【安ギター音質改善】Guyker GG-1004 レビュー:極厚ブロック搭載10.5mmトレモロブリッジ徹底解説
👆 安ギターに使える!Guyker GG-1004 極厚ブロック搭載10.5mmトレモロブリッジをレビュー!
目次
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Guyker GG-1004 虹色に輝く極厚ブロック搭載10.5mmトレモロブリッジが激エモ!
今回は安ギターのグレードアップパーツとして、Guykerの極厚ブロック搭載10.5mm6点支持トレモロブリッジ『GG-1004』をご紹介です。
GG-1004はヴィンテージスタイルのプレスサドルに、13mmを超える亜鉛合金製極厚サスティーンブロックを搭載しています。特筆すべきポイントは弦間も取付けも10.5mmで設計されているため、近年流通している安ギターにポン乗せ交換が可能です。
トレモロユニット搭載安ギターは総じてサスティーンブロックが薄く、上位モデルと比較して音質や音伸びの面で優位に立てません。しかし国内流通パーツでは10.5mm対応6点支持のブリッジがほとんど存在せず、交換の際は海外安ギターパーツの力を借りる必要があります。
Guyker GG-1004はカラーも豊富に用意されており、中でも管理人の心を射止めたのが Rainbow (カメレオンレインボー) です。
いかがでしょうか、このド派手なルックス!
『我を見て脳汁を出せ!』と訴えんばかりに、無敵過ぎるレインボーオーラが見る者の知的レベルを極限まで低下させてきます!
これほど脳に良かろうはずも無いハイエモリティな商品、安ギターパーツ愛好家たるものは脊髄反射で買うのが礼儀というものです。という訳で定例通り管理人は商品説明を一切読まずに、物欲の促すがままにカートインをキメました💖


10.5mmピッチのトレモロブリッジ (ミリ規格) は1~4万円台の低価格帯エレキギターで最も多く採用されています!


トレモロ付き安ギターを調べると、高確率で弦間&取付け10.5mm6点支持かつ極薄ブロックのトレモロブリッジが搭載されているハズです!
AmazonでもGuyker製品が購入可能に!
Guyker製品はこれまで公式サイトの直販、あるいはアリエク等の海外ECサイトで購入可能でした。ところが2024年よりGuyker Music JPとして、本格的にAmazonマーケットプレイスに参入しています。
基本的に海外発送扱いの商品となっているものの、公式サイトで展開中の商品はリクエストすることが可能な模様です。まだAmazonでは購入出来ない商品も多いため、気になる商品についてはGuyker Music JPへのお問合せをご利用願います。

本記事ではDean Guitars Custom Zone 2 HBのブリッジをGuyker GG-1004 カメレオンレインボーに交換して性能を徹底検証!

貧弱な10.5mmトレモロブリッジ搭載安ギターの音質やサスティーンに頭を悩ます方は要チェック!
外観
Guyker GG-1004の予定納期は9~18日で、海外発送商品としては標準的な日数です。

Guyker製品は商品内容によって梱包の種類が多く、管理人宅へは注文7日後に厚手の小型段ボール箱で届きました。

GG-1004はブランドロゴ入りのプラスチックパッケージが使用されており、どことなく既視感のあるデザインとなっています。

戯れに管理人宅に転がっていたGOTOHのギターペグを並べてみると、箱のサイズとカラー以外は瓜二つですね。

ここまでパッケージを似せる必要は無い気もしますが、GOTOH製品はパッケージも収納面で優れている証明なのでしょう。

パッケージの類似性はともかく、先程から管理人の脳はレインボーブリッジを待ちきれず脳汁がフライング気味に噴射しています。

それではお待ちかね、カメレオンレインボーなGuyker GG-1004と感動のご対面です!


うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!


マジでええええええええええええええええええええええええ!!!!


ピッカピカのカメレオンレインボーだああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!
カメレオンレインボー、マジ無敵!
お待たせいたしました、こちらがカメレオンレインボーなトレモロブリッジGuyker GG-1004の全貌です。海外安ギターパーツにありがちな商品画像の盛り過ぎ事例ではなく、目が眩むほどの鮮やかなレインボーっぷりに惚れ惚れします。

想定外のレインボーオーラに管理人の知能指数はグングン低下していき、0を下回って尚もマイナスの下限を目指して急落中です。かつてこれほどまでに見る者の脳へ甚大なインパクトを与える安ギター用ブリッジが、果たしてこの世に存在したのでしょうか。

そのレインボーな輝きはしとどに溢れるエモリティに満ちており、よもや『無敵』と言わんばかりの凄みさえ感じます。
スターをゲットして無敵になったマリオ然り、
クロノトリガーのにじの剣然り……

虹色のオーラは選ばれし勇者のみに許される、天下無敵のカラーリングであることは周知の事実です。

その類稀なる煌めきは管理人の網膜にある100万個超の視細胞を刺激し、
絶賛 adrenaline!!! (アドレナリン) を爆産しています。

サドルも虹色、ブリッジプレートも虹色、アームも虹色……
嗚呼、今日も我らがジ・アースはなんて尊いのでしょうか。

どうやら脳汁過剰による興奮と過呼吸で意識と酸素が薄れてきましたので、ちゃっちゃと残りのレビュー事項を確認です。
付属品
Guyker GG-1004には付属品が多く、ドライバーを除いて取付けと調整に必要となる部品がまとめて手に入ります。説明欄に付属品一覧の掲載が無かったため、下記にリストアップしました。

・GG-1004 トレモロブリッジ 本体×1
・専用アームバー (キャップ無し / 差し込み式) ×1
・トレモロブリッジマウントスクリュー (カメレオンレインボー) ×6
・六角レンチ×1
・トレモロスプリング (ハードタイプ) ×3
・スプリングハンガー (カッパー製) ×1
・スプリングハンガーマウントスクリュー×2
細部の仕上がり
交換前に本体の細部をチェックすると、寸法精度やエッジ等の加工精度、メッキの質は価格帯水準以上です。もう少し粗雑な仕上がりを想像していましたが、低価格帯ブリッジとは思えぬ品質の高さとなります。

カメレオンレインボーは見る角度によって色が変わるものの、表面の艶自体はムラが少なく均一です。むしろ商品画像よりも艶が強く感じるレベルで、この手の派手なパーツを好む方は十中八九納得出来る内容と思われます。

サドルが接触する箇所はビニールで覆った上から紙で保護するなど、輸送時に傷がつかないよう配慮された養生です。


付属のスプリングとハンガーは安っぽさが否めませんが、マウントスクリューまでレインボーで統一されている点は◎となります。


ナイフエッジ部も適度に滑らかさがあり、ベタ付けにもフローティングにも十分対応可能です。サスティーンブロックは厚いだけでなくコーティングされているため、亜鉛合金製でありながら耐久性にも期待出来ます。

ブランドに強い拘りが無い方であれば、低価格帯ブリッジとは思えぬ底力を実感することでしょう。


プレスサドルのロゴは文字が左右両方向から視認出来るように刻印されているよ!
仕様
商品タイトルで『スチールサドルと亜鉛ブロック』と表記されている本品は、部品構成の大半がスチールパーツです。サドル、アーム、ベースプレート、各スクリュー類、イントネーションスプリング、トレモロスプリングがスチールが製となります。

スプリングハンガーは薄手のカッパー製、そしてサスティーンブロックのみ亜鉛合金製です。構成としては伝統的なFENDER製ヴィンテージトレモロに近く、奇をてらった素材は使用されておりません。

ただしアームはねじ込み式ではなくポップイン式につき、トルクや高さの微調整をサスティーンブロック側面で行う必要があります。


位置的に取付け後の再設定が難しいため、ネジ止めをする前に適切なトルクと高さになるよう入念に調整しておきましょう。
型番について
AmazonではGuyker GG-1004の型番だけでなく、カラーによっては『GK-1004』という型番があることを確認です。公式サイトを確認してみたところ、AmazonでGK-1004販売されているカラーもGG-1004として販売されていました。カラーの違いを除き商品説明文、寸法表、付属品に差異が無いため、本記事ではGG-1004もGK-1004も同一品とみなします。
寸法
Guyker GG-1004は一応寸法表が公開されているものの、情報が大雑把で細かい数値を把握するのが難しいです。取付けピッチと弦ピッチは10.5mm、ブリッジベースプレートは83×39.5mmのミリ規格で設計されています。


サスティーンブロックの実測値は厚みが約13.6mm、高さが約37.8mmです。フロイドローズ用ブロックの37mmより少し背が高い程度で、安ギター等の薄手のボディ厚にも対応出来ると思われます。


サドルピッチは10.5mmですがサドルの全長はおよそ21.0~21.1mm、サドル高はおよそ5.3mmです。イモネジは全てφ3×L10mmが使用されているため、弦高によってはイモネジの頭が飛び出してしまいます。


重量はトレモロブリッジ単体で約310.7g、アーム単体では約32.3gです。サスティーンブロック単体の重量は約207.0gと、亜鉛合金製としてはかなり重量のある部類となります。

安ギターに標準搭載されているトレモロブリッジは単体重量が約120~190g前後、ブロック厚は6~7mm前後です。安ギター用トレモロブリッジの重量と厚みを各上限値で仮定したとしても、大幅な重量アップとブロック厚の強化が見込めます。


ちなみに付属のスプリングハンガーカッパー製と珍しいけれども、とても薄く貧弱なので無理して使わない方が良いかも
Creatifinity Partsでスプリングハンガーをブラス化!
取付け
それでは先日レビューしたDean Guitars Custom Zone 2 HBを使い、Guyker GG-1004 トレモロブリッジをインストールです。Dean Guitars Custom Zone 2 HBの純正トレモロには、極薄サスティーンブロックの10.5mmピッチが搭載されています。

サドルの種類がブロックタイプからプレスタイプに変更となりますが、寸法面では各部狂いなく完全互換であることを確認です。Dean Guitars純正トレモロは重量が186.4gと軽量で、交換後の音質変化が明確になると予想されます。

他ブランドの安ギターに搭載する場合、取付けピッチは適合してもサスティーンブロックが干渉する可能性に注意です。安ギターはザグリが適当に掘られていることも多く、ブリッジ厚が13mmになった場合にボディと接触しないことを調べておきましょう。


薄いサスティーンブロックは『アーミング稼働域が広い』という数少ないメリットがあるよ!

極厚サスティーンブロックはアーミング可動域が確実に狭くなることを頭に入れておこう!
安ギター完全覚醒
Dean Guitars Custom Zone 2 HBをGuyker GG-1004に交換すると、ブリッジ周りの威圧感が爆上がりです。

ブリッジもアームもカメレオンレインボーで染まった非日常感が素晴らしく、相当なドレスアップ効果が見込めます。


見る角度や光の当たり方によって色が変わるのもユニークで、演奏する度に脳汁が湧き上がるほどの高揚感です。

安ギターパーツ特有の安っぽさが感じられないため、音質改善効果を抜きにしても満足度の高いブリッジだと言えます。
アーミング
アームはストラトタイプを基準にしているのかやや角度がキツく、完全に差し込むとアームの弾道が低めです。樹脂製ハットノブの高さ準拠につき、ドームタイプのメタルノブはギリギリ触れない程度の高さとなります。

先述の通り取付け前に入念な調整が必須で、ノブの高さも考慮してアームの高さを熟考しましょう。フローティング時はナイフエッジの滑りが程々に良く、極薄ブロックトレモロブリッジよりも安定した使い心地です。

とは言えアーム使用時のチューニングの狂い等は他のトレモロブリッジ同様に、少なからず発生してしまいます。チューニング精度を向上させる場合は低摩擦サドルや摩擦レスストリングガイドなど、別売りのパーツをお試し下さい。
弦の摩擦を低減するお役立ちパーツ!
気になる要素あれこれ
弦高調整用のイモネジが10mmということもあり、低い弦高にセットするとネジ頭が邪魔に思えるかもしれません。Dean Guitars Custom Zone 2 HBはデフォルト弦高が1.8~1.6mmと低く、4~5mmほどネジ頭が飛び出してしまいました。

ブリッジミュート時に触れると少し傷みを感じるため、弦高を低く設定する際はイモネジを6~8mmに交換することを推奨です。

イントネーションスクリューは17mmと気持ち長めで、スクリューの先端が弦を交換する際に弦先端部と接触することがあります(弦を通す穴の真上の位置にネジがくる……弦を張った後に接触するという意味ではない)。オクターブ調整の起点とするフレットにもよりますが、12Fを起点に合わせる時は16mm以下のスクリューが無難そうです。

またプレスサドル全般に言えることとして、サドルに弦用の溝を設けないのが標準となります。

弦がサドルのセンターからズレることがあるため、気になる方は初めて弦を張る前に目立てヤスリでアタリをつけておきましょう。
スクリュー類の交換でグレードアップ!
サウンド
交換後は生音レベルで大きな変化があり、極薄ブロックのトレモロブリッジとは比較にならないほどサスティーンが伸びまくりです。最早別楽器ではないのかと思うほどで、音伸びが良いだけではなく安定感も増しています。

極薄ブロックはサスティーンが短いことに加え、極端に短くなったり長くなったりと音伸びのムラが激しい点が悩み所でした。Guyker GG-1004はそういった音伸びのムラが感じられず、狙った長さのサスティーンを弾き手がコントロールしやすいのです。

音の立ち上がりに関しては重量の大きさがマイナスになる可能性があったものの、体感的に交換前後の差は無いように思います。

音質は控えめだったローエンドが強化されている上に出力もアップしており、全帯域でバランスの良い響きに改善です。最大出力がアップしても変に歪むような違和感は抑えられているため、パーカッシブでメリハリのあるアタックが楽しめます。

倍音の響きもバランスが整っている様子で、鼓膜に刺さるような鋭利さが目立たなくなりました。交換前のブリッジが極薄ブロック搭載のトレモロブリッジであれば、驚異的な音質改善効果が見込めるでしょう。
ブリッジ構造の比較

管理人の主観はアテにならないため、ここからDean Guitars純正ブリッジとGuyker GG-1004をデータで比較です。まずはブリッジの素材と設計について、下記の通り一覧表にまとめました。
1.Dean Guitars 純正トレモロブリッジ

サドル形状:GOTOH風ブロックタイプ
サドル材質:亜鉛合金
スクリュー類材質:スチール
スプリング類材質:スチール
ベースプレート材質:スチール
アーム材質:スチール+樹脂キャップ
アーム重量:33.0g
サスティーンブロック材質:亜鉛合金
サスティーンブロック厚さ:最大7.1mm
サスティーンブロック高さ:最大37.0mm
サスティーンブロック重量:87.9g
ブリッジ単体重量:186.4g
総重量:219.4g
2.Guyker GG-1004 トレモロブリッジ

サドル形状:ブランド刻印入りプレスタイプ
サドル材質:スチール
スクリュー類材質:スチール
スプリング類材質:スチール
ベースプレート材質:スチール
アーム材質:スチール
アーム重量:32.3g
サスティーンブロック材質:亜鉛合金
サスティーンブロック厚さ:最大13.6mm
サスティーンブロック高さ:最大37.8mm
サスティーンブロック重量:207.0g
ブリッジ単体重量:310.7g
総重量:343.0g
付記事項
1.スクリュー類:イントネーションスクリュー(オクターブ調整ネジ)、サドルハイトアジャストメントスクリュー(弦高調整イモネジ)、トレモロブリッジマウントスクリュー、トレモロブロックマウントスクリュー、スプリングハンガーマウントスクリューを指す
2.スプリング類:イントネーションスプリング、トレモロスプリングを指す
倍音特性の比較 (A2/110.00Hz)
倍音特性は周波数が分かりやすいように、5弦開放弦 (A2/110.00Hz) を比較しています。
弦はデフォルトと同じD’Addario EXL120 (.009-.042)、ピックはAria Pro II HYPER TOUCH P-HT01/080 YLです。ピックアップはブリッジポジション (DMT Design Bridge) を選択し、ボリュームとトーンは10に合わせています。
a.Dean Guitars 純正トレモロブリッジ

高出力モデルなので低次倍音から高次倍音まで満遍なく計測されているものの、奇数次倍音と非整数倍音が強めの傾向です。
b.Guyker GG-1004 トレモロブリッジ

基音の出力 (縦軸) がアップしつつ非整数倍音が低下傾向にあり、雑味の少ないクリアで力強い響きに変化しています。倍音が計測された帯域 (横軸) が広がっている上に、ほぼ全帯域で偶数次倍音の出力が僅かに優位となりました。
故に偶数次倍音と奇数次倍音のバランスが絶妙で、耳が痛くなるような刺の無いナチュラルな倍音を構築です。暖かな低次倍音と鮮やかな高次倍音が合わさることで深みが生まれ、音の輪郭にニスを塗ったような明るさが加味されています。
倍音特性波形の周波数目安
左端側の太長い山(中央灰色線)が基音110Hz 偶数次倍音:第2倍音(220Hz)、第4倍音(440Hz)、第6倍音(660Hz)…… →ナチュラルで暖かな傾向の響き、多いほど親しみを感じやすいという研究結果も 奇数次倍音:第3倍音(330Hz)、第5倍音(550Hz)、第7倍音(770Hz)…… →金属的で冷たくメカニカルな傾向の響き 非整数倍音:各倍音の谷などに含まれるが音程を感じさせない
周波数特性の比較

周波数特性はDI直で同一フレーズを繰り返し、平均的なスペクトラムを算出しました。
A.Dean Guitars 純正トレモロブリッジ

500~800Hzにかけて中音の力感があるのに対し、400Hz以下の低~中音が心許ない低めの値を計測です。800~2kHzにかけての中高音、6kHz以降の高音や超高音はシングルコイル並みに高い値を記録しています。
B.Guyker GG-1004 トレモロブリッジ

広い帯域で出力が1dB以上大きく計測されており、交換前とは比べ物にならないほどに逞しいローエンドを形成です。100~800Hzにかけて高い値を示しつつ、2kHz以降の帯域は概ね交換前の水準を保っています。
中高音以降の帯域が必要以上に増幅されていないため、上手い具合に低~中音のみ強化されたサウンドに変化です。ウィークポイントとなる帯域が存在せず、オールラウンドにサウンドメイクしやすい周波数特性となります。
周波数特性波形の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz 橙線:400Hz,800Hz 桃線:2000Hz,3000Hz,6000Hz
サスティーン性能の比較
サスティーンはDI直で開放弦Eコードを1ストローク鳴らし、出力が0になるまでの時間を計測です。Dean Guitars 純正トレモロブリッジを基準に、Guyker GG-1004へ交換後に±何%音伸びが変化したのかを確認しています。

なお人力でもデータ精度を上げるため、えげつない回数のストロークを繰り返しました。計測された各サスティーンデータを元に、平均%、最小%、最大%の3通りを算出です。
平均:+28.1%
最小:+30.1%
最大:+21.1%
Guyker GG-1004は交換前と比較して、異次元レベルのサスティーン性能を発揮してくれます。計測結果を見ただけでも、多くの安ギター愛好家が極薄サスティーンブロックを是が非でも交換したくなる気持ちが理解出来るハズです。

それほど安ギター標準のトレモロブリッジはサスティーン性能が低く、安定感に乏しいことの裏返しとなります。平均して28%以上、最小値は30%以上を記録するなど、交換後は常に安定したロングサスティーンを再現可能です。
立ち上がりの速さの比較
サスティーンの計測と平行して、音の立ち上がりについても調査しました。
Dean Guitars 純正トレモロブリッジよりも、Guyker GG-1004は極僅かに0.3ms (0.0003秒) 鈍化しています。詳しく調べないと分からない程度の細微な差に留まっており、人力で立ち上がりの変化を感知するのはまず不可能な領域です。

一般的に重量が増加すると立ち上がりが鈍化しやすいですが、サドルにプレスタイプを採用している点が大きいのかもしれません。プレスサドルは軽量で立ち上がりが良く、弦と接触するパーツでもあるため、重量増加分の鈍化を相殺したものと考えられます。
あまり深く考えずに、極薄ブロックかつブロックサドル搭載のトレモロブリッジと交換した場合は立ち上がりに関する影響は少ないとお考えください。

安ギターでは稀に極薄ブロック&プレスサドルの組み合わせもあるから、その場合は立ち上がりの変化が大きくなるかもね
計測に使用した機材
ギター:Dean Guitars / Custom Zone 2 HB
使用PU:Dean Guitars / DMT Design Bridge (ブリッジ純正)
使用弦:D'Addario / EXL120 (.009-.042)
使用ピック:Aria Pro II / P-HT01/080 YL
シールド:ARIA / JG-10X (10ft/3m, S/S)
マイクケーブル:Amazon / CLMIC1-M-F-10FT-5P
計測に使用した機材のレビューはコチラ!
まとめ
Guyker GG-1004はお手頃価格でありながら、安ギターの音質改善とドレスアップが見込める10.5mm6点支持トレモロブリッジです。豊富なカラーバリエーションが用意されているのも嬉しく、愛機のカラーに合わせてサスティーン性能の大幅向上を実現します。

アームの角度設計や調整方法は好みが分かれるものの、低~中音域の出力強化や倍音バランスの改善に優れた効果を発揮です。極薄ブロック搭載トレモロブリッジに悩める多くのユーザーを救う、安ギターを覚醒させる最適解へと導いてくれます!
🏃💨今すぐ Guyker GG-1004 で安ギター用10.5mm6点支持トレモロブリッジを覚醒させりゅ💪✨
Guyker GG-1004 カメレオンレインボー
Guyker GG-1004 / GK-1004 その他のカラーバリエーション

安ギターに使える10.5mmトレモロブリッジレビュー集
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