【極太音質】Seymour Duncan STHR-1b テレ最強ミッドは超ブリブリ!【ダンカンギターピックアップ解析】

2023年8月29日ハムバッカー,シングルサイズハムバッカー,ブレード型ポールピース,Seymour Duncan,STHR-1b,Hot Rails Tele,ギター用PU/テレキャスター,セラミック,ピックアップ,ノイズ対策

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👆 SEYMOUR DUNCAN STHR-1b Hot Rails Tele Bridge の音質を解析!

目次

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Seymour Duncan STHR-1b の音はダンカンテレキャス用最強ミッド!

先日はSeymour Duncan (セイモア・ダンカン) のテレキャスネック用シングルでは、最強出力のSTR-3を紹介しました。同じくTLタイプハムバッカーの中で、最も出力が高いのがHot Rails Teleです。テレキャスモデルとしては珍しく、バーポールピースを搭載しています。ツインブレード仕様として、見た目のインパクトがかなり強いのが特徴です。

SEYMOUR DUNCAN STHR-1b Hot Rails Tele Bridge 1

ゴツイ見た目の通りコイルターン数が多く、サスティーンも芳醇となっています。トーンチューニングも超極端で、ミッドレンジ全振りの仕様が凄まじいです。そのサウンドは骨太を通り越し、最早『骨そのもの』なパワーを誇ります。テレキャスでもパワフルな中音域を再生可能で、音はガチめにブリブリです。

SEYMOUR DUNCAN STHR-1b Hot Rails Tele Bridge 2

ほとんどテレキャスの音ではなく、LPのようなぶっとい轟音を奏でてくれます。バーポーポールピースの恩恵も大きく、デッドポイントが極めて少ない設計です。チョーキングをしても音がブレる事無く、途切れ無いサスティーンを再現します。

4コンダクターワイヤーでコイルタップ対応!

Hot Rails Teleの型番はブリッジ用がSTHR-1bで、ネック用がSTHR-1nです。いずれのモデルも4コンダクターワイヤー採用で、コイルタップに対応します。

👆 Seymour Duncan STHR-1b

タップサウンドは太さが若干控えめになる分、高音域が少し明るく変化です。ハムモードよりも出力が落ち着くため、通常のシングルコイル感覚で使用出来ます。

👆 Seymour Duncan STHR-1n

今回はブリッジ用のSTHR-1bを例に、歪み度合いによる周波数特性のデータを掲載です。『太過ぎるくらい太い音』が出るモデルにつき、ぜひ購入の参考に役立ててください!

マウント用『STHR-1n』の音質を知りたい場合はコチラ

Seymour Duncan STHR-1b 音質解析 (周波数特性)

それでは実際に本モデルをリアにマウントし、周波数特性を計測していきます。GAINの深さによるトーンの変化を見るため、データは3段階の歪みで計測しました。クリーン、オーバードライブ、ディストーションと、歪みの深さ別にチェックです。

公表データの確認

周波数特性を見る前に、メーカー公式のトーンチャートを確認します。STHR-1bはかなり極端な特性で、ダンカンでも希少なミッドレンジ9の設定です。ミッド9の機種はアクティブのAHB-2bの他、Black Winterのみとなっています。出力もテレタイプでは際立って高く、中音域に関しては文句無しにダンカン最強です。

マグネット:セラミック

直流抵抗値:16.0kΩ

アウトプットタイプ:ハイアウトプット

出 力:7 / 低音域:5 / 中音域:9 / 高音域:4

クリーントーンの STHR-1b はこんな音!

まずは歪まないように設定した、クリーントーンでの波形を見ていきましょう。通常テレキャスターは高音域の周波数特性が強く、中音域はかなり控えめとなります。波形が谷型になることが多いため、その形状を見ただけでテレキャスと判断可能です。ところがSTHR-1bは800~2kHz前後にかけ、テレキャスらしからぬ波形を計測します。

SEYMOUR DUNCAN STHR-1b クリーンの音質 (周波数特性)

高音域もなかなか強いものの、それ以上に中音域につられて低音域が爆発的に増幅です。低~中音域に関しては、音がブリブリになるほど図太い音色を奏でてくれます。ピッキングニュアンスもピーキーで、強めに弾くだけでも僅かに歪むほどです。テレキャス特有のジャキっとした音色とは、ほぼ対極にあるトーンが響きます。

波形の周波数目安(左から順に)

赤線:100Hz,200Hz 
橙線:400Hz,800Hz 
黄線:2kHz,3kHz,6kHz

オーバードライブの STHR-1b はこんな音!

歪みを強くすると若干中音域が控えめになり、飽和感の強いトーンに変貌です。高音域も少し明るめになるため、抜けの良いリードサウンドを体感出来ます。しかし低音域の硬さが全面に出るので、軽めの歪みは作成不可能です。どのようなセッティングでも、ネックポジションのような音色となります。

SEYMOUR DUNCAN STHR-1b オーバードライブの音質 (周波数特性)

パワーコードなどは粒が太くなり過ぎるため、やや相性が悪いかもしれません。歪み質が硬くともサスティーンは伸びやかで、ロングトーンは絶品です。バーポールピースと相まって、チョーキングを織り交ぜたプレイに向きます。

ディストーションの STHR-1b はこんな音!

GAINを限界近くまで上げると、クランチの音が風船のように膨張です。実にホットなトーンで、2kHz前後の高音域寄りミッドがふくよかになります。飽和感も更に強くなり、サスティーンもこれでもかというほどにロングです。音は全面的にブリンブリンしており、立体的に聞こえる存在感を備えています。

SEYMOUR DUNCAN STHR-1b ディストーションの音質 (周波数特性)

クリーンやODに比較すると、アタック時の高音域がクリスピーです。10kHz付近がブーストされ、幾分テレキャスらしい鋭さを取り戻しています。コンプレッション感もありますが、やはりネックポジションのような音色です。和音は主張が強すぎるため、オーバードライブ同様にパワーコード等は向きません。

Seymour Duncan STHR-1b 音質解析 まとめ

テレキャスのブリッジ側の音と思えぬ、強烈なミッドレンジが暴力的に暴れます。どのポジションでも音の芯があり過ぎる程で、サスティーンも強力無比です。直進性の強いミッドレンジは、歪ませるほどに飽和感が膨らんでいきます。とにかくテレキャスの音を太くしたいならば、交換候補筆頭のピックアップです!

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STHR-1b ( テレキャスター ブリッジ用 )

STHR-1n ( テレキャスター ネック用 )

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