[ダンカン] Seymour Duncan SH-13 Dimebucker ってどんな音?[ダイムバッグ・ダレル]

👆 Seymour Duncan SH-13 Dimebucker
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Seymour Duncan SH-13 Dimebucker の音の特徴を教えて💖
今回は過去に計測した、Seymour Duncan SH-13 Dimebucker の周波数特性をご紹介です。SH-13はその名の通り、故ダイムバッグ・ダレルのシグネチャーモデルとなっています。
ビル・ローレンス製L-500風のブレードタイプを採用し、マグネットはセラミックです。出力はダンカンでも屈指の9.4の設定である事に加えて、高音域も8と突出しています。
反面中音域は5と控えめで、いわゆるドンシャリ系に分類される事が多い模様です。ただし当人曰く、サウンドに『薄さではなくソフトさ』を求めた結果との事でした。
その辺のコイルアレンジがダンカンらしく、かなり癖のある高音域の特性を誇ります。そこでクリーンからハイゲインまで、4通りのGAIN設定でSH-13の周波数特性を解析です。
本機とL-500で迷っている方は、ぜひ購入前の参考にご活用ください!
公表データの確認
ブランド:Seymour Duncan
モデル:Dimebucker
型番:SH-13
マグネット:セラミック
直流抵抗値:16.5kΩ
アウトプットタイプ:High
出 力:9.4 / 低音域:6 / 中音域:5 / 高音域:8
レゾナントピーク:5.10kHz
付属品について
ちなみに純正の付属品は木ネジとなっていて、先端が尖っています。ピックアップのベースが樹脂製につき、穴がネジ切りされていない点に注意です。
波形の周波数目安(左から順に)
赤線:100Hz,200Hz 橙線:400Hz,800Hz 桃線:2kHz,3kHz,6kHz
クリーントーン

GAINを限界まで下げ、標準的なストロークでは歪みにくいクリーンに設定しています。160~200Hz付近に音の重心がありますが、400Hz付近に大きな谷のある波形を形成です。しかし500~3kHz付近は安定して高く、ここまでは普通のドンシャリ系となっています。ところが4kHzと6kHzを境に、2段階ガクっと一気に落ち込む高音域が存在です。
クランチ

少しだけ歪ませると重心が軽くなり、全体的にトーンが高音域寄りに変化します。音の重心が300Hz付近にシフトし、400~1.4kHz付近までが控えめとなる傾向です。ドンシャリ感は強くなく、クリーンで激減した超高音域も滑らかな減衰に変化しました。
オーバードライブ

オーバードライブ程度に歪ませると、低音域のパワーが蘇り音の重心がしっかりします。加えて400~2kHz付近がクランチ以上に深く緩やかな谷となり、ドンシャリ感が増長です。2k~6kHz付近もハイパワーですが、6kHz以降でやはりガクっと減衰する傾向となります。高音域が伸びそうで伸びきらない雰囲気があるのは、この辺の特性が原因と推察です。
ハイゲイン

GAINを限界まで上げると波形がクリーンに近くなり、一層極端な谷状に変化します。低音域は200Hz付近に集中し、中音域は400Hzが底となる広くて深い谷間を構築です。高音域は1k~3kHz、3k~6kHzで段になる箇所があるものの、高いレベルを維持します。そして6kHzを境に強烈な落差が発生し、超高音域があまり伸びないのが印象的です。
Seymour Duncan SH-13 Dimebucker まとめ
おそらく本機はコンセプトとして、軽い歪みでの使用は想定されていないと思われます。クランチとオーバードライブは特性が安定せず、本機の特徴を前面に主張しにくいです。クリーンとハイゲインの特性こそ、本機の狙いを100%体現していると言えるでしょう。
ドンシャリ風でありながら、超高音域を大胆に絞った設計には凄まじい個性を感じます。ソリッドステートアンプでも、歪みが鋭くなり過ぎぬよう配慮したのかもしれませんね。トップエンドのクセを把握しつつ、アグレッシブなサウンドメイクに活用して下さい!

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