽさは皆無で、同価格帯のギターでは考えられないルックスを誇ります。
オリジナリティを感じる要素も多く、ヘッドフォルムは鋭角的で攻撃力が高いですね。12フレットで反転するポジションマークもお洒落で、ギターの雰囲気に合っています。
派手さと不気味さが同居するカラーも良く、とにかく外観の『圧』が安くありません。本機を知らない人が見た場合、販売価格を当てられる人はほとんどいないと推察です。
冒頭で述べた本機の特徴も、余すところなく全て仕様通りの設計となっていました。ローテッドメイプルな5Pネックは濃い目の焼き色で、シックな質感が際立っています。炭化度合いの異なる材を3種使用し、強度面に配慮されているのでしょう。
ボディも適度にローストされており、肌触りがスベスベのサラサラです。ヘッドフォルム等は嗜好にもよりますが、外観の満足度が高い仕上がりとなっています。
フィニッシュ
管理人はマルチカラーを選択していますが、ブルー、グリーン、ブラックの混合色です。グラデーションの色合いが鮮やかで、遠目に見てもインパクト大となっています。ボディとネックで色が揃っており、派手なのに整って見えるため不思議な気分です。
樹枝状ベニヤと記載がありますが、かつての国産機の様な合板ボディではありません。加工自体はフレイムトップ等と同じで、カットした木材をトップに貼り付けています。トップ材はポプラとなっており、樹脂状の名の通り導管むき出しで凹凸のある状態です。
均一化されたトップ
着色は全て均一化されており、機体毎に導管位置の違い以外に差は少ないとの事でした。90年代後半に流行った、グラフィックフィルムラミネート的な加工に近いと思われます。紙やフィルムに着色するのではなく、木材を直接着色するのでリアル度が段違いですね。
近くでみるとトップ材が別物で浮いた雰囲気があるものの、遠目には分かりません。コスト削減が必須の普及帯ギターにおいて、外観の美しさを両立させた工夫が感じられます。
ネックもヘッドトップはボディと同様に樹脂状ポプラで、本体はサテン仕上げです。艶は抑えているのに表面のきめ細かさが良く出ており、全域が丁寧に研磨されています。
ローステッドメイプルとしては濃い目の色合いで、見た目にも重量感を抱く風合いです。ダーク系マルチカラーとの相性が抜群で、配色的なセンスの良さを実感する事でしょう。
ハードウェア
金属パーツはブラックが中心で、艶を抑えたマットブラックが多く使われています。ペグのルックスはGOTOH SGS510のコピータイプで、気品のある佇まいです。
ペグボタンはゴトーのS5に近い形状を採用しているため、ヘッドに存在感があります。ペグのブランドはかつてYAMAHAのペグも請け負っていた老舗、Der Jung製です。
ブラスブリッジはネジ類も含めてブラックなので、見た目にブラス感はありません。
ノブは軽量のアルミタイプを採用し、ここだけはマット仕様ではありませんでした。アルマイト表面仕上げなので光が当たると、若干キラっと反射する加工となっています。
演奏性:EART / EX H6 (旧EXPLORER-1) Amazonで買える全身ローステッド&ステンレスフレット搭載おすすめ神コスパギター
外観の満足度はK点越えレベルの充実ぶりですが、例え普及帯でも演奏性は重要です。ここからは演奏に関わる要素について、各パーツ単位でチェックしていきます。
分解しての評価ではなく、開封後の動作確認時に調べるべき事柄を重視です。部品の機能性と組み込みの精度も含めて、フラットな視点で精査しました。
ペグ
先述の通り、ペグはDer Jung製のGOTOH SGS510タイプが搭載されています。ギア比を実測した所なんと1:21だったため、GOTOH上位のZランクに該当です。(≒形状はSGS510、ギア比はSGL510Z相当。※SGS510系列に1:21のギア比は無い。)
高精度チューニングが可能ですが、弦交換時は巻き数が多くなるため注意しましょう。安定感も申し分無く見た目も良いため、ペグは交換の必要が無いかもしれません。
コストカット小話
意外と知られていない事柄ですが、通常普及帯のギターは人件費カットが優先されます。工員が弦の装着時間を短くするために、ペグのギア比は1:14~16前後が主流です。
21:1は部品コストの面だけでなく、時間的な人件費の負担が大きくなります。この価格帯で21:1を採用したメーカーの姿勢に、並々ならぬ情熱を感じた次第です。
弦高&オクターブチューニング
開封時の弦高は気持ち高めにセットされており6弦側で2.0mm、1弦側で1.8mmでした。使用弦は太さが.010~.046となっているため、慣れないと高く感じると思います。強く弾いても全くビリつかないものの、指先が痛くなる場合は下げた方が良いでしょう。
後述しますがネックの状態が頗る良いので、無加工で1.0mmまで下げる事が可能です。オクターブは初期状態で狂いが無く、弦高を変えない場合はそのままでOKでした。基本調整が万全の状態で出荷されている様子で、微調整だけで済むと思われます。
ネック (おすすめ要素)
ネックは1フレット付近で20.5mmと薄手で握りやすく、5ピース構造で剛性も十分です。12フレットは21mmと少し厚くなるので、ネックシェイプは変則的となっています。
ローフレットのUシェイプが厚みを増していき、途中からCシェイプになる整形です。サテン仕上げは触り心地も良く、指板の滑りもナチュラルで引っ掛かりがありません。
カリっとしたローステッドの質感も加わり、硬いのに滑らかな使用感となっています。ロッドはホイールナット式なのでネックを外す必要が無く、専用バーで調整可能です。
Aria Pro IIなどを筆頭に、近年は低価格帯のギターでも普及率が増えてきました。変な反りや捻じれもなく左右に可動を確認し、調整幅はタップリ残っています。
ボディ
正面からは分かりませんが、本機はとても薄手のボディシェイプが特徴の一つです。コンター加工も広範囲に施されており、腰回りのフィット感が素晴らしいと思います。
樹脂状ポプラの凹凸は好みが分かれるものの、管理人的にはどストライクです。リアル過ぎて安っぽく見えるか、カッコいいと捉えるか、嗜好に委ねられる事でしょう。
バックとサイドはローステッド感が出ており、やはりカリっとした質感となっています。アウトプットもサイドに配備で、シリンダータイプを搭載でした。
裏通し専用のブラスブリッジ用に合わせて、バックはボールエンドシステムを搭載です。ネックとボディの結合部も、隙間なくビタっと収まっているため気分が良いと思います。
ストラップピンも傘が広いタイプが使われており、地味に嬉しいポイントでした。
環境変化に強いローステッド仕様でも乾拭きはしようね
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ナット
ナット材はオイル浸透無しのボーンで、真っ白でボサっとした触感の仕上がりです。艶が全く無いのでボーン感は薄いものの、加工精度はこちらも標準以上となっています。
幅は41.7mmジャストで整えられており、溝切りはムラが無く高さも適切です。1フレットで音程が上がる事も無く、快適なピッチでプレイする事が出来ます。
形状はLPタイプの山形ナットなので、自作交換する際は厚みのある素材が必要です。強い拘りがある場合を除き、現状のままでも特に不満点は見当たりませんでした。
フレット (おすすめ要素)
EARTギター最大のウリであるステンレスフレットは、全モデルに搭載されています。耐久性に優れる反面、この価格帯でステンレスフレット搭載の違和感に慣れません。
当然悪い意味ではなく、価格と仕様のギャップが激しく脳が追い付かないのです。末端処理は手磨きによるラウンド仕上げで、全フレット満点の出来栄えでした。
海外レビューでも称賛されている通り、噂に違わず見事な完成度となっています。タングのはみ出しも一切無く、激しく手を上下に滑らせてもスベスベの触感です。ステンレスの使用感自体は硬質で好みが分かれますが、慣れれば問題無いと思われます。
ブリッジ
裏通し専用のハードテイルブリッジを採用で、材質はベース部分もサドルもブラスです。ピッチは普及帯ギター特有の10.5mmナロー仕様となっており、改造幅は広くありません。サドルがトレモロタイプと共通につき、サドルやスクリューの交換に留まると思います。
ブリッジベースは流通の少ない規格で、裏通しの穴とサイズのマッチングが困難です。海外安パーツでもポン乗せ可能な部品が少なく、現状のまま使用した方が良いでしょう。
しかし現状でも低~中音域は倍音が良く出ており、不満は感じられないかもしれません。煌びやかな音が欲しい場合のみ、ステンレス製のサドルやスクリューを検討して下さい。
センター
センター位置はとても普及帯ギターとは思えず、ズレを感じない程に高精度でした。
ボディ、ネック、ナット、ポールピース、ブリッジと、全てが綺麗に収まっています。
最新のCNCルーターを最適に活用されている模様で、個体差自体が少ないと予想です。自社工場をもたない国内ブランドにとっては、かなり脅威になるかもしれませんね。
電装系
コントロールは1Volume,1Toneとシンプルで、3wayセレクターを搭載しています。ポットはエントリー機より1ランク上となっており、24mmの大型タイプです。
仕様書によるとカーブ特性がAの抵抗値500kΩを採用し、Alpha製と同等品との事でした。コンデンサはAmerican Spitzの0.022μFとなっていますが、高級品ではありません。
ニッセイのフィルムコンデンサに近く、可もなく不可もなくといった所でしょう。3wayスイッチはALPHA ALP-3Wのコピータイプで、軽めのクリック感となっています。
基本配線は全てシールド線ですが、ピックアップは鋼線ワイヤーを採用です。誘電塗料によるシールド処理は無いものの、ノイズが気にならないと思われます。
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重量
ボディ厚36mmのスリムシェイプに反し、重量は決して軽くはありません。開封時に重量計を使用した実測では、およそ3.7kgとなっていました。
ネックもボディも薄いのにズッシリしているため、重心バランスに慣れが必要です。ストラップを気持ち短めに設定するなど、標準的ギターと異なる扱い方が求められます。
サウンド:EART / EX H6 (旧EXPLORER-1) Amazonで買える全身ローステッド&ステンレスフレット搭載おすすめ神コスパギター
外観、演奏性の両面で死角の少ない本モデルは、さぞかし音も良さそうに思えます。ところが生音に関しては、全くといって良い程使い手に響くものが無いのです。
生鳴りの音量が低いだけでなく、トーンの重心が低いため響きに広がりがありません。多弦ギターの低音弦側だけが鳴るようなイメージで、音抜けが鈍く感じられます。
ですがアンプを通すと、ローエンドにピークのあるヘヴィーなサウンドに豹変です。お世辞にも鳴りが良い機種では無いのに、不思議な程パワーのある音が飛び出します。
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少し特殊なダイレクトマウント
ピックアップの配置が独特で、弦方向に対してブリッジ側に傾斜のあるマウントです。雑な取付けで斜めになっているのではなく、斜めに固定している事も確認しました。
昨今普及帯ギターのダイレクトマウントでは、多く見かけるセッティングとなっています。サウンドのアタックに丸みを持たせ、飽和感を強調させる場合に効果的です。
~2021年までのEARTテクニカルノートでは上記特殊なマウント方式について記載がありましたが、最新のテクニカルノートにはマウント方式についての記載が無くなりました
個人的には弦と水平の方が好みなので本レビュー投稿後に水平に再調整済み
低音重視のカバードタイプ
カバード仕様のClass57ハムバッカーは低音重視の設計で、高音はほとんど伸びません。ただしパラフィンワックスの含浸が確認出来るため、ハウリング耐性は高いと言えます。
抵抗値はブリッジが16.04kΩ、ネックが7.34kΩとキャリブレート仕様です。ピッチもブリッジ側が10.4mmに対し、ネック側が10.0mmで設計されていました。
高音域が伸びない分、歪ませても低音側の倍音だけが増していく雰囲気があります。決して深く歪む訳ではありませんが、直進性のあるパワーが感じられる事でしょう。
個人的に推したいピックアップ
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倍音特性 (A2/110.00Hz)
管理人の主観では確実性に欠けるため、倍音特性と周波数特性のデータを掲載です。
倍音は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦のスペクトラムを採用しています。
1.Class57 ブリッジ
倍音は適度に多く計測され、加えて奇数次倍音が目立たないのが好ポイントです。非整数倍音も少ないため、ローステッド&ブラスブリッジの恩恵を受けています。第2、第4倍音が大きいため音が暖かですが、高音域側の倍音は控えめでした。
2.Class57 ネック
倍音の量自体はブリッジと同程度で、より低音域側の倍音が強い傾向です。第2倍音が強くて第5倍音が極端に少ないなど、ホットなトーンを繰り出します。ブリッジ以上に高音域側の倍音が小さくなるため、籠って聞こえるかもしれません。
倍音特性波形の周波数目安
左から2つ目の山(中央灰色線)が基音110Hz 偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)、第6倍音(660Hz)…… →ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も 奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)、第7倍音(770Hz)…… →金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き 非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
周波数特性
周波数特性はDI直で同一のフレーズを30秒録音し、スペクトラムを比較しました。
a.Class57 ブリッジ
カバードタイプのシールド構造もあり、聞いた印象の通り高音域が控えめです。300~400Hzにピークが集中しており、威圧感溢れるローミッドが堪能出来ます。800~1.6kHz付近のミッドレンジも強く、芯のあるサウンドを再現可能です。透明感のある高音は再生出来ないため、長所を活かした音作りを目指しましょう。
b.Class57 ネック
ブリッジよりも100Hzほど音のピークを下げて、ローエンドが強化されています。重低音も迫力を増しており、100~250Hzにかけて波形が集中している状態です。ミッドレンジは極端に絞った設計で、400~2kHzはブリッジより弱くなっています。5kHz以降はブリッジ側と大差が無いなど、幾分ドンシャリ気味の傾向でした。
波形の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz 橙線:400Hz,800Hz 桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
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EART / EX H6 (旧EXPLORER-1) Amazonで買える全身ローステッド&ステンレスフレット搭載おすすめ神コスパギター まとめ
価格帯は普及帯の範疇ですが(でしたが)、総合的な仕上がりが同価格帯のギターとは別次元です。メーカー直販方式は伊達ではなく、その完成度の自信の表れなのだと思います。欠点を見つける方が難しかったため、普及帯ギターの概念が変わる可能性も否めません。
普及帯ギターは通常、低価格ならではの仕上がりの妥協点の見極めが肝となるハズです。雑なフレットやナット、安パーツなど、手直しの手間と照らし合わせて選ぶと思います。一方本機は妥協点が見当たらず、純粋に仕様と使い手の好みの一致で選ぶ事が可能です。
そもそもラウンド加工ステンレスフレットを搭載の時点で、この価格帯では得難いかもしれません。形状や低音重視の音、生鳴りの弱さなど、その仕様が『好きか否か』の問題となります。好みを度外視すれば完成度は随一につき、同価格帯ギターでは最強候補筆頭です!
海外直販ギターに手を出す際の注意事項!
最後になりますが、海外製の安価なギターは必ず『個体差の幅』が存在します。管理人の入手した個体より良い場合、または悪い場合もあるものとお考え下さい。
量産品である以上、手にした一台のギターだけで仕上がりの中央値を判断出来ません。当ブログの情報も含め、常に『もっと悪い場合がある』事を意識して手を出しましょう。
EARTの倉庫は複数の国にあるため納期が長くなったり、通関手数料等が別途発生する時もあるよ!(購入前に質問を推奨)
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