[ギターレビュー] EART NK-C3 ローステッドマホガニーストラトタイプ [SSH]

2022年1月14日ギター,エントリークラス,レギュラースケール,ローステッドメイプル,ステンレスフレット,NK-C3,Modern S

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EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / EARTエレクトリックギター、6弦メイプル指板ソリッドボディ右利き、ステンレススチールフレット、パープル

👆 EART NK-C3 Modern S シリーズ

目次

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EART エレキギター 価格改定情報

2022年1月11日より、AmazonではEARTの全商品が価格改定となりました。管理人が購入した時と比較して、現在は大幅な値上がり傾向となっています。個体評価は購入価格準拠(2022年1月10日以前)といたしますので、予めご了承ください。なお改定前の価格については、keepa等を使用する事で確認可能です。

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EART NK-C3 Modern S シリーズ

リーズナブルな価格設定が嬉しいEARTですが、現在は7種のシリーズを展開しています。JAZZ、Hadless、Classic T、Classic S、Hard metal、Bass、そしてModern Sです。

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国内ではBassを除き、各シリーズの最低価格モデルのみ流通しています。以前取り上げたEXPLORER-IはHard metal、ストラトタイプのSSSはClassic Sに分類です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / EARTエレクトリックギター、6弦メイプル指板ソリッドボディ右利き、ステンレススチールフレット、パープル

今回はもう一つのストラトタイプであるModern Sより、NK-C3をご紹介いたします。Modern SはClassic Sと比較して、更に独自性が強くなったストラトタイプです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / EARTエレクトリックギター、6弦メイプル指板ソリッドボディ右利き、ステンレススチールフレット、パープル

ブリッジは2点支持型を採用し、SSH配列の高出力ピックアップを搭載しています。ボディはローステッドマホガニーに加え、トップにフレイムメイプルを採用です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / EARTエレクトリックギター、6弦メイプル指板ソリッドボディ右利き、ステンレススチールフレット、パープル

ネックもローステッド仕様ですが、軽めの炭化処理加工タイプが使用されています。フィニッシュがヴィンテージ風の飴色につき、外観は生メイプルと見分けがつきません。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / EARTエレクトリックギター、6弦メイプル指板ソリッドボディ右利き、ステンレススチールフレット、パープル

末端処理がラウンド化されたステンレスフレットも健在で、ペグのギア比も向上です。SSSよりも広いジャンルに適合出来る、パワフルなストラトタイプに仕上がっています。

開封の儀

海外ギターブランドの中でも、EARTは到着まで要する時間が早い部類です。EXPLORER-Iは9日、SSSは8日、NK-C3はなんと注文後7日以内に到着しています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 外箱アップ

偶然だとは思いますが、管理人が注文をする度に納品RTAの如く納期が短縮です。納品まで5か月以上かかった某LEDギターもあるため、かなりの好印象となっています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 外箱

発送は他のモデルと同じくロゴ入りのギター用段ボールで、内部の梱包もほぼ同じです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 開封直後

本体を緩衝シートで包み、その上から気泡緩衝材や発泡スチロールで養生されています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 付属品一式
付属品一式

スイッチの突起にも配慮されており、付属品は散乱しないようにまとめられた状態です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 養生

輸送中に弦と接触して痛まないように、指板やフレットの保護も万全となっていました。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / フレット保護

購入時の金額を考慮すると、これ以上は文句のつけられない梱包状態だと思います。

基本スペック

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / EARTエレクトリックギター、6弦メイプル指板ソリッドボディ右利き、ステンレススチールフレット、パープル
Color:Purple
Body Material:2-Piece Roasted Mahogany with Flame Maple Veneer
Neck Material:Roasted Maple
Fingerboard Material:Roasted Maple
Nut:Bone
Frets:22 Medium Jumbo Frets
Neck Profile:Compound U to C shape
Pickups:Humbucker and Two Single Coils,HSS
Controls:Master Volume, Master Tone, 5 Way Blade Switch
EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / EARTエレクトリックギター、6弦メイプル指板ソリッドボディ右利き、ステンレススチールフレット、パープル
Strings:009-042
Bridge:Modern Two-Point Synchronized Tremolo
Tuners:1:21 Ratio Die Cast
Nut Width:41.7mm
1st Fret Neck Depth:20.5mm (±0.5mm)
12th Fret Neck Depth:21mm (±0.5mm)
Fingerboard Radius:Compound 7.25”to 9.5”
Scale Length:25.5”(648mm)
AHS ( エーエイチエス ) VOICEROID2 紲星あかり 送料無料 _ サウンドハウス

ルックス

おおまかなフォルムはほぼSSSに近いですが、フィニッシュの艶感がより強いです。ボディがグロス仕上げとなっているため、フレイムメイプルトップが引き立っています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ルックス1

過去に当ブログで紹介したギターの中では、Aria Pro IIの714-AE200に近いですね。ただし714-AE200が2P貼り合わせに対し、本品は中央部に繋ぎ目が見当たりません。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ルックス2

同価格帯で近い仕様のモデル同士ですが、ボディトップは本品が一枚上手に感じます。ピックガードとバックパネルはミントグリーンを採用で、他の樹脂部品はブラックです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ルックス3

金属部品はクロームとなっており、ブリッジサドルのみサテン仕上げとなっています。

飴色ヴィンテージ感

ネックは程よい光沢感を残しつつも、ボディより艶を抑えたセミグロス仕様です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 飴色ヴィンテージ感1

軽い焙煎されたカエデです、そして私たちはそれにビンテージカラー仕上げをします

引用:Amazon _ EARTエレクトリックギター、6弦メイプル指板ソリッドボディ右利き

メーカー公式によると、ヴィンテージ感を出すために飴色に仕上げているとの事でした。ローステッドメイプル感はほとんどないものの、昔ながらの色合いが楽しめますね。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 飴色ヴィンテージ感2

近年の低価格帯モデルはサテン仕上げが主流につき、見た目のインパクトも十分です。触り心地もグロス仕上げほどベタっとせず、色ムラの無い丁寧な加工が光ります。

いつも変わらぬEARTのステンレスフレット

EARTの代名詞といえば、やはり末端がラウンド処理されたステンレスフレットです。サイズはミディアムジャンボを採用し、全フレットの末端が手磨きで丸められています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ステンレスフレット1

タングの切断処理も全て均一で、ツルツルの指板淵は他のモデルと同等の仕上がりです。表面の研磨もしっかり行われており、フレット音痴や音詰まりも一切ありません。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ステンレスフレット2

フレットの仕上がりにこれ以上は望めないため、安心して使用出来る品質だと思います。低価格帯のギターだから凄いという訳でもなく、金額を度外視にしても驚異的です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ステンレスフレット3

量産グレードでこの仕上がりを維持出来る点は、常識の範疇を超えている気がします。

ハードウェア

ペグはSSSよりもギア比が向上しており、21:1の高精度タイプを搭載です。見た目はSSSのペグと同じ形状ですが、確認した所きちんと21回転となっていました。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ハードウェア1

ペグボタンの形状はGOTOHのS5に近く、汎用タイプのペグよりも高級感を抱きます。ストリングガイドはPLAYTECH等と同じで、角ばった形状の安価なタイプを採用です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ハードウェア2

2点支持ブリッジは構造的に、ロゴ無しのWilkinson製m seriesとなっています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ハードウェア3

実物と比較してみた所、各部の寸法と仕様が一致したのでおそらく間違いありません。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ハードウェア4

ブリッジのブロックは大型となっており、スプリングの本数は4本となっていました。アームは差し込み式を採用ですが、ブロックのイモネジでトルクを微調整可能です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ハードウェア5

アームキャップはクリームなので、ピックガードとは合わないギャップがあります。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ハードウェア6

キャップ無しのタイプやブラックと比べると、色合い的に好みが分かれそうですね。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ハードウェア7

ポールピースはシングルがスタッガードで、ハムはアジャスタブルとなっています。

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演奏性

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 演奏性1

総じて外観面は満足度が高く、不満点はキャップカラー等の細微な事のみです。ここからは演奏に関わる要素について、各パーツ単位でチェックしていきます。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 演奏性2

分解しての評価ではなく、開封後の動作確認時に調べるべき事柄を重視です。部品の機能性と組み込みの精度も含めて、フラットな視点で精査しました。

ペグ

ギア比21:1という事で、SSSよりも調弦精度が細やかとなっています。GOTOH製ペグのギア比ではSGL510Z相当につき、チューニング関連は問題無しです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ペグ1

ポストが一周する巻き数が増えるため、弦交換の際はワインダーを使用しましょう。安定感も悪くなく、ロック式への変更を除いて早急な交換は必要ありません。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ペグ2

この価格帯で21:1のギア比は味わえないので、壊れるまで使用しても良いと思います。

弦高&オクターブチューニング

過去に紹介したEXPLORER-IとSSSは、弦高もオクターブも調整済みで出荷されていました。NK-C3も普遍的な調整が行われており、開封直後にそのままでも使用出来る状態です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 弦高

管理人の個体の弦高は6弦側でおよそ1.4mm、1弦側で1.2mm程度となっています。強く弾いてもビリつく感じではなく、もう少しだけ低い弦高を狙った調整も可能です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / オクターブチューニング1

オクターブは12フレット準拠で調整済みで、問題の無い音程に揃えられています。サドルは全弦で前後に余裕があるため、12F以外を基準に再調整を行ってもOKです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / オクターブチューニング2

個体差による影響が大きい項目につき、他の個体でもこうであるとは断言出来ません。あくまで管理人の個体はという話なので、ガチャ運が良かった程度にお考え下さい。

ネック

ネックは本体も指板もローステッドメイプルを採用し、2ピース構造となっています。俗にいう貼りメイプル仕様ですが、指板とグリップ面の段差は皆無です。

至近距離で見ても焼き色はほとんど分からず、飴色のセミグロス風に仕上がっています。グリップ面はやや薄手の変則的シェイプとなっており、UとCの混合スタイルです。

1Fは20.5mm程のUシェイプから始まり、12F付近から21.5mm程のCシェイプへ変化します。コードでもソロでも演奏しやすく、細目のネック好きにはたまらない形状ですね。

逆に太目のネックが好みの場合は、全フレット満遍なくしっくりこないかもしれません。ロッドはEART共通のホイールナットを搭載で、ネックを外さない状態で調整出来ます。

反りや捻じれは発生しておらず、ロッドも左右に可動する事を確認しました。

ネック自体もきちんと逆反りと順反りに変化するため、調整幅もタップリです。

ジョイント部は隙間無く結合されており、一定水準以上の精度を感じる事でしょう。

ボディ

ボディに関しては仕上げとトップが異なるだけで、おそらくSSSと共通だと思われます。ローステッドマホガニーを採用しているため、低~中音域の輪郭が明瞭になる傾向です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ボディ1

スクエアエッジ程ではありませんが、ボディの面取りは結構パキっとしています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ボディ2

通常のストラトタイプよりも尖った雰囲気があり、ホーンがディンキー風ですね。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ボディ3

コンター加工は広範囲となっており、身体とのフィット感が良い塩梅となっています。また1/3程ヒールカットされている箇所があるため、ハイフレットの演奏性が高いです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ボディ4

演奏性とは関係ありませんが、トップのメイプルは若干鬆(す)が入っていました。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ボディ5

低価格帯のグレードにつき、この辺は妥協せざるを得ないかもしれません。

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ナット

ナットは41.7mmのナロータイプを搭載で、材質は漂白されたボーンとなっています。オイル浸透タイプではないため、遠目に見ても真っ白な違和感のある色合いです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ナット1

溝切りの間隔は適切で、溝の深さも問題が無い仕上がりとなっています。1フレット全ての弦でシャープする事なく、適切なピッチである事を確認しました。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ナット2

しかし他のモデルと同様に、ナットの山の高さに関しては無頓着な状態です。FENDER系のナットのような低背型と比べると、中央のモッコリ感が強く感じられます。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ナット3

面取りも少し浅めにつき、解放弦演奏時にひっかかりを覚えるかもしれません。面取りするだけでも大分違ってくるので、器用な方は整え直した方が良いでしょう。

フレット

常に安ギター愛好家を泣かせるフレットですが、EARTでは真価を発揮する項目です。ミディアムジャンボのステンレスフレットを採用で、仕上がりの良さが際立っています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / フレット1

末端処理は全22フレットの1弦側と6弦側で、一か所も甘い箇所がありませんでした。須らく丁寧にラウンド処理されており、滑らかな丸みを見ているだけでも心地良いです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / フレット2

擦り合わせも問題が無く、どのフレットでも安定したピッチを保つ事が出来ます。側面で引っ掛かりを感じる所もないため、本モデルも海外レビューの高評価通りですね。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / フレット3

ステンレスフレット採用という言葉に溺れていない、安定した仕事ぶりが感じられます。

ブリッジ

2点支持式のブリッジについては、購入前に悪い意味で気になっていた要素です。海外レビューの低評価を見ると、ブリッジ周りの不具合や不備が目に付きました。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ブリッジ1

オクターブが6弦だけ合わない個体や、スタッド位置の不備等が報告されています。管理人の個体ではオクターブ関連に問題は無く、取付け位置も適切な状態です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ブリッジ2

ただしブリッジそのものが良くない様子で、ピッチとサドルが合っておりません。本機のブリッジは支持間隔が56.0mmとなっており、弦間は54.0mmで設計されています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ブリッジ3

ところがサドルが52.5mm用のものが搭載されていて、弦を張ると傾いてしまうのです。ナット自体が41.7mmのナロータイプにつき、無理やり合わせた感が否めないと思います。

半端な初期セットアップ

セットアップも良く分からず、フローティングの高さでボディに固定されていました。要はスタッドが高い設定のまま、限界までスプリングを引っ張った状態ですね。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ブリッジ4

この設定ではアームアップしか出来ない上に、ベタ付け程力強い音が再現出来ません。それどころかマイクロフォニックを誘発するので、金属音をガンガン拾ってしまいます。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ブリッジ5

何かしらの意図があるのでしょうが、管理人の好みには全く合わない設定ですね。ベタ付けならベタ付け、フローティングならフローティングにした方が良いでしょう。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / ブリッジ6

サウンドチェックはこの状態のまま行いますが、とても使いにくく感じました。管理人は一通りレビューを終えた後に、フローティング仕様に再調整を行っています。ナイフエッジがイマイチなので、チューニング維持に苦労するかもしれません。

センター

ナット、フレット、ブリッジの位置関係は適切で、ピックアップも水平位置は完璧です。ただしピックアップは僅かに6弦側寄りとなっており、微ズレ状態となっています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / センター1

至近距離で見てみると、シングルよりハム側のズレが気になるかもしれません。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / センター2

SSSではズレが無かったため、金額的に上位の本品でも頑張って欲しかった要素ですね。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / センター3

一応海外レビューの画像では、管理人の個体のようなズレは見受けられませんでした。安ギターとしては許容範囲につき、こちらも妥協点として受け止めた方が良いでしょう。

電装系

1V1Tのシンプルなレイアウトを採用し、レバースイッチは5WAYタイプを搭載しています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 電装系1

ノイズ処理は行われていない様子で、GAIN量に応じて雑音が目立っていくタイプです。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 電装系2

アウトプットはサイドジャック方式を採用し、金属プレートが側面に搭載されています。

重量

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 重量

重量はデジタルスケールを使った実測で、およそ3.70kgと標準的重さの範囲内です。アーム込みの重量ですが、アーム自体が32g程度なので外した状態でも大差ありません。SSSよりは重さを感じるものの、健康体ならば問題無く使いこなせる重量だと思います。

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サウンド

生鳴りは中音域の芯の強さが全面に出ており、プレゼンスも煌びやかです。トレブリーなSSSと比較しても負けないほど、キンとした鋭いエッジが体感出来ます。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / サウンド1

ピックアップはいずれもハイゲイン仕様で、マグネットはセラミック8との事です。C8Aを意味しているとするのならば、3850ガウス相当の磁力となりますね。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / サウンド2
ローストで枯らしてヴィンテージと対極の音をいく潔さ

一般的には1400ガウス以下が多いため、実に管理人好みの脳筋設計です。

好みの分かれるマイクロフォニック感

磁力を考慮してか、初期状態のピックアップの高さは低めに設定されていました。アンプで音を鳴らしてみると、磁力が強すぎるのか余計な鳴りを拾いまくります。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 好みの分かれるマイクロフォニック感

ブリッジの妙な設定と相まって、歪ませるとマイクロフォニック感が非常に強烈です。アタックの中にフォン!と唸る音が混ざるため、著しく好みが分かれると思います。

濃過ぎる近代的サウンド

抵抗値はブリッジ側から順に15.85kΩ、5.37kΩ、5.21kΩを計測です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 濃過ぎる近代的サウンド1

ピッチもブリッジ側から順に10.4mm、10.0mm、10.0mmとなっていました。巻き数多めのコイルと強力マグネットの組み合わせで、脳筋度に拍車をかけています。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 濃過ぎる近代的サウンド2

初期設定ではクリーンでも歪みませんが、ピックアップを高くする場合は注意です。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 濃過ぎる近代的サウンド3

トーンはローミッド寄りでありながら、ドンシャリ的なニュアンスも感じられます。

大味な音

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 大味な音1

倍音は芳醇である反面雑味も多く、SSSよりはクリアさに欠けているかもしれません。近代的な音を思いっきり濃くしたサウンドで、捉え方によっては『大味な音』ですね。

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 大味な音2

管理人みたいな人種には大ウケですが、ヴィンテージ嗜好の方は拒絶反応を起こします。主観では確実性に欠けるため、倍音特性と周波数特性のデータを計測いたしました

倍音特性 (A2/110.00Hz)

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 倍音特性 (A2/110.00Hz)

倍音は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦のスペクトラムを採用しています。

1.ブリッジ

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 倍音特性 (A2/110.00Hz) ブリッジ

全身ローステッドで生鳴りの雑味を抑えた上で、余計な雑味が加わる倍音傾向です。磁力が強すぎる影響が大きく、初期設定ブリッジの共振を拾いやすくなっています。基音~第3倍音間に非整数倍音が発生しており、高音域も枝毛状の波形が散見です。歪ませると顕著になるため、音程を感じない金属的響きが混ざってしまいます。

2.ミドル

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 倍音特性 (A2/110.00Hz) ミドル

ブリッジ以上に倍音量が芳醇ですが、非整数倍音も2倍以上計測です。とりわけ低音域の非整数倍音が強く、フォン!と唸るような低音が響きます。倍音は偶数次倍音の方が強めの傾向なので、金属的な鳴りがなければ良好な特性です。

3.ネック

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 倍音特性 (A2/110.00Hz) ネック

ブリッジから距離がある分、ミドルよりは金属的な鳴りが控えめとなっています。それでも随所に枝毛状の倍音波形が目につくので、クリアな響きではありません。基音~第三倍音まで音量差が無く太い音が体感出来ますが、繊細さは今一歩ですね。倍音特性は総じて、SSSよりも大雑把な味付けだと言えるでしょう。

倍音特性波形の周波数目安

左から2つ目の山(中央灰色線)が基音110Hz
偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)、第6倍音(660Hz)……
→ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も
奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)、第7倍音(770Hz)……
→金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き
非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない

周波数特性

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 周波数特性

周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的なスペクトラムを比較しました。

a.ブリッジ

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 周波数特性 ブリッジ

重低音が少しだけ控えめですが、ローミッドに分厚いパワーを感じるトーンです。高音域の伸びも良く、シングルサイズハム的な歯切れの良さが表れています。波形は300~700Hzに集中しつつ、1kH以降も標準を大きく上回る特性です。11kHz付近に小さな山が出来ているため、エッジの強さも際立っていると思います。

b.ミドル

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 周波数特性 ミドル

ミドルはブリッジにディマジオのDP-184を乗せたような特性で、高音が出やすいです。SSSのミドルをもっとトレブリーにした音でありながら、200~400Hzの力感もあります。文字通り攻撃力が高い特性につき、マイクロフォニック感が付きまとうのが惜しいです。

c.ネック

EART NK-C3 Modern S ローステッドマホガニーストラトタイプ / 周波数特性 ネック

SSSのネックを全方面でパワーアップした特性で、脳筋好みのトーンとなっています。400~3kHz付近を控えめにしつつ、4kHz以降は並のブリッジ用シングル以上の高音です。例えるならば、普通のネック用シングルにエキスパンダーをかけた音に近いでしょうか。バチンと弾けるようなドンシャリ感を有するため、近代的過ぎるかもしれません。

周波数特性波形の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz
橙線:400Hz,800Hz
桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz

EART NK-C3 Modern S シリーズ 総評

ネックやフレットの仕上がりに関しては、他モデルと同じく高い精度と品質を誇ります。一般的な安ギターの常識とは大きく異なる、ブランドとしての底力を実感可能です。

EART NK-C3 Modern S シリーズ 総評 1

さりとてEXPLORER-IやSSSと比べると、NK-C3は独自のメリットが薄く感じられました。特に近似機種のSSSとは差が小さく、総合力では本機の方が負けているかもしれません。

EART NK-C3 Modern S シリーズ 総評 2

ブリッジの構成や設定が甘いため、2点支持の良さを活かせていないように思います。マテリアルも似通っており、部品の差はピックアップとブリッジ、高精度ペグ程度です。

EART NK-C3 Modern S シリーズ 総評 3

SSSとNK-C3では、異なるパーツ構成に対して価格差を評価出来るかが焦点となりますね。SSH構成のネックやステンレスフレットが目的ならば、SSSを改造しても良いでしょう。

EART NK-C3 Modern S シリーズ 総評 4

フレイムメイプルトップやメイプル指板など、外観を重視したい方向けのモデルです!

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